皆さま、こんにちは!暑かった8月のハイシーズン、
皆さまは如何お過ごしだったでしょうか?今夏の
八ヶ岳エリアは、8月に入ってからコンスタントに
観光で訪れる方々、別荘利用で長期滞在の方々で
平日も途切れることなく賑わいを見せました。
コロナ禍によって働き方が大きく変わった今、
以前の様に社会全体が一斉に休暇を取得する事が
目に見えて減少しているのではないでしょうか。
又2010年以降超高齢化社会の進む日本では、
時間的な束縛のない世代の割合が増え、自由な
休暇取得が出来る事も関係しているかもしれません。
八ヶ岳の様な季節観光地はゴールデンウィークから
晩秋まで、イベントだけでなく、旬の食材、自然景観の
織りなす季節の移ろいを楽しむことが出来ます。
目次
夏の終わりに移住者の思うこと
都市部から移住して来た人々の半数は、観光公害
を目の当たりにして、且つての自分たちを投影して
楽しそうに旅行を楽しむ人たちを複雑な気持ちで眺め
八ヶ岳の静けさを取り戻す冬を心待ちにしています。
ここ八ヶ岳の移住者に好きな季節は?と聞くと半数は
冬と答えが来ます。理由を尋ねると、やはり、白銀の景色
と薪ストーブの炎、そして温泉。一方で冬の生活で溜息を
付く人たちは、冬の寒さ、悪天候での通勤や子供の送迎、
除雪の大変さを思い浮かべます。
リタイヤ世代やノマドワーカーで子供が保育園、
若しくは未就学児のご夫婦の様にマイペースで
日々を過ごせる人々は、ゆったりと冬を楽しめる
のかもしれません。
移住当初の冬の過ごし方
私も移住当初は子供が一人で保育園に通う頃は、
八ヶ岳の自然の美しさ子供を保育園に送迎して
ドライブしながら静かな冬を楽しみました。
雪原を駆ける鹿の群れ、氷瀑の瀧、森の樹々に着く雨氷、
そして暖炉の日を眺めながらシチューが出来上がるまで
ゆったりとした時間。全てが宝物の様な時間と記憶です。
しかしながら人生設計は常に変化していくもの、
生活環境のすばらしさを堪能し、第二子、第三子と
子を授かり、必然的に子供達中心の生活に主軸がずれてくると、
色々な生活の不便や地方自治の弊害、観光地故の公害と
色々考えるようになりました。
つくづく、ライフプランとは定まらないもので、
変化に富むもの、そしてそれを楽しむことが出来るのは、
心に余裕があるからではないかとしみじみ思うのです。
具体的どう不便なのか?現役移住者としての私の経験と多くの
移住者との懇談内容を踏まえ一つのケースお伝えしていきますので
よろしくお願いします。
移住生活12年目、Aさん一家の1日
仮の人物像に置き換えて移住田舎暮らしを初め12年目の
Aさんの暮らしぶりをご紹介します。
Aさん一家の紹介(フィクション)
千葉市から八ヶ岳(北杜市大泉町大開)に移住
● Aさん 46歳 12年前に移住、東京の商社営業職から
北杜市内の観光施設の管理運営職に転職。
● 妻42歳、料理の腕を見込まれ別荘利用者御用達の自然食レストランで
週3日間アルバイト中。
● 長男16歳甲府の高校へ進学し現在高校二年生でサッカー部レギュラー、
● 長女14歳、地元の中学校に通う中学三年吹奏楽部、高校受験を控え、
隣市の進学塾に通う。
● 次男9歳で地元の小学校に通う小学三年、水泳教室と書道教室に通う。
● そして愛犬のラブラドルレトリバー、女の子で5才成犬。
家族構成は夫婦と子供三人、そして愛犬一匹。夫婦両親とも健在だが
どちらも介護が必要な時期に達しており、千葉市と大阪市に様子を
見に帰省する事が年数回ある。
9/5日、Aさん一家の一日の行動記録。
朝5時起床、妻は、洗濯と家族分の朝食準備、Aさんは犬の散歩。
長男とAさんの弁当準備。長男の通学時間は通常6時46分の小海線
JR甲斐大泉に送迎だが、週末の大雨の為、JR小海線が
小淵沢-野辺山間がけ崩れで当面運休、部活の朝練習の為、
JR長坂駅に7時10分駅着で車で送迎、帰宅後長女・次男、それぞれ
越境通学の為、送迎が必要、月曜日は長女の吹奏楽部の朝練習が無いので、
8時5分に校門まで、(朝練習がある場合は7時35分に学校、明日以降の
長男送迎とバッティングの為、悩む)その足でとなりの小学校に次男を送り、
8時30分に一時自宅に帰宅、妻がアルバイトシフト日の為、子供達の夕方の
送迎の役割分担を打ち合わせてAさんは清里の会社に出社9時始業。
妻は支度後9時半にレストランに出勤。妻はレストランの勤務終了後、
犬の注射の予約があるので、帰宅後犬を連れて動物病院に向かい、
そのまま4時半に小学生の次男を学校に迎えそのまま水泳教室の送迎、
自宅まで片道40分の距離なので帰宅する訳にもいかず、近くの公園で
犬を散歩させそのまま水泳教室を見学し、一緒に帰宅(自宅到着は6時40分)
次女は塾の為、Aさんが17時30分終業後、清里から学校に迎えそのまま
塾の送迎、韮崎市の進学塾まで40分程度運転、18時30分から20時30分まで
授業、Aさんは近くの図書館で資格試験の勉強と長男の部活帰りの送迎を
妻と連絡打合せ、JR中央線で人身事故の為、大幅に遅れており、長女の
塾の帰りにタイミング良く韮崎駅で待ち合わせて無事ひろい、子供の
リクエストを受けて、マクドナルドで夕食後、自宅に22時ちょうどに帰宅。
如何でしょうか?誇張でもなんでもなく、子供3人がそれぞれ小学校、
中学校、高校と通学している場合のケースです。Aさんの住む大泉町
大開は標高1220mで子供の通う集落の学校は標高720m、甲府は
標高260m、子供達毎日この標高差を通学しています、気温差で云うと
夏場の北杜市大泉町と甲府市のケースではでは15℃差は日常的です。
少しでも体調が優れない時は、子供たちにとって致命的に身体に
ダメージを残します。反面、子供達は小学校から高校までの通学に
よって身体的に逞しくなります。
此処での大きな問題は、子育て世代にとっては、子供の教育機関が
極端に少なく、選択肢がほとんどないという事です。もし子供を
大学に進学させる事を考えている世帯は、このAさん一家の様な
生活スタイルになります。
まるでパロディの様な本当の日常生活です。
送迎生活になる大きな要因
Aさん一家の場合、子供を越境通学させている為、越境生徒による
学校のスクールバス利用が、行政によって制限されています。
Aさんはなぜ子供を越境通学させているか?
それは通わせた保育園から小学校に進学する際に、出来るだけ仲の良い
友達が沢山いる学校に通わせたかったからです。
親としても、子供の心境としても少しでも不安が無い学校進学を選んだ為の
自主通学になってしまいました。それには理由があります。
長男の通った中学校のPTA役員を務めたAさんは、北杜市内での小学生、
中学生の不登校の生徒の数の多さに愕然としました。移住者の中には
両親の方針で学校教育を重要と考えていない人々も一定数いますが、
学校の先生方やPTA役員の方々も不登校生の多さに頭を悩ませていた。
首都圏の学校ではどうなのでしょうか、同じような比率なのかでしょうか
この数字は現代社会の行く末なのかもしれません。これはAさんが
PTA役員なって意識したからなのか、それとも昔から続く不登校生の
数なのか理解できませんが、今後大きな問題になっていくのかもしれません。
その経験から、子供が孤立することなく学校に通ってもらいたいと思い
長女、次男は越境通学になりました。
高校生の長男はなぜ北杜市の高校ではなく甲府市の高校へ進学した
のでしょうか?それは、大学受験を考えた時に、それぞれ高校からの
大学進学実績を比較したからです。出来るだけ進学情報の多い高校を
選んだのが理由です。
地方生活が車社会と云われる所以
Aさん一家は車を2台所有しています、一台は古いミニバンで、
もう一台は軽のSUVは2年間で走行距離は4万8000kmに達します、
Aさん夫婦は交代で毎日子供の学校、塾、部活の送迎をしている為、
アッとゆう間に走行距離は増えて行きます。
それでもAさん夫婦は、子供たちの送迎の労はいとわない様に
しています。
それは八ヶ岳に移住を決断したのは大人で子供は文句もいわず
ついてきてくれたからです。
子供との時間を大切に出来る移住生活
子供と過ごす場所は別に都会でも田舎でも変わりはありません。
それは大きくて瀟洒な家のリビングにあるソファの上でも、
時間に遅れまいと必死で運転する軽自動車の車中でも、等しく
子供との時間は流れていきます。 車と云う密室空間の中で、
将来に対する不安や学校での出来事、楽しかった事、悩みを
親も驚く程の素直さで打ち明けてくれる子供たち、
吹雪の中、紅葉した葉の散る中、鹿の大群が道を横切る夕暮れ時、
子供達の大好きな100円ショップDAISOやマクドナルドに
向かう車中でも、子供と過ごせる時間に感謝して、そしてこの
貴重な経験を与えてくれた移住生活に感謝しているのです。
ある日の朝、長坂駅に急ぎ向かう車の車中の窓から霧の合間に
姿を現した雄大な八ヶ岳の景色を眺め子供がひと言つぶやきました。
「八ヶ岳しか勝たん」
今どきの子供の感想に笑いがこみ上げてきました。
長々とお付き合いありがとうございました。
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