こんにちは、群馬県担当の唐澤です。
今回は群馬県みどり市大間々町にある小平の里鍾乳洞公園にサルスベリの花を観に行ってきました♪
赤やピンクの花が、とても綺麗でした♪
小平の里物産館です
小平の里鍾乳洞公園の概要
古文書と古老の言い伝えにより発見された鍾乳洞へのアプローチとなる公園です。
鍾乳洞公園内には四季折々の花が咲き誇ります。
小平の里鍾乳洞公園内のサルスベリです
春には桜やカッコウ草、初夏にはシャクナゲやアジサイ、秋には紅葉と、一年を通して自然の美しさを楽しむことができます。
四季折々の花々とサルスベリの魅力
特に夏に見頃を迎えるサルスベリは、その赤やピンクの鮮やかな花が訪れる人々を魅了します。
サルスベリの花は、夏の陽射しを受けて一層輝き、まさに生命力あふれる花です。
小平の里鍾乳洞公園内のサルスベリの花です
サルスベリの由来と特徴
サルスベリの原産地は中国で、唐代長安の宮廷で多く植えられていたことから「紫薇（しび）」と呼ばれていました。
小平の里鍾乳洞公園内のサルスベリの花です
しかし、その花が次々と約百日にもわたって咲き続けることから「百日紅」とも呼ばれるようになりました。
日本では、幹がつるつるしていて猿でも滑ることから「猿滑（さるすべり）」と呼ばれています。
花の構造と自然の摂理
小平の里鍾乳洞公園内のサルスベリの花です
サルスベリの花をよく観察すると、その独特な形状に気づきます。
円錐花序となり、がくは筒状で6裂し、花弁は6枚に縮れています。
小平の里鍾乳洞公園内のサルスベリの花です
花の咲き方も個性的で、各枝がその存在を主張するかのように咲いています。
この構造は、まさに自然の芸術品とも言えるでしょう。
花と昆虫の共生関係
サルスベリの花は長短２種類の雄しべがあります。
サルスベリの花の中央には、黄色い葯を先端につけた多数の短いおしべがあり、その周りにはそれより長い6本のおしべと1本のめしべがあります。
長いおしべとめしべは先端が湾曲し、中央の短いおしべと向かい合っています。
なぜそうなっているかというと、受粉が効果的に行われるためのようです。
小平の里鍾乳洞公園内のサルスベリの花です
サルスベリの花は虫媒花で、ハチやアブの仲間が花粉を運びます。
鮮やかな花びらと中央の短い雄しべの葯は上を向いていて、昆虫を呼び込みます。
昆虫は夢中でこの花粉を集めている間に、長い雄しべの下向きに着いている葯に背中をこすり、その花粉を背中につけます。
同時に、やはり下向きについている長い雌しべの柱頭に背中の花粉がこすりつくことになります。
下向きになったおしべの花粉が昆虫の背中につき、それがめしべに触れて受粉するという、自然の摂理に基づいた巧妙な仕組みになっています。
サルスベリの花は、その鮮やかな色合いや独特な構造、そして花と昆虫の共生関係など、多くの魅力があります。
ぜひ、「小平の里」でこの美しい花を堪能してみてください。
また、次回も群馬県の素晴らしい場所をご紹介しますので、お楽しみに！
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