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ブラタモリ的に楽しみたい街、水郷潮来。
田舎暮らし・別荘ライフを応援する日本マウント(株)の現地blog、茨城県担当の加藤ゆみです。今回ご紹介いたしますのは、水郷筑波国定公園の一角、かつて水運で栄えた茨城県潮来市の津軽藩邸跡「津軽河岸あと広場 石の倉」と隣接の「旧家磯山邸」です。
あやめ祭りや潮来花嫁さんのワードで潮来をご存知の方も多いかと思いますが、あやめだ桜だ花嫁だといった観光シーンズン以外でも、ほんの少し歴史を知って、古来からの道や水路、水路跡などをたどりながら町の変容を想像・考察しながら散策してみると、ブラタモリ的に面白い街だと思います。
古くは鎌倉時代から水運(交通)の要所、中継地として栄えた水郷潮来(潮来出島)。江戸時代には水戸藩によって遊郭も置かれたこという史実から、最盛期の賑わいを伺えますね。潮来を水運の要所とたらしめた前川は北浦を水源とし、常陸利根川まで東西に流れを横たえ、川岸には真菰(まこも)が生い茂り、季節になると真菰の間々にアヤメが咲く風情は詩にもうたわるなどし、現在の様相とはひと味違う豊かな情緒にあふれていたようです。
鎌倉時代からの水運の要所。江戸時代には遊郭が置かれ賑わった潮来。
水郷筑波国定公園の一角に位置し、鹿島神宮・香取神宮などが近い観光地として知られる潮来…。
現在と交通手段が違う昔は、貨物運搬において水運は効率的でとても重要な交通機関だったわけです。その重要な交通機関の機能設備として船を停泊、荷下ろしする港や河岸があり、古の潮来も北浦から利根川へぬける前川をもって東北から江戸への重要な交通インフラ拠点として発展。津軽藩や南部藩、会津藩が御船屋敷を構え、多くの従事者、労働者で賑わう。1680年代には水戸藩のよって、江戸吉原を模した遊郭「潮来遊郭」が設置され、大小の旅籠が軒を連ね、水郷潮来・潮来出島の賑わいは黄金期へと向うのでした。
東北から江戸への荷運び経路。北浦から常陸利根川へ横断する「前川」
東北地方の各藩から江戸への荷運び経路、水戸那珂川→涸沼(水運)、涸沼→鉾田(陸送)、鉾田の北浦岸で船積→前川(潮来)に入る。
潮来出島には各藩の御船屋敷ごとの河岸、その他の河岸が前川に連なり、其々の河岸で舟から舟へと荷の積み替え等がされ、ここで大きな舟に荷を乗せ換え江戸に向かったそうです。
時代が下り、鉄道での貨物輸送が可能になると、水運拠点として活気に満ち栄えた潮来は交通拠点としての役目を終えるかの様に徐々に様相が変わり、長閑な水郷の観光地、現在の潮来に至った次第のようです。
栄華を誇った水運の要所から、長閑な水郷観光地へ。
貨物鉄道、貨物自動車の普及により交通拠点(水運要所)としての役目を終え、現在の水郷観光地としての姿になった大きなきっかけは、昭和46年の前川水門工事(現・前川水門橋)にあたり、古くから水郷潮来のシンボルとして親しまれてきた「水運橋」が姿を消すことになり、これを惜しんで元の位置より川上の「水雲橋」を再建。
その後、次々と新しい橋が架けられ遊覧船でめぐる「前川十二橋めぐり」が誕生するも一時途絶えるが、昭和59年、水郷情緒の復活を求めて立ち上がった商工会青年部によって、ろ舟(遊覧船)運航再開がなされ、遠来の観光客はもとより地元の人たちにも人気を博すこととなったそうです。今、ろ舟に乗ったり、潮来花嫁さんを見物させて頂けるのも昭和59年当時の商工会青年部の方々のお陰ですね。
津軽藩御船屋敷跡「津軽河岸あと広場」
古から水運で栄え、時代背景の移り変わり様相を変えた潮来の歴史と、往時の気配を感じられる観光スポットのひとつ、津軽藩御船屋敷跡「津軽河岸あと広場」広場敷地内には大谷石造りの「石の蔵」や 「ろ舟の発着所」があって、石の蔵はレンタルスペースとして利用が可能とあり年間を通し様々なイベントが模様されている。水郷情緒を体感できる「ろ舟(さっぱ舟)」は船頭さんが櫓をこぐ音と船頭さんによる観光ガイドを聞きながらの情緒的な約30分。

広場では近所の礼儀正しく元気なお子様達が遊んでいたりして、なんとも平和で長閑♪しゃがみこんで写真を撮っているワタシが奇異だったのか「ユーチューバー?」と声を掛けてくれ、可愛い。子供は地域の宝、日本の宝、世界の宝ですね☆彡
貸し切り宿泊ができる「水郷旧家 磯山邸」
「津軽河岸あと広場」の向かい側にある、旧家磯山邸。水運の要所として栄えていた古き良き時代の潮来の格を感じる佇まいの古民家。
この趣溢れる旧家の古民家に貸し切り宿泊が出来るほか、イベントなどにレンタルしてもらえる。詳細は「水郷旧家 磯山邸」ホームページをご覧下さいませ。見学は無料との事。
あやめや藤の花の咲き誇る季節は勿論のこと、花の無い季節でもブラタモリ的な散策が楽しい街、水郷潮来。ぜひ一度、ふらりとお出か掛けになられて見て下さい。
今回のタイトル【水郷潮来散策①江戸の残り香「津軽藩邸跡と旧家磯山邸」】水郷潮来散策① ですので、②が来て③も来るかも!②では水運で栄華を極めた時代にともに在った「潮来遊郭」について、③では潮来を見下ろす権現山の権現山古墳群について書いてみたいと思います。
潮来 津軽河岸あと広場 ろ舟乗り場: 10:00~15:30(最終便受付) 住所:〒311-2424潮来市潮来590-2 定休日:月曜日(月曜日が休日の場合は翌日) アクセス 電車・バス JR潮来駅から徒歩で約7分 車 東関東自動車道潮来ICから車で約10分 駐車場 あり 問い合わせ先 (株)いたこ まちづくり観光事業部 TEL 0299-94-2800 FAX 0299-94-5400 HP Michinoeki-itako.jp
別荘ライフ、田舎暮らしを応援する日本マウント(株)の現地スタッフblogを、最後までお読み下さり有難うございました。茨城県は移住先として人気上昇中!潮来近辺の鹿島エリアは海の見える中古別荘が多数あります。ぜひ日本マウントホームページ物件情報で理想の家を探して下さいね。
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