長野県上田市在住の現地スタッフの町屋です。
南信州の魅力を発信しています。
今月（５月）なかなか行く機会が無かった南信州の下伊那（飯田・
昼神）に足を延ばしました。長野県は南北に約300㎞あります。
長野では県内移動に山を越えるとか峠を越えるとかも言います。
長野県は山国です。
下伊那（飯田・昼神）エリアとは
小京都飯田を中心にした信州最南の地域になります。特に飯田
ではリニアの長野県駅が出来るのも話題になります。
上田より一路南に向かいました。国道153号線を車で走りながら
途中で休憩をとりながらの行程でした。最近は道の駅もおおく
なりました。「田切の里」の道の駅です。初めて寄る場所です。
ここの道の駅「田切の里」ですが施設は大きくはありませんが、
景観に配慮され低層造りのシンプルな建物。飲食店も併設され
地元生産の野菜やこの地域ならではのお土産も置かれミニスー
パーのような地域密着型道の駅でしょうか。
道の駅の駐車場からは眼前に残雪残る山々が見渡せます。
左より「仙涯嶺 2734ｍ」「南駒ヶ岳2841ｍ」「田切岳 2730ｍ」
です。いずれも2800ｍ前後の山々が眼前に見られるのは長野県の
魅力でしょうか。
以前より訪問したいと思っていた「満豪開拓平和記念館」に寄
りました。
満豪開拓平和祈念館とは
下伊那郡阿智村にある博物館です。旧満州に入植した満豪開拓団
の苦難の歴史を伝え、平和の尊さを次世代に語り継ぐために設立
されました。この施設は満州移民史を伝える日本では唯一の民間
施設です。特に長野県は全国でも多くの人を開拓団として送り出
しています。私の妻の義父も開拓団の一員として旧満州にわたり
戦後命さながらに日本に帰国、その後は長野県で土地を開墾して
生活を立て直したと聞きました。
建物の中は撮影禁止でしたので限られた時間の中で展示資料
などを見学、多くの写真には新天地で希望にあふれた写真も
ありましたが体験者の手記などは現実の生活の大変さを物語
るものがあり胸にせまるようです。
この施設には平成28年11月に天皇皇后陛下も視察されました。
昼神温泉郷とは
阿智村にある昼神温泉は全国に知られる名湯です。2023年
の年明けに開湯50周年の節目を刻みました。比較的新しい
温泉地です。「美肌の湯」として名高い昼神温泉が湧出し
たのは1973年。この湯の恵みは「湯屋権現様」のおかげと
伝えられています。清流阿智川沿いに広がる昼神温泉郷に
は20程の旅館やホテルが軒を連ねて旅行客をおもてなしを
しています。地元の昼神温泉郷はコロナの収束への期待と
ともに以前のように観光客が戻ることに期待を寄せています。
以前から一度は昼神温泉にと思っていましたが機会がありま
した。また５月の天候にも恵まれました。木々の新芽が芽吹き
緑が新鮮に映ります。
温泉郷の中央に清流が流れています。山々から流れ出た水は透明
でとても綺麗です。
このホテルに宿泊しました。平日でしたがバスツアー客や一般客
も入っていました。５月のゴールデンウイークは予約で満席状態
でホテルの従業員の方も目の回る忙しかったと言われてました。
ホテル内はゆっくりとくつろげるスペースが用意されていました。
やはり非日常は新鮮で楽しですね。
最上階に設けられた展望大浴場。「天辺の湯」思わず納得しました。
昼神温泉の朝市場は有名ですね。多くの宿泊客の皆さんが朝食の前に
歩いて市場に来ます。だいぶ前から市が開かれていますと市場の方が
話されていました。
皆さん足を止めて見入っています。
スーパーや普段見かけない珍しい物などはついつい手を出してし
まいます。現地スタッフお薦めの昼神温泉です。機会があればご
利用されてみたらいかがでしょうか。
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