台湾人のお客様
縁故のお客様ですが、台湾人の方に賃貸物件のお世話をすることができました。
日本のことは右も左も分からない方でした。
勿論、日本語はまったく喋れません。
勤務先は外資系の大手保険会社。
初めて経験する日本のラッシュアワーに驚いて、その会社の隣にあるマンションに決めたのでした。
幸い、弊社には台湾出身で中国語や英語が喋れる社員やオーストラリア十数年滞在していて、やはり英語にまったく不自由しない社員がいます。
今回も、しっかりとその役割を果たしてくれました。
スムーズに交渉が進み、無事に契約までこぎつけることができたのです。
日本の生活に慣れたらマンションを購入したいと思っているそのお客様。
「そのときはぜひよろしくお願いします」。
という嬉しいお言葉も頂きました。
やはり語学ができるということは大切なことのようです。
そして、目の前のお客様にベストを尽くすことも。
お客様がお客様を紹介してくださることほど嬉しいことはありません。
また、2件目を買ってくださったり、購入した物件を売る際に声をかけてくださったりしたときも同様です。
このお客様とも永いお付き合いが出来れば幸いです。
他人の良いところを見つける
社員が出勤日にほぼ毎日メールで送ってくる1日1情報。
感心する内容が沢山あり、その情報を提供してくれた社員を見る目が変わる自分がいます。
その中でも特に感心したものは、他の社員の長所と思うところ箇条書きにしてメールしてくれる社員がいることです。
私が感じていた共通のこともあれば、私では気がつかなかったことが書いてあったりします。。
なるほど人には隠れた長所、目立たない長所というものがあるのでしょう。
それに気付いてあげるのがリーダーの役割なのかもしれません。
私の目はまだまだ節穴だと反省することしかりです。
しかし、私では気付かないことにも気付き、その情報を発信してくれる社員がいることは嬉しいものです。
他人の短所は直ぐ目に付くものですが、長所はなかなか気がつかないことが多いものです。
私も、もっと社員の長所を発見するように努めたいと思います。
1日1情報という、気付きメールでの報告をすることをやって良かったと思いました。
継続している社員も、少しずつですが文章が上手くなってきました。
短くても的を得た伝えたいことなど、はっきりとした文章が書けるようになってきたようです。
きっと、ブログを書くのも速く上手くなることでしょう。
何事も習うより慣れろということなのでしょう。
1日1情報。
社員の皆さん、頑張りましょう。
人間力
ライフネット生命の出口社長の講演会での出来事です。
質疑応答の時間がありました。
ある出席者が「ライフネット生命の弱みは何ですか」という質問をしたのです。
少し、ドキッとする質問でした。
強みは誰にでも分かります。
インターネットに特化していることや仕組みが優れているところ、そしてシンプルなところ。
その結果、圧倒的な価格優位に立ち、ナンバーワンの支持を獲得したのです。
自社の弱みを公表することは誰でも抵抗があるでしょう。
しかし、出口社長は笑顔を絶やすことなく平然とこう言ってのけたのです。
最終的には機械は絶対に人間に勝てない。
どんなにインターネットを駆使して優れた仕組みを創っても、最後の最後には人間力が物を言う。
その人間力が弱みであることを自覚しているので、会社のロゴを人間の顔にした。
常に自覚し、その人間力を養うために。
ライフネット生命の優れたシステムや仕組み、そのマーケティングは大手生保に直ぐにでも模倣されると読んでいるわけです。
模倣されてもいいと。
その模倣されるまでの時間が勝負だと言うのです。
その間に成長し、文字通り人間力を向上させ、次の一手を考えられるか否か。
それができなければ、ライフネット生命はなくなっても構わないと言うのです。
最後は人間力。
これは営業の、そして経営の真髄なのかもしれません。
インターネットの時代
あるセミナーでライフネット生命の出口社長のお話を聴くことができました。
ライフネット生命のことは、副社長を務める岩瀬大輔さんがハーバードMBAをトップクラスの成績で卒業したことなど、何かと話題が多かったこともありそれなりに知ってはいました。
このライフネット生命は、開業以来新規契約を月平均7.6パーセントという数字で伸ばしてきたのです。
しかも、日本初の就業不能保険も販売しているのです。
2011年度版オリコン顧客満足度ランキング「医療保険部門」で総合第1位を獲得しました。
この売上、この人気は何故でしょうか?
答えは簡単です。
勿論それだけではないでしょうが、保険料が一般の大手生保のそれに比べて約半分なのです。
そして商品が絞り込まれておりシンプルなのです。
では何故、保険料の半額が可能なのか。
それは、インターネットのみで販売し店舗を持たないからです。
また、広報宣伝もインターネットが主流だからです。
しかも、ブログやツイッター、フェイスブックなどのソーシャルメディアを駆使しているのです。
まさに時流に乗っているのです。
後発のしかも中小ベンチャー企業が成功するためには、いいたいどうしたら良いのかを絵に描いたようなモデルではないでしょうか。
仕組みやカタチだけではありません。
出口社長は常に人と違うことを考えよと言います。
本当の差別化とは、先行しているビジネスモデルが他社に真似される間に、違うことを考える時間があること、その時間のことを指すと言うのです。
ビジネスのヒントが満載の講演でした。
異業者で成功している企業から学ぶべきことは沢山あります。
中日ドラゴンズの優勝
プロ野球セリーグのペナントレースを中日ドラゴンズが制しました。
一時は10ゲームあった差をひっくり返しての優勝です。
ヤクルトが独走しているときには、誰がこのような結果を予想したでしょうか。
昨年も8ゲーム差を逆転しての優勝ですから、今年で2連覇した中日の強さは本物でしょう。
驚くのは昨年も今年も勝負は9月だとしてそこに標準を定め、大差のゲーム差も想定内だったということです。
ベンチはけして慌てずに、夏場の投手のローテンションを少し余裕を持たせて守り続けていたそうです。
野球は投手力で決まるとはもはや定説。
しかもペナントレースなど長期戦となれば当然です。
中日の勝因はまったくぶれることなく、この投手力を万全とする体制を創ったことによるものなのです。
監督は現役時代、前人未到の三度の打撃三冠王となった天才「落合博満」さんです。
打撃の天才は打撃ではなく投手力を強化したのです。
流石、天才は勝つためには何をするべきかを見極めていたのでしょう。
野球の本質をしっかりと見抜いていたのです。
本質こそ大事です。
得てして表面的な派手なことに目を奪われるのが人間の性なのでしょう。
派手で面白い野球と勝つ野球は違うのでしょうか。
人気がないという理由で辞任せざる得なかったと噂される、落合監督の辞任報道。
プロ野球もビジネスだから仕方がないのかもしれません。
しかし、セリーグ2連覇という偉業は中日球団初として歴史に刻まれました。
中日ドラゴンズおめでとう。
落合監督お疲れさまでした。
未来会議のその後
「未来会議」。
新人もベテランも関係なく、部署を超えて、役職を超えて、会社を未来に向けてより良くしていくために話し合う会議です。
第1回目は先月行いました。
志願して参加したメンバーの自己紹介。
参加メンバーは何でも質問して聞いて良いということにしました。
中にはドッキリする質問も。
今まで知ることができなかった参加メンバーの数々の隠れた才能や性格があらわになりました。
そして、先日は第2回目。
将来どんな会社にしたいのか、可能か不可能かは考えず、あらゆる意見を交わし合いました。
未来は考えることから始まるのです。
ただ漠然と毎日を過ごしていては何も変わりません。
未来をどうしたいのか。
しっかりと考えて自分の意見を持つことから始めましょう。
他人や会社に依存するのではなく、自ら創ろうとする気概が大切です。
共に創る。
それが可能な会社が弊社「日本マウント」なのです。
新人でパートの若手女子の意見も素晴らしいものでした。
これからの未来会議が楽しみです。
1日1情報のその後
弊社「日本マウント」では、出勤した社員から「1日1情報」と題して、気付いたことや提案、アイディア、感じたこと、他の社員の良いところなど何でも良いので社長宛てにメールを送信することを始めました。
予想されたことですが、やる人とやらない人がいます。
強制はしないと言ったものの、やる気のある社員と無い社員の差は顕著です。
むしろそのことが見える形で明らかになってきたことも、会社にとってはメリットだったかもしれません。
頂くメールの中には、素晴らしいものがいくつもあります。
他の社員の良いところなどは、私が気がつかなかったことなどもあり、改めてその社員を見る目が変わりました。
提案やアイディアなどは、できるものは直ぐに反映させようとスピード対応を進めています。
この「1日1情報」は社員の能力向上のためでもあります。
これは、私も実感していることですが、「アウトプット」することが重要であり、その「アウトプット」することを習慣化するためなのです。
弊社でもブログ書く社員は定着してきましたが、毎日書いている社員は15分足らずで書けるようになってきています。
習慣化してきているので、はたから見るほど大変ではありません。
習うより慣れろということです。
それからブログを書くとか、1日1情報のメールを送るとか、いわゆる「アウトプット」することを前提にして仕事をしていると「インプット」が加速するのです。
質、量ともに確実に加速します。
アンテナを高く立てている状態ですから、普段気がつかない情報が次々と入ってくるのです。
本を読んでも新聞を読んでも、街で何かを見ても目に入ってくる情報が違うのです。
これならば「1日1情報」をやらない手はないでしょう。
情報発信率100パーセントを目指します。
ユニクロのニューヨーク店
ユニクロがニューヨークの5番街に大型店舗をオープンしました。
今までのユニクロの中でも一番大きな店舗。
世界一家賃が高いと言われるニューヨーク5番街の中でも一番大きな店舗。
売り場面積は1400坪だそうです。
まさに一番化戦略。
この店舗は世界戦略のための、まさしくユニクロの旗艦店舗になるそうです。
さらに驚くことは、来週同じニューヨークの34丁目にやはり1300坪の大型店舗をオープンするそうです。
ユニクロは今までもとにかく話題を提供してきました。
社内公用語を英語にすること。
楽天も足並みを揃えたり、他の会社も追随するところも出てきたため、おかげで英会話学校の人気がうなぎのぼりになりました。
正社員全員の海外勤務。
これも社員やその家族に衝撃を与えました。
スパー店長と称して、本部の部長クラスより高給料が取れる、現場重視の仕組みやシステム。
社員のやる気に火をつけました。
今回のニューヨーク5番街店のオープンに際しては、日本ではたびたび見られるティッシュ配りもしたそうです。
ニューヨークでは珍しいとか。
Web戦略でも時代の先端を行き、すべてにもっとも優れた広報戦略を他社に先駆けて展開してきたユニクロが、
こんな泥臭い人海戦術をまでやるのであれば、もはや天下無敵でしょう。
いや、ここまでやるからこそ、激戦の流通業界をリードし制してきたのでしょう。
これからのユニクロにも注目です。
内村航平選手の快挙
男子体操の世界選手権で快挙が達成されました。
日本の内村航平選手が個人総合で3連覇という偉業を達成したのです。
3連覇は男女合わせて初めてという、まさしく快挙でした。
しかも今回の優勝は2位に大差をつけての完全優勝。
優勝候補だったとはいえ、プレシャーを跳ね除けての優勝は素晴らしいものです。
団体では残念ながら銀メダルに終わったわけですが、この内村選手は最後の鉄棒で成功しても不可能であったという点差を逆転するために、大技に挑んで落下していたのです。
個人総合ではその時点で優勝確実であったにも関わらず、やはり最後の鉄棒でその大技に挑み成功させるのです。
あまりにも完璧で美しい演技でした。
日本が追求してきた「美しい体操」を完成させた瞬間でもありました。
優勝インタビューが素晴らしかった。
「結果を残すために演技したのではなく、美しい体操を見てもらいたかった」。
内村選手の演技の目的は、けして金メダルを取ることではなく、美しい演技を見てもらい、世界の人々に喜んでいただき感動していただくことにあったわけです。
結果が金メダルであり、個人総合3連覇であったというのです。
私たちの仕事の目的もお客様に喜んでいただくことです。
結果が利益なのでしょう。
目的を明確にし、しかもぶれない。
内村選手から大切なことを教えられました。
量が質を生む
弊社「日本マウント」の業種は、一般的に言えば不動産売買仲介業です。
基本的には買取転売などはしていません。
基本戦略は、いかに紹介できる物件を多く集めることができるか。
そして、その物件の情報をどれだけ発信することができるかということになります。
その量が勝負を決めます。
お客様の多くはやはり沢山ある物件の中から選びたいと思うからです。
弊社の営業マンは自分の任地で一人100物件を目標に物件を集めてくるのです。
そのほとんどが別の不動産業者が既に紹介している物件です。
しかし、最初は仕方ありません。
売却を希望するお客様も、やはり地元のそれなりの老舗や名の通った大手の不動産会社にお願いするのが普通だからです。
ところが弊社でも徐々に売却を希望する個人のお客様からの依頼が増えてきます。
いわゆる今まで市場に出ていなかった「旬」な物件が集められるようになってきたのです。
これが量が質を生むという現象です。
いきなり「旬」な物件を集めることはできません。
売却を希望するお客様も、どこの不動産会社に頼めば高く早く売れるのかを、それこそインターネットを駆使して研究しているからです。
この量が質を生むという現象はどんな分野にもあてはまることです。
天才は圧倒的努力の結果生まれるものなのです。
量が質を生み、やがて質が量を生む。
ブランドが確立し、一流という評価が得られれば、物件もお客様も自然と集まってくることでしょう。
それが私たちの目標です。