こんにちは。
東京から長野県東信州に移住して14年、現地スタッフのらん・ぶるす子です。
今回は以前に書いたコチラの記事の続編。
私が「移住」の「しくじり先生」ならぬ「しくじり先輩」として、移住者・二拠点居住者が知っておくべき「寒冷地のクルマの常識」をご紹介します。
目次
常識その1.中山間地に住むなら四駆+スタッドレス必須
私は移住してしばらくは東京在住時に購入した二駆のクルマに乗っていました。そのころ住んでいたのは、信州の人がいうところの「おまち」、つまり市街地で、標高も比較的低く、スーパーも歩いていけるようなところ。スタッドレスタイヤを装着していたので、たまに雪が降っても(私が住む東信はあまり雪が降らない)特に困ることはありませんでした。
ところが、次に引っ越したのは、標高の高い山あいの集落。そこで大きな問題が! 我が家の駐車スペースから道路に出るのにちょっとした傾斜があるんですが、その傾斜はわずか2メートルほど。雪の日に外出しようとしたら、いくらアクセルを踏んでもこの小さな坂が登れない! その日は外出をあきらめて家の中で過ごしました。
後にご近所さんからは「このへんに住むなら四駆じゃないとダメだよ」と言われました。しばらくはその二駆でなんとか過ごしましたが、買い替えの時期になって次は四駆を買ったことは言うまでもありません。
首都圏からの移住者や二拠点生活者は景色のいいところ、つまり標高が高いところに住む傾向があるように思います。こうしたエリアに住みたいと考えている方は、四駆の購入を検討されたほうがいいですね。
タイヤに関しては、信州では市街地に住んでいる人も中山間地に住んでいる人もみんな「冬用」(スタッドレス)を履くのが常識! ノーマルタイヤと比べて、雪や氷上でのグリップが段違い。凍結路面でのトラブルを回避できます。
常識その2.下部コーティング+雪上を走った後は下部洗浄を!
こうして次に買った四駆のクルマですが、6年後には買い替えることになりました。我が家は下取り価格が高いうちに買い替える派ではなく、なるべく長く乗り倒す派で、前のクルマは15年乗っていました。それがなぜそんな早く(我が家にしては)買い替えることになったのかというと……
あるときクルマの下部から異音がして、「あれ?何だろう?」と修理屋さんに見てもらったところ、「下回りがかなり腐食していて、かなり危険な状態です」とのこと。
寒冷地では雪が降ったときに融雪剤・凍結防止剤として道路に「塩化カルシウム」をまくので、これによりクルマの下部が錆びてしまうんです。移住して何年もたっていたころの出来事で、そうした情報はすでに知っており、雪の上を走った後はいつもクルマの下まわりを水で洗っていました。「下部洗浄」ってやつですね。
気をつけていたのにどういうこと? 聞いてみると、下部洗浄しても完璧ではないから、クルマを買ったときに特殊な塗料を施す「下部コーティング」をしておき、さらに下部洗浄をするといいという話でした。
いわれてみれば、購入時に中古車販売店の人から「下部コーティングをおススメしますが、どうしますか?」と言われてお断りした記憶がうっすらと…… ああ、あのときやっておけば、と後悔しました。
その後、だましだまし乗っていましたが、やはり命の直結することだけに買い替えることに。次に買ったクルマには、錆び防止の下部コーティングをしたのは言うまでもありません。
常識その3.サイドブレーキは引かない
「常識」というより、信州人でもけっこう知らない人がいるようなのですが、冬はサイドブレーキを引いてはいけません。
サイドブレーキは駐車中のクルマが動かないようにするための装置で、足で踏むものもあるので、「パーキングブレーキ」というのが正式名称のようです。
私は移住したばかり、かつ、夫と知り合ったばかりのころ、私の運転でドライブしたときに当たり前のようにサイドブレーキを引いたところ、
「サイドブレーキは引いちゃダメ!」
と怒られました。
冬はサイドブレーキのワイヤー部分が凍ってしまい、元に戻せなくなってしまうとのこと。無理に動かそうとすると、部品が破損してしまうそうです。
これはエンジンかけてエアコンをかけて車内を温めてもなかなか融けません。ネットで調べたところ、ワイヤー部分が凍ってしまったらお湯や解氷剤なるものをかけたりして融かすとのこと。ですが、停めた場所によっては運よくお湯を入手できるとも思えず、結局はロードサービスを呼ぶことになるんじゃないかと思います。
夫の場合は、一年を通じてサイドブレーキを引きません。引くクセをつけてしまうと冬も無意識にブレーキを引いてしまうからだそうです。この徹底ぶりはおそらく“やらかした過去”があるのだろうと思ったら、ビンゴ! でした。
もちろん、停めるときにはちゃんと平らなところを選び、できれば車輪止めなどを使って、クルマが動かないようにしてくださいね。
常識その4.早朝から出かけるときにはフロントガラスには凍結防止シートを
クルマまわりのことに気をつけねばならないのは冬だけじゃありません。私が“秋”の早朝にしくじった体験もご紹介しましょう。
とあるワイナリーでアルバイトをしていたときのこと。朝8時の始業に間に合うよう、いつものように7時ちょい過ぎにクルマに乗り込んだらフロントガラスが凍ってる!
冬の朝にフロントガラスが凍ることは知っていたので、冬の朝に出かけるときには凍結防止シートをかぶせておくのですが、まさか10月時点で凍るとは!
信州は朝晩と昼の気温差が激しいのですよね。お勤めしている人なら知っていることなのかもしれませんが、ずっとフリーランスの編集&ライターで朝からどこかに出かけることが少ない私は移住10年めくらいで、その事実に気づいたのでした。
デフロスター(クルマのフロントガラスの曇りを解消する機能)をガンガン炊いて、凍結を融かしましたが、けっこう時間がかかり、バイト先には遅刻をしてしまいました。
バイト先で「車の窓が凍っちゃって……」と言い訳すると、「うちは凍ってなかったよ。やっぱり標高高いところは違うね」と言われました。そう、信州は1日の気温差があるだけでなく、標高による差もあるんですよね。
朝早くから出かけるとき、特に標高が高いところにお住まいの場合にはフロントガラス用の凍結防止シートは必須ですね。
おまけ:シートヒーターがあると快適!
寒冷地に暮らすなら、私がクルマに必須と思う機能、それは「シートヒーター」です。
これはシートそのものが温かくなる機能で、我が家では「ぬくぬくシート」と呼んでいます。シートの座面と背もたれに電気毛布とか電気カーペットが内蔵されているようなもの、といえばわかりやすいでしょうか。
寒冷地ではクルマのエアコンをつけてもすぐには温まらないもの。でも、ぬくぬくシートはすぐに温まって、その温かい部分が直接カラダに触れるので、冬の寒い日でも快適なんです。
私は、先に書きました6年で買い替えることになったクルマでその快適さを知りました。もう冬は「ぬくぬくシート」ナシには生きられません!
と思っていたのですが、クルマの買い替えのときにしくじりました。夫が。
あれほど「ぬくぬくシート」の快適さを実感していたのに、買い替えたクルマにはぬくぬくシートがない!
クルマ選び担当の夫いわく「最近のクルマには標準装備されているものと思って、確認しなかった」とのこと。なぬー!?
これからクルマを購入される方は是非、シートヒーター付きを! できれば、ハンドルヒーターもあったほうがいいです。直接肌に当たるところが「ぬくぬく」だとカラダ全体が温かく感じるもの。
是非、クルマ選びの際はこの点を気にしてみてください。
冬の車対策で、信州ライフを楽しみましょう!
いかがでしたか? ほかにもウォッシャー液やラジエーター液、冷却水も寒冷地用の不凍タイプのものにする必要があります。それとワイパーも冬仕様に取り替えます。このあたりはガソリンスタンドの方にいろいろと相談してみるといいかも。クルマに関する家計費は移住前より多くとっておく必要がありますよ!
信州の冬は寒いけれど、そのぶん、澄んだ空気、美しい雪景色、温泉、星空…… 魅力が本当にいっぱいです。クルマという“暮らしの足”をしっかり整えておけば、その魅力にぐっと近づけます。これから移住・二拠点居住をされる皆さん、ぜひ準備を念入りにして信州の冬を満喫してくださいね。
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