2月がようやく終わろうとしております。
2月は日照不足で調子が悪くなる八ヶ岳スタッフFlowです。
諏訪地方はそれなりに寒さがあり(氷点下10度以下)、家の設備によって生活が左右される気候だと思います。
そんな諏訪地方での冬の暮らしに合う家について考えると同時に楽しく暮らすにはどうしたらいいのか、私なりに考えてみたいと思います。
諏訪地域は、美しい自然に囲まれた魅力的な場所ですが、冬は厳しい寒さが特徴です。
そのため、諏訪で家を建てる際には、寒さ対策をしっかりと行うことが重要になります。
諏訪の冬を暖かく、快適に過ごすための家づくりのポイントをご紹介します。
目次
諏訪地方の家づくりが重要な理由
八ヶ岳スタッフFlowは只今、日照不足が原因で調子が悪いのですが、2月となった諏訪地方は割と元気な日差しがあります。
外へ出れば十分な日照があるのですが、2月はからっ風が吹きすさぶ体感温度氷点下の場所ですので、なかなか外へお日様を浴びに行こうという気になれません。
自宅の縁側やテラス、南向きの窓が開いたリビングルームがあれば、その場所にいればいいのですが、そういった状況にありません。
それでもカーテンを開けて日照を取り込めばいいのでしょうが、私の家は一枚ガラスの昔ながらのアルミサッシなのでカーテンを開けようものならば、そこから冷えてしまいます。
そこで燃料費高騰のあおりをうけ、日照を犠牲にしておりますが、まぁ自律神経がやられていきます。
2月は風邪をひいたわけでもないのに、どことなく体調が優れない時期となります。
日照不足はビタミン不足、ビタミンや鮭を補充しておりますが、やはりあの目から入る光の力は偉大です。家づくりは健康づくり、諏訪の寒さに対抗しうる家を考えてみました。
諏訪地方の年間通じた気候とは
諏訪地域の気候は、内陸性気候の特徴が顕著です。
- 冬の寒さ
1月の平均気温は氷点下を下回り、厳しい寒さが続きます。諏訪湖が全面結氷するほど冷え込むことも珍しくありません。
- 夏の暑さ
近年は特に、夏の気温が上昇傾向にあります。
日中は30℃を超える真夏日、夜間も気温が下がらない熱帯夜となる日も増えています。
- 昼夜の寒暖差
昼夜の寒暖差が大きく、特に春や秋は、日中は暖かくても朝晩は冷え込むことがあります。
- 日照時間
年間を通して日照時間が長く、晴天の日が多いのが特徴です。
これらの気候条件を踏まえ、寒さ対策、暑さ対策、そして日照を有効活用する家づくりが重要となります。
春や秋は日中はいいのですが、朝晩の冷え込みが激しいのであまり春秋の実感がないまま夏や冬になるような気がいたしますね。
年間通してあまり雨がないような気がしますが、近年ゲリラ豪雨のように降ることもあります。
冬は乾燥していて、とても寒いですね。
1. 諏訪の冬を知る
諏訪の冬は、12月から3月にかけて長く、最低気温は氷点下10度を下回ることも珍しくありません。
特に1月から2月は真冬日があったり、寒暖差が激しい傾向があります。
寒暖差を利用した寒天つくり(寒暖差を利用して生の棒寒天をフリーズドライにする)や御神渡り(寒暖差がある日に湖面が全面結氷し、氷の膨張縮小が起きて筋状の割れ目ができる神事)など、諏訪地方ならではのものがあるくらいです。
また、日中でも気温が上がらず、一日中寒さが続く日も多くあります。
日中でも氷点下となる真冬日があり、雪が溶けずにそのまま凍り付いてしまうこともあります。
さらに、諏訪湖から吹き付ける風が体感温度を下げ、より寒く感じさせることもあります。
気温は氷点下ではないのに、風が刺すように冷たいために体感温度が凄まじく低く、凍えるような寒さです。
このような日は乾燥もしており、手荒れ、唇荒れ、肌荒れ防止に激しく努めておりますね。
このような諏訪の冬の気候を理解し、寒さ対策をしっかりと行うことが、快適な家づくりには不可欠です。
2. 高断熱・高気密住宅を選ぶ
寒さ対策の基本は、高断熱・高気密住宅を選ぶことですね。
高断熱・高気密住宅とは、断熱材や気密シートなどを使用し、断熱性能と気密性能を高めた住宅のことです。
- 断熱性能
断熱性能が高い住宅は、外の寒さを室内に入り込ませず、室内の暖かさを外に逃がしません。
- 気密性能
気密性能が高い住宅は、隙間風を防ぎ、暖房効率を高めます。
高断熱・高気密住宅を選ぶことで、暖房費を抑えながら、冬でも暖かく快適に過ごすことができます。
最新の住宅建築技術を駆使した新しい建物ならば、こういった設備が標準かもしれません。
もし今から建築するならば高断熱かつ高気密住宅がいいでしょう。
高断熱・高気密で冬の寒さ対策
- 冬の寒さ対策として、高断熱・高気密な家づくりは必須です。断熱材は、高性能グラスウールやセルロースファイバーなど、断熱性能の高いものを選びましょう。
- 窓は、断熱性能の高い複層ガラスやトリプルガラスを採用し、断熱サッシと組み合わせることで、熱の出入りを抑えることができます。
- 気密性を高めることで、隙間風を防ぎ、暖房効率を高めることができます。
断熱材は建築後に入れ替えるというのが難しいところなので、断熱性能の高いものを選ぶといいと思います。
窓は熱が逃げる一番の場所なので、一番費用をかけるべき場所な気がいたします。結露もなく快適に過ごすことができますね。
家に隙間風があるだけで体感温度がものすごく下がる気がします。気密性も重要ですね。
3. 暖房設備の選び方
諏訪の冬を暖かく過ごすためには、暖房設備の選び方も重要です。
- 床暖房
床暖房は、足元から暖めるため、体の芯から温まります。
- 薪ストーブ・ペレットストーブ
薪ストーブやペレットストーブは、炎の暖かさが心地よく、暖房器具としてはもちろん、インテリアとしても人気です。
- ヒートポンプ式床暖房
ヒートポンプ式暖房は、空気中の熱を利用するため、効率的に室内を暖めることができます。
これらの暖房設備を組み合わせることで、より快適な冬を過ごすことができます。
高断熱高気密の住宅で床暖房を入れると諏訪地方でも、ものすごく快適に過ごすことができます。新しく建てられるなら、冬が快適な床暖房をおすすめしたいですね。
部屋の中がすっきりとした、空気が汚れない暮らしが実現できます。
ただ、床暖房は初期費用もさることながら、気になるのがランニングコストですね。
そこで諏訪地方の日照時間の長さという長所から、太陽光発電システムを取り入れるのがいいと思います。
家の周囲に大きな木がない
大きな建物がない
山の陰にならない
草木などの落ち葉が屋根に落ちにくい
など立地条件次第ですが、試算してみると数字的にはっきりするかもしれませんね。
炎そのものの暖かさが欲しい、自然な暮らしがしたいという場合はペレットストーブや薪ストーブを設置すると生活が豊かに彩られるでしょう。
間伐材などの利用などがある場合は薪ストーブなどもいいですね。
家の真ん中に大きな薪ストーブを設置してリビングルームを作ると皆が集まる家づくりができます。
安全策を講じたり、薪の管理が必要ですが、実際に薪ストーブを設置している方はそれも楽しんでいらっしゃいますね。
なんといってもペレットストーブや薪ストーブは目にも温かく、満足度が高い暖房だと思います。
4. 日射の活用
見逃してはならない太陽の光は、冬の貴重な熱源です。
諏訪地方は日照時間が割と長いと思われるので新しく建築される場合は太陽光を取り入れましょう。
日射を最大限に活用するために、以下の工夫を取り入れましょう。
- 南向きの窓
南向きの窓を大きくすることで、日中の日射を室内に取り込みやすくなります。
- 庇や軒の設置
夏は日射を遮り、冬は日射を取り込むことができるように、庇や軒を設置しましょう。
- 吹抜け
吹抜けを設けることで、日射を家の奥まで届けることができます。
南向きの窓から家全体に光を取り込むことが出来れば、室内がさらに明るく暖かくなりますね。
軒はスダレやヨシズ、オーニングやシェードなどが設置できるようにしておくと、光の調節ができ夏も快適に過ごすことができます。
吹き抜けを作ると光だけでなく、温まった空気の循環も期待できます。
薪ストーブを設置される場合は吹き抜けがあるといいかもしれません。
5. 自然素材の活用
自然素材は、調湿効果や断熱効果があり、冬の寒さ対策にも役立ちます。
- 無垢材
無垢材は、断熱性や調湿効果が高く、冬でも暖かく快適に過ごせます。
- 漆喰や珪藻土
漆喰や珪藻土は、調湿効果があり、室内の湿度を調整してくれます。
これらの自然素材を積極的に活用することで、より快適な住まいを実現できます。
ログハウスなど、自然素材の家は調湿効果があり、厚さにもよりますがその素材自体が断熱効果がありますね。
冬は暖かく、夏は涼しいということで私もかなり「ログハウス素敵」と思います。
しかし固定資産税が高くなる傾向があるとか、小さい部屋が作りにくいなど、家族がたくさんいる場合はなかなか部屋数もとれないだろうしどうだろう、使用目的がはっきりしたらログハウスはいいかもしれない、と考えています。
漆喰や珪藻土も調湿が優れていていいな、と思うのですが工期が長く費用も高いということもあります。
でも珪藻土はカビやダニ対策にもなりますし、漆喰はさらに高アルカリ性なため抗菌作用もあるとか…アレルギー体質がある八ヶ岳スタッフFlowとしては、とても気になる自然素材です。
地域に根ざした工務店や建築家と家づくり
諏訪地域には、冬の寒さ対策に詳しい地元の工務店や建築家がたくさんいらっしゃいます。
諏訪地域の気候風土や、地域の特性を熟知した工務店や建築家と家づくりを進めることが大切だなと感じます。
地域の工務店や建築家は、地域の気候風土に合わせた家づくりのノウハウや、地域の木材に関する知識を持っていますし、地域のコミュニティにも精通しているため、地域での暮らしに関する情報も得られますね。
諏訪での暮らしを豊かにするプラスαの工夫
ここまで昔ながらの製法で作られた家に住んでいる八ヶ岳スタッフFlowが、とても難儀している様子をお伝えしましたが、次のような工夫をして楽しく過ごせています。
いっそ外へ出て楽しむ
寒さが猛威を振るっている家の外ですが、運動してしまえば暑く、心からアツくなります。
そりで遊ぶ
近年雪が平地では降らずにそり遊びはなかなか出来なくなりましたが、そり遊びは大人も夢中になる遊びです!
ジャンプ台を作ったり、急坂を下ったり登ったりと時間を忘れて遊べます。
スケートで遊ぶ
スケートはオリンピック金メダル選手である小平奈緒さんが練習され育った国際スケートセンター(NAO ice OVAL)というスケート場があります。
冬季の時期だけ営業していますが、貸しスケート靴もあり、防寒着を着こめば手ぶらで楽しむことができます。
しかし数時間も滑れば足が痛くなりますね、お日様を浴びるには十分です。
スケートもこの時期にしか出来ないスポーツとして貴重ですね。
スキーやスノーボードで遊ぶ
平地には雪がなくとも、山へ登ればスキー場だらけ、雪だらけで遊び放題です。
シーズン券を買ってもいいくらいの距離なのでスキーやスノーボードがお好きな方にはこれが一番、お日様を体感できると思います。
山頂付近に多くのスキー場があるため、日照もよく、ひらけた場所から見る景色もよく、気分は一気に一新します。
温泉へ行く
諏訪地域は温泉が豊富です。
あちこちの温泉へ行く名目で出かければ自然とお日様を浴びることにもなります。
内湯で温まってしまえば露天風呂へもなんのその、日光浴兼お風呂でゆったりで最高です。
一番寒い時期に家の寒いお風呂に入るよりも、心身の健康にはずっといいかもしれません。
また諏訪の一部の地域では自宅に温泉を引き込むことも出来るため、諏訪地方に移住される方は地域の特色などをお調べになると思わぬ利点があるかもしれません。
石油ストーブ調理
昔ながらの建築な八ヶ岳スタッフFlowの家ですが、先ほどお話したとおり、カーテンをあければ部屋が温まらない問題があります。
しかし、それもさらに強力な暖房をしてしまえば解決です。
かといってそんなにコストをかけることもないので、一番コストパフォーマンスがいいと思われるのが石油ストーブです。
石油ストーブは電気を使わないので灯油以外のコストは必要ありません。
デメリットは一酸化炭素中毒防止に換気が必要なことですが、そもそもそこまで気密性が無い住宅ならば、換気は大した問題ではありません。
石油ストーブを使っている間はガンガンと温まりますので、カーテンを開け、さらに窓も少し開けたりして爽やかな冷気を取り入れます。
石油ストーブは湿気と熱がでるので暑くなりますが、暑いと乾燥した空気も爽やかに感じます。
石油ストーブは上の部分でお湯を沸かしたり調理も可能です。
八ヶ岳スタッフFlowはこのエネルギーを無駄にしたくないので、煮込み料理を作って一石二鳥にしております。
一番のおすすめ料理は豚角煮ですね、あとはスジ肉の煮込みなどでしょう。ホロホロまで煮込むことができます。
やることと言ったら材料と調味料を入れてストーブに乗せるだけです。
豆炭コタツ、豆炭アンカを楽しむ
諏訪地方では今でも使っている人も少なくないと思います。昔ながらの家には昔ながらの暖房が適しているはずで、そのひとつが豆炭です。
豆炭は炭の粉を固めたもので、一度火が熾ると半日は暖かい、というか熱いです。
一酸化炭素を排出するためペットがいるお家はやや注意が必要ですし、小さなお子様がいらっしゃるお宅も気がかりな暖房かもしれません。
ですが、さすがに火玉そのものを抱えているような熱さなので体感温度は最高に暖かいですね。
近年、豆炭の高騰につき灯油のほうがコストパフォーマンスが良くなり八ヶ岳スタッフFlowは使用を休止しております。
火鉢、囲炉裏を使ってみる
豆炭の仲間としてもっと上質な炭を使った火鉢や囲炉裏をご紹介しますね。
こちらは主に食事を美味しく楽しみたい、雰囲気が欲しいなどの要望にお応えできる気がします。
信州特産のおやきは囲炉裏の灰の中で作るものですし、火鉢はお湯を沸かしたり餅を焼いたり、するめをあぶったりなど手あぶり以外にも使えます。
どちらかというと趣味の部類に近いかなぁと思います。
新築は高断熱高気密、昔ながらの家では寒さはいっそ楽しむ
諏訪地域での新築での家づくりは、地域の気候風土を理解し、対策を講じることが重要です。
高断熱・高気密、遮熱・通風、地域の木材や自然素材の活用など、さまざまな工夫を取り入れることで、冬は暖かく、夏は涼しい、快適な住まいを実現できます。
しかし昔ながらの家にも良い所はあり、気密性が低いならば昔ながらの暖房がやはり合っています。
ものすごく快適な家にいたら、外へ遊びに行こう!とはならないかもしれませんし、ここまで対策や対処を考えることも無いかもしれません。
確かに最新の住宅は素晴らしく魅力的ですが、昔ながらの家では工夫を楽しむことや暮らしそのものをどうにかコントロールしよう、そういった知恵も自然と身につく(しなくていい苦労かもしれませんが)ような気もいたします。
何も不自由ない暮らしもいいけれど、多少苦労して実現する楽しさや充実感もなかなか捨てたものではない、昔ながらの家のいいところもたくさんあります。八ヶ岳スタッフFlowはそんな暮らしを結構、気に入っていますねぇ。
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