こんにちは。
主に群馬県内の情報をお伝えする、千代田あおいです。
このところ、急に冷え込んできましたね。
私の住んでいる地域にはまだまだ街路樹の紅葉が残っているというのに、早朝や晩の寒さは冬そのもの。
夕ごはんに、おでんやお鍋を食べたくなる日も増えてきますね。
あまり印象にないかもしれませんが、私の暮らす群馬県には美味しい日本酒を造る酒蔵が多いんですよ。
もしお酒がお好きでしたら、どこかで見かけたときにでもぜひ一度飲んでみてください。
さて、今回はそんな群馬県の魅力についてお伝えしたいと思っています。
とかく「なにもない」などと言われてしまいがちな我が県ですが、実は近年では「移住先として選びたい」「移住してよかった」という声も大きくなっています。
2023年に認定NPO法人ふるさと回帰支援センターによって行われた調査『移住希望地ランキング』では、なんと堂々の第2位に輝きました!
実際、移住してきた人の数も右肩上がり。
2019年ごろからその傾向は特に顕著になっており、2023年には過去最多の1479人を達成しています。
なぜ今、群馬県への移住が増えているのでしょうか。
地元民の視点を織り込みつつ、その原因となる魅力に迫ってみたいと思います。
もちろんいいところばかりではなく、移住に当たって困りやすい部分も合わせてお伝えしていきますよ。
主に関東地方での移住を検討している方・移住にあこがれのある方・群馬県にうっすらとでも興味のある方など、ぜひお読みください!
目次
群馬県とはこんなところ
群馬県は、日本列島のちょうど真ん中あたりに位置する内陸の県です。
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県と同じ関東に存在しますが首都圏ではありません。
栃木県・茨城県と並ぶ、いわゆる北関東エリアに属します。
県庁所在地は前橋市。
隣接する高崎市には9路線が乗り入れるターミナル駅があるなど、一部ながら都会的な繁栄をしている自治体もあります。
内陸部なので残念ながら海はありませんが、利根をはじめとする川や湖・山など自然が豊富にあるのも特徴です。
農業など一次産業も盛んで、野菜・果物・畜産と美味しいものがふんだんにありますよ。
田舎ならではの環境がありつつも、不便な土地は少ない……そんな“ちょうどよさ”を持っているのが群馬県なんです。
移住先としての群馬県の魅力やメリットはどんなところ?
- 生活維持費が安い(特に移住前と年間所得が変わらない場合メリット大)
- 都内へのアクセスが良好
- 観光資源が多く飽きない
- 地震や台風が少ない
- 子育て支援が厚い
群馬県に移住するに当たっての魅力・メリットは大きく分類してこのようなものが考えられます。
前述した内容と少し重複する部分もあるのですが、上から順にご紹介します。
生活維持費が安い(特に移住前と年間所得が変わらない場合メリット大)
2019年の総務省・小売物価統計調査によると、群馬県の物価は全国2位の安さであると報告されています。
理由は住居にかかる費用や教育にかかる費用が低く抑えられること。
また、一次産業が盛んであることから農作物・畜産物がリーズナブルに購入できることなどが挙げられます。
都内での水準から比較すると、おそらく肌で感じることができるほど安く感じられるのではないでしょうか。
しかし、一方で物価が安い=給料も低いのでは?という疑問も湧いてきますね。
その点をもう少し掘り下げてみましょう。
2018年の内閣府・県民経済計算によると、群馬県の県民の年間所得(1名あたり)は¥3238,000円ほど。
全国で8位の所得水準であると分かりました。
ちなみに1位はもちろん東京都で、¥5415,000ほど。
一見すると「年収の開きが大きすぎる」ように見えますが、実際のところ生活に悪影響となるかは別問題。
群馬県では前述のとおり物価が安いので生活の質を守りやすいんです。
仮に移住後に再就職するとして額面の所得が下がっても、コストの割合が低ければ維持することに問題は少ないでしょう。
生活の質を下げることなく田舎暮らしを始められるのは、移住を進める上での大きなメリットと言えます。
特に住居にかかる費用はボリュームの大きいところですが、都内より半額以上も安く、物件の広さにも恵まれています。
移住前の仕事を継続してリモートワークで続ける場合など、年間所得が変わらない場合はよりメリットも大きくなるでしょう。
都内へのアクセスが良好
高崎駅(高崎市)から新幹線を利用すると、東京駅までは47分程度で到着できます。
しかも“乗り換えなし”!
東武線を利用するなら、太田市や桐生市の駅からおおよそ90分ほどの時間で浅草まで出られますよ。
こちらも乗り換えは不要です。
都内まで短時間・電車1本で出られるので、移住後も東京への往復が必要な方には大きなメリットの一つと言えるでしょう。
高崎駅から新幹線に乗る場合、宮城県仙台市や愛知県名古屋市、新潟県新潟市など地方の主要都市への往復もラクにこなせます。
観光資源が多く飽きない
冒頭でも少し触れましたが、群馬県には川や湖・山など自然がたくさんあります。
登山、釣りなどアクティブな趣味はもちろん、季節折々に咲く花や紅葉狩りなど色々と楽しめる環境ですよ。
自然のある場所の近くには「赤城神社」・「榛名神社」など日本でも指折りのパワースポットも数多く存在するので、ぜひ合わせて足を運んでみてください。
観光牧場や観光農園に遊びに行くのもいいですね。
かわいい動物と触れ合ったりソフトクリームなどの乳製品を楽しんだりできる観光牧場は、ご夫婦でも単身の方でもファミリーでも、幅広く楽しめますよ。
また、観光農園では作物の収穫体験や果実のもぎ取り体験ができる場所が多く存在します。
とりわけ果物狩りはやはり人気。
春にはイチゴ、夏にはブルーベリーやサクランボにブドウ・プラム、秋にはリンゴとたくさんの“季節の味”を満喫できますよ。
それから、外せないのはやはり“温泉”。
群馬県が温泉地だという印象は薄いという方も、もしかしたら多いかもしれませんね……。
しかし、「草津」・「伊香保」・「水上(みなかみ)」・「四万(しま)」・「万座(まんざ)」などの名称なら、きっと一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
特に草津は、名物スポットの湯畑をはじめ見所が多数。
食べ歩きできるお店や周辺観光できる場所も多く、若い世代から中高年世代まで多くの人を集める超人気の観光地です。
温泉の好きな方なら、休日にあちこち巡ってみるのも楽しめますよ。
それぞれお湯や雰囲気に特色があるので、名物のうどんやソースカツ丼、焼きまんじゅうを味わいながら散策してみてください。
歴史に興味のある方でしたら、富岡市の「富岡製糸場」や桐生市の「のこぎり屋根」の見学はいかがでしょう。
群馬県はかつて紡績と織物で栄えたのですが、これを主に支えたのが上記の2市。
残念ながら産業としての紡績・織物は衰退してしまいましたが、上記のような関連施設に関しては現在でも見学可能です。
明治時代に世界初の様式機械製糸工場としてスタートを切った富岡製糸場では、イギリスの建築様式で造られた美しい建物や紡績の工程を知ることができます。
2014年6月25日付けにはなんと「世界遺産」として登録!
周辺には工女さんが愛したと言うグルメのお店も残っています。
また、桐生市ののこぎり屋根の建物はかつての工場跡ですが、現在では地元のベーカリーカフェやパティスリーに転用されている例もあるんですよ。
美味しいものを食べながら歴史を学ぶ日帰り旅……なんていうのも素敵かもしれませんね。
ほかにも動物園や遊園地、博物館・美術館、ダムなど群馬県には楽しい観光スポットが多いんです。
地元民としては「もっとアレコレおすすめしたい」という気持ちが尽きませんが、今回はこのあたりにしておきます!
地震や台風が少ない
群馬県は山に囲まれた土地ながら、実は大きな地震は少ないんです。
気象庁の統計によると、震度4以上の揺れを計測した地震は過去100年のうちわずかに50回ほど。
近隣12県と比較しても最も少ない数字であったと裏付けられています。
この理由は、地震を引き起こす原因となる太平洋プレートからの距離。
内陸部である群馬県には海がなく、またその距離も遠いため、必然的に太平洋プレートが沈む日本海溝からの影響を受けにくくなるというわけです。
この地盤の強さによって、地震保険の等地区分は一級として指定(建物が地震による被害を被るリスクが最も少ないということ)。
これから群馬県に家を持とうと考える方には、よい情報のひとつと言えるのではないでしょうか。
群馬県内には大きな工場が数多く存在しているのですが、こうした事情も要因のひとつになっているかもしれませんね。
また、台風が少ないということも特徴的。
大きな台風が迫っているときにも群馬県に上陸する心配はほとんどありません。
ただし風や雨の影響をまったく受けないというわけではないので、対策自体は必要です。
同様に、少ないとは言え“必ず”はありませんから、地震に対する備えもしておく方が安心でしょう。
子育て支援が厚い
「群馬県は、子育て支援策が厚い」。
これはファミリーで移住を考えている方にぜひ知っていただきたいポイントです。
代表的なものは、お子さんの医療費助成。
これは他の都道府県も行っている支援策ではありますが、なんと群馬県では中学3年生、つまり義務教育課程中の子どもまで対象範囲が広げられているんです。
しかも所得制限がかけられていないので、窓口での負担に心配がありません。
さらに保育所の数が多く設けられていることもあり、待機児童の数は例年1ケタ。
共働きを目指すファミリーにとっても、生活しやすい環境です。
また、各市町村において独自の子育て支援策を用意しているところもあります。
女性の企業支援などその種類も様々ですから、ぜひお住まいになりたいエリアのホームページなどでご確認ください。
参考までに、県庁所在地である前橋市の情報はこちらです。
都会から群馬県に移住するとき困りそうなこと
ここまで色々と群馬県の“いいところ”をご紹介してきましたが、移住に当たってのデメリットと考えられるポイントももちろんあります。
代表的なものは“車がないとどこにも行けない”というところ。
ある程度交通インフラが発達した高崎市の一部など県の中心地であれば、車がなくても最低限日常生活には困らないかもしれません。
とは言っても、“そこだけ”で暮らせるかというとそうではないですよね。
他のエリア・他の県、少し遠出をしたいタイミングというのは暮らしのなかにほぼ必ず訪れるものだと思います。
大きな都市部の中心地以外ではさらに不便。
各自治体にはバスも電車もありますが、本数は少なく路線も限られています。
ですから、同じ市内に買い物に出るだけでも基本的には車が欠かせないということになります。
ガソリン代、税金など維持費がかかってしまうことは避けられませんが、可能であれば車を持つことがおすすめです。
また、上記のほか意外な盲点になりやすいのが“風”。
群馬県のほぼ真ん中にそびえる『赤城山』からの吹き下ろし、いわゆる『からっ風』は風物詩的な存在です。
例年、晩冬から初春にかけて強烈な暴風が吹きますが、これがなかなかキツイ。
とても冷たく体を冷やす上、地域によっては田畑の土を巻きあげて視界不良になる光景が度々見られます。
もちろん慣れれば毎年のこととして捉えられるのですが、初めて経験される方はおそらく驚くと思います。
冬がやってきたら気象情報に注意して、運転や洗濯物には十分気をつけてくださいね。
魅力も困りやすいことも知ることで移住が現実的に
これは群馬県に限ったことではありませんが、どの自治体にも必ず魅力があり、一方にはデメリットもあります。
両方を知り検討を重ねることで、移住の形はきっと現実的なものとして見えてくるのではないでしょうか。
移住を考える前に現地にも足を運んでみることをおすすめします。
群馬県には美味しいものも観光名所も豊富にあり、ファミリーにも単身の方にも暮らしやすい環境です。
東京から近い関東県内への移住をお考えなら、ぜひ検討してみてくださいね!
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今日もありがとうございました。
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