夏の暑さにとても弱く、去年は缶詰を食べて生き延びていた八ヶ岳スタッフFlowです。
八ヶ岳周辺といっても市街地のほうは5月あたりからどんどん暑くなってまいりました。
6月に入ると30度を超え、暑さに弱い私はかなりバテバテになっております。
しかしながら、八ヶ岳周辺といえばかつてはクーラーが不要な地域であり私の自宅にはクーラー設備はありません。
そんな中、暑さに毎日苦しんでおりますが、いやいやなんのその、ちょっと山に登れば涼しいことは分かっております。
そんなわけで、自宅から約500メートルほど高度をあげた標高1250メートルに位置する長野県蓼科湖まで行ってきました。
目次
蓼科湖は高すぎず、市街地から近いちょっとしたリゾート地
蓼科湖は長野県にある八ヶ岳連峰の麓、標高約1250メートルの蓼科高原にあります。
読み方は「たてしなこ」です。
三菱電機が作っているクーラーの名前に「霧ヶ峰」がありますが、霧ヶ峰と蓼科湖は八ヶ岳周辺にありまして、縦断ルートでもあります。
クーラーのイメージ通り、年間通して涼しい、からっとした爽やかな空気が流れています。
からっとした爽やかさの理由
どうして八ヶ岳周辺はからっとした爽やかさを感じるか?というとその湿度の低さにあると思います。
八ヶ岳周辺は湿度が年間通して低く乾燥しております。
わたくし八ヶ岳スタッフFlowは雨の前日など頭痛を感じる体質なので湿度の変化にすごく影響されます。
なので海沿いで気温が高いとものすごい頭痛が…!
長野とは違う環境にあると、長野の過ごしやすさを実感したりします。
湿度が高いと熱風のような暑さに感じ、地面に湯気が見えるような。
長野で夕立が来ると雨が上がったあとは気温が下がり、すっきり空気が澄んで過ごしやすいんだと感じます。
私個人の意見ですが、気圧変化で体調変化を起こす体質の人はなかなか長野の気候はいいかもしれませんね。
蓼科湖は行きやすい
蓼科湖は茅野市街から20分くらいでしょうか。
バスなども利用できますが、車で行くのがおすすめです。
蓼科湖の最寄り駅である茅野駅は標高790メートル、蓼科湖は1250メートルです。
けっこう高低差を登るように感じますが、耳鳴りが起こるような急激な変化ではないのか、楽にたどり着けます。
もっと八ヶ岳方向へ登ると車山がありますが、こちらは標高1925メートルありまして、茅野駅からだと高低差1000メートルとなります。
車で行くなら所要時間は30分ほどなのであまり変わりませんが、標高差が体にしんどいな、という場合もあります。
わたくし八ヶ岳スタッフFlowは、暑さで体調不良という場合はなるべく近くで涼みたい!と思うので蓼科湖はとても有難い場所です。
車を降りた人の第一声「涼しい―――!」な蓼科湖
さて、6月の蓼科湖はけっこうな賑わいでした。
まず、たくさんのライダーが休憩しています。私も二輪車に乗るので蓼科湖の駐車場は広くてバイクの休憩にはピッタリです。
八ヶ岳縦断ルートもライダーには楽しいコースだと思いますね。
蓼科湖にはとっても綺麗な新しい近代的なトイレもあり、食事する場所もあり、座る場所もあるので一回乗ったら乗ったまま、スロットルを握ったままの姿勢のライダーには是非ここで休憩を取ってほしい!まで思います。
ライダーはすでに風で感じていると思いますが、車から降りた人の第一声が「涼しい!!!」なのが嬉しかったです。
県外ナンバーの人はもちろん、地元の人(おそらく私と同じく、市街地の暑さから逃れてきた人)もその涼しさを実感されていました。
6月半ば、諏訪地方市街地は30度を超える日が続き本当にしんどかったです。
私も「本当にちょっと登ると涼しいね!」と声をかけたくなるほどでした。
ゆっくりできる湖畔
蓼科湖の湖畔は自然を生かした整備がされております。
コンクリートで固めてある、というよりも草木の自然な水際です。
ところどころにガーデンセットが設置されており、お店で買った食べ物を食べながらゆっくりくつろがれている方がたくさん見られました。
雰囲気はゆったり、のんびり、人も多すぎず少なすぎずほどよい距離、なにをしようかな?という感じで時間が流れます。
湖の隣には彫刻公園もあり、広がる空間がなんだか癒されます。
蓼科湖といえば?蓼科アイスです。
ここでひとつアイスクリームを食べるのがまた、格別なんですよ。
すみません、この日は真に体調不良で食べておらず画像はありません。
他にもいろいろお店が出ていて結構な人で賑わっていました。
美味しそうでしたが、やはり暑さの体調不良でやめときました。
品物を売っているお店も出ていてそちらは見てきました。本当に色んなお店があります。
時期によっても変わると思うので行ったタイミング次第で楽しめると思います。
蓼科湖の周回コース
蓼科湖には湖を一周できる周回コースが整備されています。
コースにはウッドチップが敷かれており、歩きやすいしジョギングもしやすいです。
一周約1キロなので、ゆっくり歩いても15分くらいでしょうか。
消費カロリーは50キロカロリーくらいでダイエットにはならないかもしれませんが、周回コースなので何周も回ればよろしいですね。
わたくし八ヶ岳スタッフFlowはこの手軽さが良くて、ちょっと歩きたいけど遠くまでは行きたくない、時間が惜しい、けれど季節感を味わいたい、という願望にピッタリです。
季節によって移り変わる蓼科湖を歩く
蓼科湖は夏には涼しい緑地のような良さがありますが、秋も素晴らしい紅葉が見られます。
春は春で新しい芽吹き、春の訪れが、冬は銀世界と、まぁいつでも良さがあります。
湖なのでひらけた場所にあるため日差しを遮るものがないポイントもあるため、夏は帽子や日焼け止めは必須です。人込みでもないので日傘もいいと思います。
逆に冬は貴重な日差しとなります。わたくし八ヶ岳スタッフFlowは真冬の日照不足を解消しに訪れたりしますね。
蓼科湖レジャーランドもある
蓼科湖にはレジャーランドもあります。
ボートやカヌーなども楽しめるので、家族で遊ぶのもおすすめです。
湖畔は小さい子だと落ちたりが心配ですが、トランポリンがあるようなのでこちらで自由に遊んでもらうといいのかな、と思いました。
もう少し大きい子ならゴーカートもいいかもしれません。
私としてはサップという立って乗れるカヌーみたいなのに乗りたいな、と思いました。
あんなサーフィンのような板にどうやって乗るのか?!初心者講習付きらしいので、時間のある時に挑戦してみようかな、と思っています。
実は大事なため池である蓼科湖
蓼科湖はリゾートやレジャーな感じですが、実はため池です。人工池ですね。
これは農業用水として昔に整備された歴史があります。
八ヶ岳西麓の茅野市、原村、富士見町周辺の農業開発が行われていた時、十分な水量の川がなく水が足りていなかったようです。
天明の飢饉によってこの地域はなかなか厳しい状況にあったらしく、坂本養川(さかもとようせん)という明主が治水を行いました。
諏訪地方では水の争いが絶えなかったことから急務だったようです。そこで滝之湯堰(たきのゆせぎ)が開かれました。これによって水不足は解消しましたが、山の水が冷たいために作量が思わしくなかったようです。
そこで滝之湯堰の水を一度集めて日光で温めてから下流に行きわたらせることになり、蓼科湖が誕生しました。
そういった理由で蓼科湖は日の当たる位置にあります。
坂本市之丞という偉人ありき
坂本養川さんは坂本市之丞として検索すれば出てきます。地元では坂本養川として愛されて尊敬される存在ですね。
その頭の良さや行動力、統率力はすさまじく15年で15の堰を開き、単純に水をひくだけでなく稲作に向かない強酸性の水質を他の川の水と混ぜ合わせることで水質改良まで行っております。
この人がいなければ、今の諏訪地方はこの豊かさは無かったかもしれません。
文献を調べると水利権争いに巻き込まれて暗殺計画を企てられたり、と大変な運命にあった人のようです。
今ある水をただの水と思わず、ありがたいと感じることができる歴史です。
実は楽しいだけじゃない歴史ある蓼科湖で涼もう!
昔の人が生活をかけ、命を懸けひいて来た水、ため池である蓼科湖ですが、現代ではすっかいのんびりした雰囲気のある良い場所に見えます。
わたくし八ヶ岳スタッフFlowはその歴史を知った後では、知らなかった頃に戻れない感覚があります。
どれだけの苦悩と苦痛があったのか、どれだけの争いがあったのか、水に対する切実さを感じます。今ある平和や幸せは自分だけのものでなく、知らないうちに受け継がれてきたものだと実感します。
そういった意味だと、私がここを訪れる、八ヶ岳周辺の湖を訪れる理由は自分のアイデンティティのためかもしれません。
涼みにくる、日照不足を解消しよう、なんてのんびりしたことを口実にしながらも「今の自分は恥ずかしいことはしていないか」「応えられているか」そんなセンチメンタルな感情に浸りにいっているのかもしれませんね。
まぁ、そんな気持ちは蓼科湖をのんびり歩いているうちにどんどんと活力になります。
涼しい空気、暖かい光、美しい湖畔、それを満喫しているうちに、すっかり自分自身が充電できていると感じます。
もし蓼科湖を訪れることがあったら、こんな話を思い出してくださると嬉しいですね!
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