別荘ライフ・田舎暮らしを応援する日本マウント(株) 茨城・千葉エリア担当の加藤ゆみです。 今回は、樹齢千年を超える関東最古の大イチョウをご紹介致したいと思います。
その、樹齢千年を超える大イチョウが在るのは、茨城県行方市(なめがたし)の創建1200年を誇る天台宗の寺、西蓮寺。正式な名称は、天台宗 尸羅度山 曼殊院 西蓮寺。別名、常陸高野 西蓮寺。桓武天皇の勅願により、延暦元年(782年)に伝教大師最澄の徒最仙上人によって開創されたという由緒があり、格の高い寺であったようです。また、西蓮寺は水郷筑波国定公園の霞ヶ浦を見渡す丘に建ち、茨城百景に選定されいる風光明媚なスポットでもあります。
そして、この西蓮寺の代名詞ともされるのが境内に鎮座するかのごとき2本の樹齢千年を超える大イチョウです。そうです、樹齢千年超えの大イチョウが2本も御座しますものですから黃葉ともなれば地も空も黄一色の金色に染まり、この世の極楽浄土さながらなのです。
目次
樹齢千年の大イチョウ。黄葉の見頃は・・・
11月のある日、街路のイチョウや里山のイチョウが黃葉しているのを合図に、西蓮寺の大イチョウの黄葉が織りなす極楽浄土さながらな金色の世界を堪能すべくワクワクしながら足を運んでみましたが、おや?あれ?大イチョウは2本とも、まだまだ青い。なるほど学びました、若い順に黃葉するようです。ではいつ頃なら大イチョウの見頃、金色の世界を拝めるのか…。
”西蓮寺の大イチョウ見頃”で検索すると11月下旬とあります。下旬といっても10日ほどの開きがあるわけで、私が西蓮寺を訪れたのは21日。下旬は下旬でも、下旬の後半からが見頃と予測。ということで、樹齢千年を超える西蓮寺の大イチョウの見頃は11月25日頃から12月10日頃迄で間違いないと思います☆
ちなみに私が訪れた21日の大イチョウの様子はこんな感じでしたわ↓

黃葉は三分弱といった感じの11月21日。夕暮れ時で、大イチョウの根元に太陽が沈んでゆく様を拝めました。
幹回り約6㍍、樹高25㍍、樹齢千年以上。立派すぎて少し怖いくらい。
画像右端の鋳物は国指定重要文化財の相輪橖(そうりんとう)高さ10㍍ほど。左の建物は鐘楼。
西蓮寺の文化財
国指定重要文化財 西蓮寺 仁王門

国指定重要文化財、西蓮寺仁王門(正面)。11月下旬の午後4時、西日に染まっていました。
天文12年(1543年)柱立(建立)。柱立時は二階建=楼門だったが、1786年から1801年の間に二階部分が取壊され、一階建=山門に変更されている。
説明看板によると、楼門から山門に改築された後の1860年に現在地に移築され、仁王門に改めたとある。
なぜ二階部分を取壊して楼門から山門に改築したのか、何処から現在地に移築したのか、その説明は何処にも見つからない。モヤモヤを含んだ国指定重要文化財。けれど、古刹のわびた風情が良い感じです。
春には仁王門の回りに桜が咲き誇り、その様相も映えなスポットとなります。
国指定重要文化財 相輪橖(そうりんとう)

国指定重要文化財 相輪橖(そうりんとう)。弘安10年(1287年)に建立。約9m30cmの木製の芯に青銅版の筒をかぶせ、錫杖(さくじょう)頭部を乗せた構造で、台座を含むと10mをゆうに超える高さ。相輪橖は天台宗の象徴とされるもので、ここ西蓮寺の相輪橖は、比叡山延暦寺、輪王寺と並び貴重なものとのこと。
茨城県指定有形文化財 木造薬師如来坐像

西蓮寺の本尊、県指定有形文化財 薬師如来座像の説明看板。桓武天皇の勅願により西蓮寺を開基した最仙上人の作と伝えれ、推定制作時期は千年以上前の、貞観時代(じょうかんじだい・859年~877年)で、茨城県内最古の木造。
薬師如来座像を拝観させて頂けるの御開帳は、1月8日、4月8日、9月24日~30日。
日本で唯一の法要、西蓮寺「常行三昧大法会」とは
西蓮寺の年間行事のなかに、他には無い日本で唯一の法要「常行三昧大法会(じょうぎょうざんまいえ)」がある。この日本唯一の常行三昧大法会とは、近隣の寺の僧侶が常行堂に集まり、7日7夜、昼夜不断で僧侶が堂内を廻りながら読経し、ご先祖様の回向を行う法要。毎年、9月9月24日から30日に行われている。またこの常行三昧大法会に伴う「仏立て」は宗派を問わず先祖供養などが受けられるとのことで、参詣人で大いに賑わうらしい。
日本で唯一の法要「常行三昧大法会」の逸話。
日本で唯一という希有な法要「常行三昧大法会」の始まりについて、説明看板には「常行三昧大法会は、寛治年間(1087~94)に地元の長者が比叡山より移したものとされ…」とだけあります。日本で唯一、西蓮寺だけのものだというのにザックリ過ぎやしませんか?
で、「常行三昧大法会」の始まりについて調べました。寛治年間(1087~94年)に「常行三昧大法会」を比叡山より移した(買い受け)たのは地元の長者、唐ヶ崎長者の娘。長者の娘が財力にものをいわせ買い取ったのかと思いきや、悲しい別れの物語がありました。
唐ヶ崎長者の娘は長者夫妻の一人娘。幼いころの娘は病弱で、長者夫婦はこの一人娘が丈夫に育つようにと、西蓮寺薬師如来に祈願して、その功徳、薬師如来の御加護によって娘は無事に成長。それから数十年の時が流れ、唐ヶ崎長者の娘が老婆になった頃(多分アラ還くらい)、源義家の軍勢によって唐ヶ崎長者一族が滅ぼされてしまうのです。が、幸いにも娘は西蓮寺にかくまわれ、ひとりが生き残ったのです。病弱だった幼い頃、西蓮寺 薬師如来の御加護を受け健康になり、一族滅亡の非常事態には命を守られ生きながらえ、唐ヶ崎長者一族の供養のために比叡山から西蓮寺に「常行三昧大法会」を移した(買い取った)と云うことの様でした(ザックリと)。
伝承や口伝が好物の私ですので、もっと長々と書き込みたいのですが、本題の樹齢千年超え映えな大イチョウから脱線してしまうので、この物語の詳しい話は、また別機会に(^^) 。
西蓮寺の大イチョウ 都心からのアクセス
天台宗 尸羅度山 曼殊院 西蓮寺 住所:茨城県行方市西蓮寺504 H.P: 西蓮寺 ホームページ アクセス 自動車では 東関東自動車道・鉾田インターから約30分 東関東自動車道・潮来インターから約30分 鉄道では JR常磐線・石岡駅からタクシーで約40分 大洗鹿島線・新鉾田駅からタクシーで約30分
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