みなさんこんにちは！
茨城県担当の現地スタッフ、サイガです。
コロナ禍がほぼ収束し、通常の生活が戻ってきましたね。
私の住む鉾田市でも、8月最終週の金、土、日曜日、鉾神社御例大祭（鉾田の夏祭り）がおこなわれました。4年ぶりの待ちに待った開催に町中が色めき立ちました！！
400年以上の古い歴史を誇る鉾田の夏祭りです。旧市街の中心にある「鉾神社」には大己貴命（オオナムチノミコト）、武甕槌命（タケミカヅチノミコト）、そして日本武尊命（ヤマトタケルノミコト）の三神が祀られています。
26,27日の本祭りには、各町内の山車７台と神輿１基が巡行し、町中がお囃子の音色に包まれました。
市の中心部の旧鉾田には「古宿」「本町」「旭町」「横町」「新町」「橋向」「七軒町」「桜本」と8つの地区があり、それぞれに立派な山車を所有しています。お囃子も、山車の上で踊るおかめやひょっとこ踊りも地区ごとに特徴があり伝統を守っています。
出店もたくさん出て活気が戻りました。
ところで、我が家は「古宿」に属しているのですが、実はこの山車、約50年前に主人の父親が作ったものです。今は大きく素晴らしい山車を新調した地区が多いので地味に見えてしまいますが、当時はとても立派なものだったそうです。
東京で生まれ育った私にとっては、お祭りと言えば「ソイヤッ！ソイヤッ！」と威勢の良い御神輿の掛け声に血が騒いだものでしたが、鉾田では神輿は1基のみ。だからこそ、なおさらとても神聖なものに思えるようになりました。
錫杖を響かせて女の子たちが神輿を先導します。
鉾神社を出た神輿が町内を練り歩きますが、山車はその神輿が通るところを浄める役割があるのでしょう。
最近は担ぎ手を集めるのに当番町は苦労をしているようです。
また、子供の数が減少している中、山車を引いたりお囃子を担当する子供の数も減っています。
保存会の方たちが伝統を継承するために力を尽くしてくれていますが、なかなか難しい問題です。
夕方になってあたりが暗くなるころには中心通りの交差点に3～4台の山車が集まり、お囃子や踊りを競い合う「音合わせ」があります。
山車を引く人と見物客とで後にも先にも進めない「すし詰め状態」になり、祭りもピークを迎えます。
午後9時に、神輿が鉾神社に入ると花火の合図があり、暑い夏の熱い祭りも終了となります。
鉾田市の人口は、現在46000人弱ですが、祭りの時は倍以上になります。こんな田舎の小さい街に一体どこから集まったのかと思うほどです。
鉾田市では移住支援金の制度があり、指定の条件を満たしていれば、一世帯に100万円、もし18歳未満の子供を帯同していれば、一人につき100万円が支給されるそうです。詳しくは、鉾田市まちづくり推進課にお問い合わせください。
鉾田に移住して、夏祭りをご一緒に体験してみませんか？
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