皆さまこんにちは、八ヶ岳エリア担当の山田です。
梅雨真只中の甲信地方、ニュースでは、週明けから雨の続く予報が出ています。
目次
山梨県の気候特徴と言っても、、、
山梨県下では、富士河口湖・山中湖周辺は太平洋側気候の特徴を示していて、
一方の八ヶ岳山嶺は内陸気候となっています。
よく全国版ニュースで各県の天気の表示で「山梨県晴れ」と伝えられますが、
多分、甲府エリアを代表として伝えていると思うのですが、
甲府は「盆地気候」で標高が平均250m地帯のため、平均気温が15度、と全国平均並。
一方の富士河口湖エリアは10度、八ヶ岳エリアも11度、降水量の年間平均で見ると
富士河口湖町1800mm、山中湖町2400mm甲府市で1160mm、観測地点のある
八ヶ岳大泉町で1140mmとなっています。
ちなみに東京都は年間平均降水量1530mm、平均気温15度となっています。
乱暴にまとめてしまうと。
八ヶ岳エリアは日照時間が長く、雨が少なめで、気温は寒い。
富士河口湖エリアは、日照時間が短く、雨が多く、気温はより寒い。
甲府エリアは、日照時間は長く、雨が少ない、気温は高め。
と言うことになるでしょうか。
避暑地の王様「軽井沢」と「八ヶ岳」の気候
仕事の関係でよく軽井沢町の方々と話すのですが、
八ヶ岳はカラッとしてて気持ちが良いねとおっしゃいます。
浅間山南麓展開する群馬と長野に広がる軽井沢エリアですが、
それほど環境差は無いのではと思っていたのですが、
軽井沢町の年間降水量は1560mmで平均気温は8度、
特徴としては東京並に雨が降り寒さはかなり厳しいと言うことになります。
東京都心は樹木が少なく雨水は全て集められ処理されますが、
自然豊かな軽井沢では森自体が保水力を発揮するため、
常に湿度がある状態かもしれません。
軽井沢に数ヶ月滞在した印象ですが、軽井沢も場所によってかなり状況が違ってきます。
私の滞在していた追分(御代田町側、軽井沢の西地区)は
カラッとしていて八ヶ岳の気候に近い肌感覚でした。
別荘や移住物件を探す際は
別荘や移住物件を探されている方には、先ず探されているエリアの
気象特徴を把握することをお勧めします。
富士河口湖エリアや軽井沢エリアで敷地の南が森に面している、
敷地が川の側、窪地や接道より低い土地に建つ物件中古物件の場合、
建物がキチンと防湿対策が取られているか、基礎の種類、建物周囲
敷地の灌漑工事が行われているか、よく調査する必要があると思われます。
価格や雰囲気だけでなく建物の形状や敷地の高低、周辺の自然環境も
その後の生活スタイルに大きく影響してきます。
土地を購入して新しく建築を計画される方は、地元の設計士や工務店の
知識や経験を大切にして下さい。気候・風土を肌感覚で理解している人に
依頼するのがお勧めです。
茅野市「神長官守矢史料館」について
建物の話ついでに先日見学に行った「神長官守矢史料館」を皆さまに
御紹介したいと思います。
日本マウント社でも多く物件紹介しているエリア、茅野市宮川にあります、
「神長官守矢史料館」 神長官とは、代々諏訪大社上社の大祝を務める諏訪氏の
筆頭神官の事で、古代から明治維新直後まで守矢家が代々一子相伝で諏訪大社の
神事・秘祭を伝えてきたそうです。本来の諏訪大社は神代に出雲系民族の諏訪地方への
侵入により、建御名方命(タケミナカタノミコト)を諏訪大明神として祀ったのが
始まりです。
出雲民族の侵攻のおり、土着神「洩矢神」モリヤガミを信仰していた先住民は負け、
建御名方命の子孫、諏訪氏が大祝となり生神として祀られ、その神事を「洩矢神」
の子孫、守矢氏が神長官を代々務めたと云う事です。諏訪大社は大祝(諏訪氏の幼児)
が即位し、守矢家は神官として諏訪大社の実権を持ち政治を行なったと云う事です。
信仰と政治の一体、諏訪祭政体の貴重な資料を保管した史料館がこの「神長官守矢史料館」
この建物は世界的にも名の知られた「藤森照信氏」(建築史家・建築家)の初めて手がけた
建築デザインになります。
藤森照信氏の建築デザイン読み取る大事なこと
この建築が何故評価されているかというと、この茅野市が郷里と云う藤森氏による、
地元の素材や技術を用いた部材を装飾とし、建物自体は守矢家の鎌倉時代からの
貴重な古文書や史料保護のため鉄筋コンクリート耐火構造になっていて、
ロビー展示を御頭祭(オントウサイ)と云う今は滅失してしまった秘祭を、
守矢家史料から復元している事です。(復元も藤森氏が手がけた)
神秘的な御頭祭(オントウサイ)を、失われた伝統を意図的に新たな技術で再生し、
まるでその時代を思わせる建物内部(藁入りのモルタルで壁床の境界を曖昧にし、
あたかも舞台装置の如く訪れるものに霊験的な古代からの諏訪を体験させてくれる
空間になっています。
建築の思想としては高度でありながらシンプル。建てようとする場所に土着し、気候や
風土をよくよく考慮し、材料もその地域のものを手当し古くからの技術を利用して
現在の環境に適応して建てることの直接的で直感的なデザイン。
私たちも別荘や移住用住居を建てる時に参考にしたいですね、そうすれば、
結果的に居心地の良い耐久性の優れた建物になり環境負荷を下げられるはず。
長々とお付き合いありがとうございました!
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