自然食材で多くの人の健康維持のお手伝いができたら…
適応障害を乗り越えたオーナーが提供する「一皿」にこめた食の大切さ。
日本マウント(株)現地スタッフblogをご覧下さり、ありがとうございます。茨城県の現地スタッフ、 田舎暮らし案内人の加藤ゆみです。
私たちの毎日をささえる「食」。どのような食材を、どのように食べているかによって、成人病などのリスクに影響を及んだり、または回避、改善につながるといったことは健康ブームもあり周知のことかと思います。また、食育というワードも定着してきていますよね。最近私が読んだ本には「食事でウツを改善、ウツにならない食事」という見出しがありました。
今回ご紹介させて頂きますのは、「食の大切さ」をあらためて体感できる自家栽培野菜ランチのお店「ふぁみいゆ」さん。私が大切にしたいと思うお店です。
国道51号に主役をゆずった旧道飯沼街道に面する「ふぁみいゆ」さん。あたり一帯は田畑のひろがる肥沃な台地ですが、冬も暖かな鉾田の海の沢尻海岸まで僅か1.2㎞、徒歩でも15分くらい(上り坂にになる帰りは20分程)ですから、ランチ後に海岸をお散歩するのもオススメです。(^^)
上の写真はオーナーの由美子さんと、エントランスに掲げられているメニューボードですが、メニューボードの文字、見えますでしょうか…。「ふぁみいゆ」さんに私が伺ったのは第2週でしたので「身体整えよう!!トルティーヤまきまきランチ」を頂きました。薄い生地で具材をくるんで食べるトルティーヤかと思いきや、トルティーヤ生地と他の具材を、由美子さんの畑で摘んだばかりのサニーレタスで包んで食べるという、敢えてトルティーヤ生地は「具」あるいは添えものといった斬新なスタイルでした!
身体と心までも整う「ふぁみいゆ」さんのランチプレート。
香りと出汁の旨味が効いた御味噌汁つきのランチプレートには「食で人は変われる」という由美子さんの信念が凝縮されている。由美子さん自らの手で育てた季節ごとの無農薬野菜や自家製発酵食品と、極力無添加な食材で構成されるレシピの数々は、素材本来の旨味が凝縮されて滋味深く、どこに箸をつけても「美味しい!」を連呼する有様となってしまい、この感覚は無垢で素朴な感動と言いかえられるかもしれません。カタカナを用いれば「ピュアな感動」ですかしらね。では、そんな滋味深いランチプレートの中身を紹介いたしましょう!
画角が悪くて見えずらくありますけれど、三つの小鉢の脇の空白地のようなところには、香ばしさと食感が病みつきになる 2センチ幅ほどにスライスされた自家製トルティーヤ。その下でさらに見切れてますが、ほっくりホクホクさつまいもごはん。さつまいもご飯の左の小鉢は大豆が持つ甘味がいきている大豆と自家野菜の炊き合わせ。その上の煎り卵にみえるのは、白菜とセロリのアチャール(野菜の酢漬け)と、スクランブルエッグを由美子さん特製ドレッシングで和えたもので、ドレッシングは自家製りんご酵母ジュースと自家製松ぼっくりヨーグルトがベースのオリジナルのレシピ。画像てっぺんの小鉢は、先人の知恵、郷土の味でしょうか、自家製芋がらと割り大根の炊き合わせ。私は、切り干し大根は食べたこともありますし、調理をしたこともありますが、割り大根を口にしたのは初めてで、その存在も初めてしりました。食感は上手に炊いたお茄子、味付けは出汁が効いた薄味で、上品な料亭の味。保存食の芋がらと割り大根という素朴で質素な食材を美味しく調理するという先人の知恵に頭が下がる思いと、素材づくりから調理に欠かせない出汁ひきや味付けなどに掛けるお手間や細やかな配慮に「食べる人を想う気持ち」を感じ、優しい心持になるのでした。由美子さんの「食べる人を想う気持ち」が凝縮された滋味深い自家栽培野菜ランチプレートの全容はまだ続きますよ(^^)。お次の画像ではプレートの右側に…。
こちらも一部見切れてしまっていますが、見切れているのはこの日の❝まきまき❞のメイン?大地の恵みを生で味わう自家栽培・無農薬、摘みたてサニーレタス!トルティーヤで、じゃなく、トルティーヤを、まいて食べてちょうだいと、由美子さんが推すだけあって、市販品のそれとは全く別物といった風味のサニーレタスです。大地の恵み最強サニーレタスの下にみえるのは、鰹の枯ぶしの芳醇な香りがアクセントの自家製味噌だれ。そして次、健康効果は勿論、味のまとめ役でもあるオイルは、自家製松葉オイル。松葉オイルってナニ?と思われる方が多いかと思いますが、「松の葉を食す」のも先人の知恵で、食後に松葉を二本ほど食む習慣があったそうです。最近では松葉の健康効果の抗酸化作用・抗炎症作用・貧血予防と改善・消化促進効果・抗炎症作用・心血管系健康促進・アレルギー緩和・抗ウイルス効果などが注目され、若い女性の間では「松葉茶」がひそかなブームとなっているようです。そんな松の葉の健康効果のニュースを何年前かに耳にしてからは、庭に出るたびに松葉をむしって食んだり、お茶やゼリーにして食べたりしている私です(笑)。話がそれましたが、ふぁみいゆオーナー由美子さんは、松葉の健康効果について関連書籍などから詳しく学んでらして、松葉のオイルやチンキ、松ぼっくりからヨーグルトをつくるなどし、様々な形で食のレシピに取り入れておいでです。松ぼっくりヨーグルトの画像は次の次に出てまいります♫さてお次はランチプレートについてくる汁物、御味噌汁!
ランチの最初に口にする、枯ぶし出汁と自家製味噌の御味噌汁。豊かな香りと旨味がたまらなく、もう私はこちらの御味噌汁の虜になってしまいました。鰹の枯れぶし・サバの枯ぶし・お昆布でひいた出汁に自家製の味噌で仕上げるこの御味噌汁は、コクのある旨味と豊な香りが特徴的で「枯れぶし」だから出せる滋味で、一般的な鰹ぶし・サバぶしでは出すのがむずかしいお味です。繰り返しになりますが、枯ぶしの出汁は香り旨味が高くクリアな琥珀色になるのが特徴。ふつう御味噌汁にサバぶしを使うとクドイ風味なりますが、サバの枯れぶしはサバのクドサがなく、鰹の枯ぶしとサバの枯ぶし合わせることで旨味にコクが生まれているようです。つべこべ理屈を述べましたが、この御味噌汁だけで一日分の栄養が取れるんじゃないかしら!それくらい美味しいというのが素直な感想です(^^)気になる鰹とサバの枯ぶしは使いやすい出汁パック入りで、ふぁみいゆさんの店頭で販売されています。出汁をとったあとの出しがらは未だまだ香りが高く、旨味成分も残っていますから、乾煎りしてふりかけにしても良いですし、ふぁみいゆ特製味噌だれにも出しがらが使用されていて、味の決め手、アクセントになっています。
はいお次の写真は、ようやくデザート、松ぼっくりヨーグルト〜♬。
嗚呼、ヨーグルトにピントがあってなくボヤケていて御免なさい!それでも色味やトロミは伝わりますよね?カスピ海ヨーグルトに似たトロミ、酸味はほとんど感じられず、甘みのない糀甘酒みたな…癖の無い発酵食品という表現しか見つかりませんが、叶うなら(手に入るなら)毎日食べたい一品です。添えられているイチゴは、ふぁみいゆさんの御近所、夢ファームさんの品。そしてカップの飲み物は、自家製ジンジャーシロップでいただくジンジャーティー。と、これが自家栽培野菜ランチ「身体整えよう!!トルティーヤまきまきランチ」の全容でしたが、さてさて如何でしょう。食材品目の多さ・彩の豊かさ・香り・コク・旨味成分の滋味で、肉好き油好きさんでも肉が無いことに気が付かないくらい十分満足ではないでしょうか(^^)。発酵食材と天然素材の旨味成分の作用なのか、じわっと身体の芯からエネルギーが沸いてくるような体感を感じながらの帰路でありました。
この1月で5周年。食べた人の身体と心を元気にする自家栽培野菜ランチの店「ふぁみいゆ」開業までの軌跡。
「こんなに自分のことを話したのは初めてです。」と、まだ二度しかお会いした事のない私に、過去の様々な出来事を聞かせて下さった由美子さん。「ふぁみいゆ」の建物は、御実家と御自宅が建つ大きな敷地内に「ふぁみいゆ」開業の為に新築され、同じ建物内に由美子さんのお嬢様が営むエステサロンもあり、母娘でシェアをしておられ、なんとも幸せに恵まれた御方だなというのが、初めてお会いした時に抱いた印象のひとつでした。
エステサロンを営むお嬢様のほかに御子息もおられる由美子さん。由美子さんがまだ三十代前半で、お二人のお子様も幼かった頃の或る日、御主人が交通事故で他界。女手ひとつで子供を育てるべく、有名外食企業に就職。持ち前のバイタリティーとホスピタリティーをもって外食の現場で活躍、いつしか店舗運営の責任を担う役職を与えられ、敏腕をふるう日々を幾数年と過ごし、やがて二人のお子様も立派に成長。女手ひとつで子供を育て上げるという大事を成した安堵感に包まれたのは由美子さんが50歳を過ぎた頃だった。
三十代前半に御主人が他界。女手ひとつ立派にお子さんを育て上げ安堵感を得た、けれども…。
50歳を過ぎ、二人のお子様を立派に育て上げた安堵感に包まれ、ふっと気が抜けたころ、由美子さんよりも年長で同性の頑張り屋の社員の方が、長年蓄積された過労と加齢で重い病気になられ、同じく責任ある立場で長年活躍し続けてきた由美子さんは「間もなく次は私なのではないか…」と、強い不安感に襲われるようになり、身体に不調が現れ受診。適応障害との診断をされ、17年間務めた職場を退社。療養とリハビリの生活を3年間おくり、ほぼ回復。「ふぁみいゆ」開業のながれとなる。適応障害の治療としては、抗うつ剤などの薬剤が用いられるものの、長期間の服用は肝臓など内臓に負担をかけるため、病気が病気を呼ぶようなリスクもあると云われていますが、由美子さんの主治医は、処方する薬の量や強さを徐々に抑えていってくれ、それも幸いしたと思っていると明るく話す由美子さん。また、3年間のリハビリとしてのイチゴ農園でのお仕事も好い効果だったようです。くわえて、回復傾向にあったころ、御友人からのアドバイスで、手編みで小さなカエル(編みぐるみ)を作るようになり、自らの手で何かを生み出す「手仕事」の楽しさ、手仕事で生み出した品を人に喜んで貰らえる嬉しさが、身体と心が元気なる手料理で様々な人の健康のお役に立ちたい、鉾田の大地の恵みを一皿に凝縮した手料理を提供する店「ふぁみいゆ」を開業する動機に繋がったのだそうです。
身体と心が元気なる手料理を提供するお店の開業のきっかけとなった手編みのカエル(編みぐるみ)も、開業後は忙しさなどから暫く作ってなかったそうですが、お客様からオーダーが入ったことと、5周年ということもあり、お正月休みの間に編み編みしたそうです。触らせて頂くと、ふにふにと何とも言えないほっこりとする手触り。私はショッキングピンクの子を、仏壇のなかにいる夫の土産に連れ帰りました。無類のカエル好きだったので(^^)。
3年間の療養とリハビリで「ほぼ回復」と前述しましたが、日常生活と仕事を支障なく送れるところまで回復したものの、若干、もやっとした感覚が最近まで残っていたそうで、5周年を機に「ふぁみいゆ」開業の動機のきっかけでもあったカエルを久しぶりに編み編みしたり、いつか実現したいと構想をあたためていた自家栽培落花生クッキーを、信頼を寄せる工房の協力を得て、この5周年のタイミングで形にできた喜び、これまでの様々な「ご縁」への感謝に満ちる幸福感が、ほぼ回復から快復へと導いたのか、最近まで残っていた もやっとした感覚が、スッキリと抜けたそうです。
もともと明るく、ホスピタリティー性の高い由美子さんが適応障害という病を患い、その病と向き合い、年月を掛け乗り越えて思い至った、様々な人の身体と心が元気なる手料理を提供したいという想い。その想いが形となった、鉾田の大地の恵みを一皿に凝縮した自家栽培野菜ランチの店「ふぁみいゆ」には、由美子さんの人柄と、自家栽培野菜ランチの滋味を求めて訪れる多くのファンで連日賑わっています。
明るい鉾田の海と、「ふぁみいゆ」の一皿を堪能しに、ぜひ、お出かけになられて見て下さい。
※「ふぁみいゆ」では貸し切りで各種ワークショップを開催していることも多ので、事前に空席の確認をされることをお勧めいたします。
「ふぁみいゆ」店舗情報 住所 〒311-1404 茨城県鉾田市沢尻261 電話 090-4936-5088 ふぁみいゆ Instagram ふぁみいゆ Facebook
大地の恵みを一皿に。身体がよろこぶ自家栽培野菜ランチのお店「ふぁみいゆ」最後までご覧下さり有難うございました。
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