【移住】田舎で車はどうしても欠かせない?なくても暮らせる対処法とは

日本マウントのコラム
考える人たち

地方で車を持つべきか持たざるべきかは悩ましい問題……

こんにちは。
群馬県の情報をお伝えする日本マウントスタッフ、千代田あおいです。
都会から田舎への移住を考えるとき、皆さんが“不安に感じること”はなんですか?
きっと、お金や住居など色々なことが頭をよぎるのではないかと思います。

実際に移住を検討する段階の方であれば、もうそうした不安を解消するための情報収集に動いておられるかもしれませんね。
しかし、意外な盲点になりやすいのが現地で車をどうするのかという問題。
今回は田舎暮らしにおける車の必要性について考えてみましょう。
合わせて、車を持たない場合の対処法についてもお伝えしますので、地方への移住を検討されている方はぜひお読みください!

田舎暮らしに車はどうしても必要なのか

軽自動車と青空

車はあればあるに越したことはないけれど……

いきなり結論のような話ですが、生まれてからずっと田舎に暮らす私の体感からすると「車はあればある方がいい」と思います。
なんだかハッキリしない言い方になってしまいましたが、これは住む地域、もっと言えば移動する範囲によって交通インフラの状況が異なるからなんです。

車がないともちろん不便、とは言え生活できないほど困るかというとそうでもない場所もある……というと伝わるでしょうか。
例えば私の暮らす群馬県でも、高崎市や前橋市のように栄えた場所では選択肢が比較的充実しています。
特に高崎市には9路線が乗り入れる大きな駅があるので、都会との往来が必要な人にも嬉しい環境です。
駅の周辺からはタクシーもバスも利用できますよ。

群馬県高崎駅のロータリー

都会的な市町村なら車がなくても困らない場合も

ですが、あくまでもこうした便利さは“県の中心地”での話。
同じ県内、場合によっては市内であっても割とエリアによる格差のようなものが存在します。
その上、中心地であっても都会ほどの利便性はありません。
基本的に、田舎の交通インフラは不便なものであると思って差し支えないかと思います。

田舎のバス停

田舎のバスは本数が少ないことも

都会のように電車が分刻みでやってくる大きな駅はあまりなく、バスも1〜3時間に1本しかないということもママあります。
特に田舎では出発地から目的地までの距離が徒歩圏内ではないということも多いので、日常の買い物や雑事、ファミリーであれば子どもの送り迎えなど、戸惑うタイミングはおそらく多いのではないでしょうか。
さらに、同じ県内であっても人口が少ない市町村ほど交通機関が不十分だったりもするので、車がないと住む場所によっては本当に困ってしまうこともあるんです……。

地方の市街地

田舎で車を持たない生活をするなら、家の周りに生活に必要な施設がそろっていることが大切

ただ比較的交通インフラが充実したエリアに住むのであれば、日常生活だけならそう不都合はないかもしれません。
自宅周辺にどれだけ生活必需の施設がまとまっているかがカギになります。
移住を決める前には、できるだけ住みたいと考える地域の周辺環境と交通事情をよく調べておくといいですね。

しかし、ちょうどいい場所が見つかったとしても他のエリアに移動する機会があればやはり「車が欲しいな」というシーンは出てくるもの。
田舎暮らしを始める前にぜひ、車を持つことも検討してみてください。
もしそれでも車を持たない選択をしたいという場合は、下記の方法を考えてみましょう。

田舎で車を持たずに暮らす方法

木製の車

田舎でも車を持たないで暮らす方法を考えてみる

田舎で車を持たずに生活するなら、下記のような方法があります。

  • エリアをしっかり選んでバスや電車を活用する
  • 自転車(バイク)を用意する
  • カーシェアリングやレンタカーを利用する
  • あればデマンドタクシーを利用する

上から順を追って説明していきます。

エリアをしっかり選んでバスや電車を活用する

バスの車内

公共の乗り物が発達している地域ならバスや電車が車の代替案に

先述の内容と重複しますが、田舎ではバスや電車の本数はあまり多くありません。
とは言え、車がない場合、これが最も代表的な選択肢に入ると思います。
できる限り交通インフラが整った地方都市を探し、その中心地に住まいを構えるようにするとある程度の利便性を維持できるのではないでしょうか。

ただ、お出かけのときには、バス・電車の発着時刻は必ず把握しておいてください。
脅かすつもりではないのですが、田舎では本当に1本バスを逃すと次はもう2時間後……ということも十分にあり得ます。
ご利用の路線上にスーパーやドラッグストア、クリニック、銀行などがきちんとあるか、駅やバス停留所から徒歩で行けるかという点も考慮してくださいね。

自転車(バイク)を用意する

自転車と青空

お気に入りの自転車を颯爽と漕いで日常の“足”に

家から目的地までの距離が3〜4キロメートルの範囲にまとまっているのであれば、自転車を利用するのもおすすめです。
電動機つきの自転車やバイクであれば、より行動範囲を広げられるかもしれません。
電車、バスなどの交通インフラと併用できるならもっと便利ですね。

しかし、雨や暴風のときどうするか年齢を重ねても続けられるかという点についてはよく考慮することが必要になるでしょう。
また、地方都市では交通の往来が盛んなところも多いので、運転には十分な注意が必要です。

カーシェアリングやレンタカーを利用する

車に乗り込む人

購入ではなく“共有”・“借りる”という選択肢も

車が欲しいシーンがあったとしても環境的に時々でよさそうだということであれば、必要なときにだけ車を使えるサービスも検討してみてはいかがでしょう。
しかしながら、会員同士で車を共有するカーシェアリングでは、その性質上“欲しいタイミングに車がすべて貸出中”というリスクがあります。

急なお出かけに対応できないと困るなという方にとっては、やや扱いづらい側面があることを念頭に置いておくといいですね。
また、田舎においてはマイカー所有率が高い地域も多いので、そもそもカーシェアリング自体が存在しないこともあります。
まずはお住まいになる地域の状況を調べてみてください。

ではレンタカーはどうかというと、これについては必要な日程の前に予約をする必要があります。
当日であっても車が空いていれば借りられることもあるのですが、実際の状況が分からない以上、結構リスキーなのでおすすめはしません。
カーシェアリング同様、急な用件に対応するのは難しいかもしれないと考えておきましょう。

いずれの方法においても、店舗やステーションまで足を運ぶ必要があります。
一手間がかかってしまう煩わしさはどうしても否めませんが、条件に合えば地方でも便利に使える頼もしい味方になってくれるのではないでしょうか。

あればデマンドタクシーを利用する

デマンドタクシー停留所の看板

近年、地方自治体に広がりを見せる“乗合いタクシー”

デマンドタクシーとは、“乗合い”で移動する公共の乗り物を指します。
事前に予約が必要ですが指定の場所まで運んでくれるので(主に市町村内)、バスよりも融通がきくのが特徴です。
近年では全国の自治体に広がりを見せており、車のない人が移動する際の助けとなっています。

1回にかかる費用も割安に抑えられていることが多いので、経済的にもありがたいですね。
もし住みたい地域にデマンドタクシーの運行があれば検討してみてください。
ただしあくまで乗合ですから、一般的なタクシーほど自由なものではありません。
“いつでも希望の時間に利用できるわけではない”、“他の人の都合で出発時間・到着時間が前後する”ことを念頭に置いておきましょう。

田舎で車を持たないことのメリットとデメリット

メリットとデメリット

どんな選択肢にもメリット・デメリットがある。総合的に生活環境にあった決定を

ここまで色々とお話してきましたが、田舎暮らしで車を持たないことにも相応のメリットがあります。
それはなんと言っても“維持費がかからないこと”
車の稼働率にもよるのですが日々のガソリン代や整備費だけでも固定の出費がある上、自動車税や車検など、車の維持には相当の費用がかかります。
それがないとなれば家計にとっては大きいですよね。
地方であっても駐車場が少ない地域もあるので、そうした場所に困らないというメリットもあります。

しかしながら“行きたいときにすぐ行きたい場所に向かえない”“行動範囲が限定される”というデメリットもやはり否定はできません。
お住まいになる地域の交通事情に大きく左右される部分でもあるので、移住する前には慎重に下調べをしておきましょう。

住みはじめてから「こんなはずではなかった」とならないためにも、“理想”と“実現可能な手段”の見極めが大切です。
ご自身に合った交通手段を見つけて、どうぞ快適な田舎暮らしを!

 

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