茨城担当のサイガです。
今回は別荘ではなく新築物件のご紹介です！
茨城県の県南地域で最も東に位置する稲敷市は、霞ケ浦(西浦）と利根川に囲まれた穀倉地帯で農業が盛んなところです。その稲敷市のS様邸の住宅新築工事が着々と進んでいます。
8月の酷暑の中、基礎工事を行いました。あまりにも日射しが強くコンクリートがあっという間に乾き始めるので、職人さんたちは表面が割れないように水を撒いていました。
9月の初旬、いよいよ棟上げです。
片屋根の平屋造りのお宅ですが、実際に建ててみると2階建ての家とあまり変わらない高さになりました。
今は大型のクレーン車であっという間に材木を積み上げていきますが、昔はどんなに大きな建物でもすべて人力で行っていたと思うと先人の知恵と技術の素晴らしさを改めて実感します。
早朝から始まった作業ですが、夕方暗くなる前に何とか終了し、無事に棟上げが完了しました。建物の一番高いところに幣束を立てて、米、塩、お酒を上げ、棟梁が工事の無事と当家の繁栄を祈ります。ここは棟梁一世一代の晴れ舞台です‼
20年ほど前までなら、その後に五色の幟旗を立て威勢の良い餅まきが始まりました。幟が見えると近所の人たちが一斉に集まって、我先に屋根の上からまかれるお餅やお菓子、手ぬぐいなどをはじめ様々な景品を拾ったものです。
景気の良かった家では軽トラや自転車をまいたというのが地域の語り草になっていました。もちろんそんな大きなものを上からまくのではありません。小さなゴムボールに景品の名前が書かれているのです。ですからボールが投げられたら老若男女入り乱れて転がる先まで追いかけて大騒ぎになった光景を思い出します。
最後にまかれるのが一升もあろうかという四方餅（4つ）とさらに大きい親餅です。これを拾うことができたらもっとも縁起が良いとされ大喜びでした。
書きながら、昔を思い出してなつかしさに浸ってしまいます。
昔はよかったな～。いい時代だったな～。
全国各地で建前、上棟式のやり方もいろいろだと思います。みなさんの地域のことも聞いてみたいです。
…そしてこちらが現在の工事の進捗状況です。
だいぶ出来上がってきました。順調に進んでいるようです。
年内の完成を目指して工事を進めています。
また工事の様子をお伝えしていきたいと思います。
ちなみにですが・・・
知り合いの方が東京近郊で約70平米３LDKのマンションを5500万円で購入されたそうです。もし茨城県内で同じ金額をかけたら、土地付きの大豪邸が建つな～と思ってしまいました。
東京からも近く、自然豊かで食べ物が豊富で美味しい茨城、チェックしてみてください。
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