こんにちは、群馬県担当の唐澤です。
新緑がまぶしく、空気がやわらかくなった5月14日。みどり市の山あいでは、風が若葉の匂いを運び、小鳥たちのさえずりが木々の枝を渡って響いていた。そんな自然の豊かさに包まれた初夏の一日でした。
目的地は、昭和の面影を今に残す「丸美屋自販機」と、自然の恵みをまっすぐに届けてくれる「神山養鶏場たまご直売所」。どちらも群馬県みどり市に根を張り、静かに、しかし確かに人々の記憶と日常を支えてきた場所です。
目次
渡良瀬川の清流と山々の稜線が織りなす美しい風景
新緑が織りなすトンネルのような山道を車で抜けていくと、目に映るすべてが瑞々しく、命が満ちているように感じます。木々の若葉は陽の光を受けてきらめき、その隙間から差し込む光が、どこか神聖な雰囲気を醸し出している。この時期だからこそ出会える色、音、香りがやさしく彩っていました。
群馬県みどり市、渡良瀬川の清流と山々の稜線が織りなす美しい風景の中に、ひときわユニークな存在感を放つ場所があります。それが、知る人ぞ知るレトロ自販機スポット「丸美屋自販機」と、地元の卵を新鮮なまま提供する「神山養鶏場たまご直売所」です。
どちらも決して派手な施設ではありません。しかし訪れた人々は、まるで時間旅行をしたかのような不思議な感覚と、手作りのぬくもりに魅了され、再び足を運ぶことになります。今回は、そんな2つの名所を巡る小さな旅を綴ります。
昭和の鼓動が今も響く──丸美屋自販機コーナー
山の中に突如現れる「タイムスリップ空間」
JR岩宿駅から車で約15分。山あいの道を進んでいくと、木立に囲まれた一角にぽつんと現れるのが「丸美屋自販機コーナー」だ。一見すると、ちょっとしたドライブインのような佇まい。しかし近づくにつれ、そこに並ぶ自販機のラインナップに目を奪われます。
ラーメン、うどん、トースト、ハンバーガー……。昭和40〜50年代に一世を風靡した、今や絶滅危惧種とも言われるレトロ自販機たちが現役で稼働しています。どの機体も丁寧に整備され、きちんと商品を提供してくれる。まるで長年の時を超えて、こちらを待っていたかのようです。
350円で味わう「懐かしの一杯」
私がまず選んだのは、どこか古びた外観の「うどん自販機」。赤いボタンを押すと、カタン、ガシャンと機械音が鳴り、約25秒後に湯気立つどんぶりが取り出し口に現れます。
フタを開けると、湯気の向こうに現れたのは、ふっくらとしたかき揚げがのった関東風の濃いめのつゆうどん。麺は柔らかく、どこか素朴な味。インスタントではない、きちんと「作られた」味がそこにはあります。
このうどん、実は隣接する「丸美屋食品」の工場で毎日仕込まれており、手作り感と安全性が両立している。自販機でここまで温もりのある味に出会えるとは──これは感動的だ。
心を込めて支える「オーナー家族」
このレトロ自販機たちは、単に「懐かしさ」だけで語るには惜しいです。実はこれらの機体の多くは、全国の廃業業者から譲り受け、部品取りや修理を繰り返して蘇らせたもの。オーナー一家が毎日点検し、つゆを詰め、整備を続けることでこの空間が成り立っています。
売り場の一角には、昭和歌謡が流れ、清掃の行き届いた空間が広がっています。誰かの懐かしさのために、そして今日初めて訪れる誰かの驚きのために、この場所は存在しているのです。
そしてもうひとつ、心を打たれたのは、設置されている「訪問記録ノート」の存在だった。古びたテーブルの上にそっと置かれたそのノートには、訪れた人々の感動や思い出、ありがとうの言葉がびっしりと綴られています。めくってみると、ページの隅々まで愛情と郷愁にあふれた言葉で埋め尽くされており、最後のページまで使い切られていました。
その様子に、丸美屋自販機がどれだけ多くの人の心を動かし、記憶に残る存在であるかがひしひしと伝わってきました。記録ノートは満杯でしたが、その分だけ、この場所には「誰かの足跡」がたしかに残っています。その事実が、なによりの証明ではないでしょうか。
地元の宝、命の味──神山養鶏場たまご直売所
鶏の声が響く、豊かな自然の中へ
丸美屋自販機から車で約10分。群馬県側へ県道を戻ると「たまご直売所」の看板。
地元では「新鮮で甘い卵が買える」と評判で、朝早くから訪れる人の姿が絶えない。養鶏場のすぐそばに直売所があるため、文字通り「産みたて」が並びます。冷蔵ケースに美しく並べられた卵の艶やかさは、スーパーのものとは明らかに違います。
たまごかけご飯で「生命の力」を味わう
この日購入したのは7個で200円の「濃厚赤たまご」と呼ばれる人気商品。
試しに自宅でたまごかけご飯にしてみると、米の甘みと相まって「食べ物の根源的な喜び」を感じました。何も足さなくても、しょうゆをほんの一滴たらすだけで、極上の一品となります。
黄身がとにかく濃い。箸でつまめるほどの弾力があり、その味わいは驚くほどコクがありました。
生産者の方いわく「鶏の健康とストレス管理が、卵の味に直結する」とのこと。毎日音楽を流し、丁寧な餌やりを行い、ケージの清掃も欠かさないという。ここにもまた、「命をいただくこと」の誠実な姿勢が感じられました。
2つの場所が繋ぐ、「昭和」と「地元愛」
一見まったく異なる性質を持つ、丸美屋自販機と神山養鶏場たまご直売所。しかし、そこには共通するテーマがあると感じました。
それは「手間を惜しまないこと」と「人の想いを届けること」。昭和の技術と情熱を今に活かす自販機、そして鶏と真摯に向き合う養鶏場。どちらも、大量生産や効率優先の現代において「忘れかけていたもの」を思い出させてくれます。
SNS映えするような派手さはないかもしれません。でも、写真では伝えきれない味、香り、そして空気がここにはあります。
最後に──再び訪れたくなる、静かな感動
今回の訪問を終えて感じたのは、「また来たい」というシンプルな気持ちでした。それは有名観光地での刺激的な体験とは異なる、静かな満足感に支えられたものです。
丸美屋の自販機でほっと一息つき、神山養鶏場で新鮮なたまごを手に入れ、その日の夜に味わう──その一連の流れこそが、一日を豊かにしてくれます。
群馬県みどり市。ここには、まだまだ知られていない宝物があるでしょう。次はあなた自身が、その一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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