過去3年を振り返ると
12月は特に時が過ぎるのが早く感じます。
あっという間の1年でした。
いろいろなことがありましたが、今年の10大ニュースをまとめるには少し早い気がします。
弊社は今のようなスタイルで、本格的に営業して3年が経とうとしています。
来期は思い切って組織や評価、給料体系を変えようと、過去3年の営業実績を詳しく調べているのですが、いろいろなことに気が付きます。
確実に毎年、実績が下がっている営業マンがいます。
確実に毎年、実績が上がっている営業マンもいます。
この差は何なのか。
いろいろな理由が考えられますが、客観的に見てただ一つ言えることがありそうです。
それは、運勢の差だと言うことです。
運も実力のうちだと言う人もいます。
確かにそういう面もあることでしょう。
成功した人が必ず、その成功の理由の中に、運が良かったというのがあるからです。
では、どうしたら運が良くなるのでしょうか。
トップと価値観を共有すること。
整理整頓を心がけること。(行動の整理整頓も)
組織や上司の悪口や陰口を慎むこと。
良いと思ったことを即、実行し、悪いと思ったことを即、やめること。
3年間の実績表を見つめながら思ったことです。
来年は営業マンが全員、上昇気流に乗って欲しいものです。
上原ひろみの視点
私は普段はまったくテレビを観ません。
家にもテレビはありません。
どうしても観たい番組があれば、ワンセグで観ることにしてはいますが。
ただし、出張などでビジネスホテルに泊まったときだけは観たりすることがあります。
偶然に観た番組で、天才ピアニスト「上原ひろみ」さんのことを知りました。
その番組の中で、驚いたことが三つありました。
一つは異色の経歴。
音楽大学に進学したのではないという事実。
最近、ビジネスの世界でもスペシャリストが重宝される中でも、一般教養の重要性が叫ばれつつあるのですが、
まさに、天才へと極める過程で、いわゆる教養というものが必要だったのでしょうか。
二つ目は落語を聴いているということ。
上原さん曰く、落語とピアノには共通点があるのだとか。
深い話です。
三つ目は指の筋肉というのか、そのかたちの凄まじさです。
どれほど練習すればあのようになるのでしょうか。
小指の付け根の筋肉が異常に発達しているというのか、ピアノダコができているというのか。
それを見た瞬間に、想像を絶する努力の賜物であると直感しました。
たまに観るテレビからも学べることはあるものです。
どんな分野でも、極めて人はやはり偉大です。
野球に例えれば
プロ野球であれば、スター軍団といわれ、各球団から選りすぐりの選手を集めた、日本では巨人、アメリカではヤンキースが常に勝つとは限りません。
WBCで侍ジャパンが優勝したり、ワールドカップサッカーでなでしこジャパンが優勝したりしてことを見ても、そのことは証明されています。
では、何故、弱者が強者に勝ち、小が大を凌ぐことができるのでしょうか。
そこに、チームプレーの面白さがあるのです。
組織になると、組織の一体化が大切になります。
一体化はその組織の力を2倍にも3倍にもする効果があるのです。
野球に例えれば、いかに送りバントやスクイズ、ヒットエンドラン、ダブルスチールが出来るかということでしょう。
サイン通りにプレーが出来るかです。
そういう観点で弊社を見るときに、私はまだまだだと感じざるを得ません。
ここ最近、試験的に幾つかのサインを出しましたが、何人かの選手すなわち社員は、サインを見落としました。
あるいは、サインを無視しました。
野球であれば、スクイズ失敗でダブルプレーになるという最悪のケースで試合は負けです。
これでは、生き馬の目を抜くといわれる激戦の不動産業界で生き残っていくことは難しいでしょう。
送りバントのサインを無視して、ホームランを打ったとしても、それを結果オーライとするのか、その4番の行為を咎めるのかはチームカラーかもしれませんが、弊社はその4番を解雇します。
それが、弊社のチームカラーだからです。
しかし、安心できるのは、送りバントのサインを無視して三振をする選手はいますが、間違ってもホームランを打つ選手は、少なくとも弊社の社員の中にはいないからです。
一時が万事ですね。
そろそろ潮時です。
強いチームを作るために、私情を殺して人事を断行する予定です。
過去、野球でも強いチームがそうであったように。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%A0%E7%89%B2%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%88
素直という能力について
私は「素直」というのは、最も重要な能力の一つだと考えます。
ですから、素直力という言葉を使います。
素直であるかないか、素直になれるかなれないかは、性格でもあるかもしれませんが、能力といってもいいのではないかと思うのです。
そして、性格は直ぐには変えられないのかもしれませんが、能力であれば鍛えれば向上するものだと思うのです。
ですから、努力することによって、素直になれるのだと思うのです。
いや、能力であると割り切って、素直になるように努力しなければ、恐らくこの先のビジネスでの成功は難しいことでしょう。
あまりにも変化が激しい今の時代。
素直でなければ、その変化に対応することは出来ないのです。
いや、昔から「素直」は成功の必要絶対条件だったのかもしれません。
松下幸之助さんが、成功するための最も大切な資質は何かという質問に対して、熟考された後に「それは素直ということでしょう」と答えたいう話はあまりにも有名です。
では、素直とは何か。
良いと思ったことを即、実行し、悪いと思ったことを即、やめること。
知らないことを否定しないこと。
残念ながら、弊社にも、私から見て、素直ではないなと思う社員もいます。
何か損をしているように思えてならないのです。
もっと、素直になればいいのにと思ってしまいます。
素直力。
もう一度、じっくりと考えてみましょう。
人間ドッグ
50を超えたこともあって、人に勧められたのと、経営者という自覚も持たなければならないと思い、初めて人間ドッグを経験しました。
内視鏡による胃や大腸の検査。
CTやMRI。
超音波による内臓の検査。
勿論、血液や尿の検査。
次から次へと検査のオンパレードです。
自分の体は分かっているようで意外と分かっていないのでしょう。
だから、定期的な検査が必要なのです。
経営や仕事も同じなのかもしれません。
客観的に第3者が見て、分析し、指摘されて、初めて分かることもあるのかもしれません。
弊社もこの12月を終えれば、5年間が過ぎることとなります。
そろそろ、検査が必要な会社の年齢になったのではないかと思うのです。
当事者や内部にいるからこそ、分からないで過ぎてしまうことがあるのです。
検査に最中にも、そんなことを感じていました。
いよいよ、今年もラスト1ヶ月。
今年を締めくくり、来年への準備に忙しい、大切な1ヶ月を送りたいと思います。
成長著しい社員とは
ちょうど去年の今頃だったでしょうか、1月から新しい組織でスタートするために、全営業マンを面接したことがありました。
事務所も新しくして、決算期も今までの1月末から、暦と同じ12月末へ変えての新たなスタートをしたのです。
早いものであれから1年が経つのです。
1年前の面接のときに、実績が3ヶ月0ならばレッドカードで退場というルールだったため、退場を勧告すらかしないかという、いわばギリギリの状況に追い詰められていた営業マンが何人かいました。
その営業マンたちは、それぞれ大きく成長し、今年の同じ時期には、もはやそういった心配などどこ吹く風といった如く、快調に実績を積み上げています。
この1年で実績を大きく伸ばした営業マンもいれば、逆に大きく下げた営業マンもいました。
その中で実績を伸ばした営業マンは、きっと1年前に、首になるかならないかという、切羽詰った危機感を持って、必死になって頑張ったからなのかもしれません。
あるいは、結果が出ない事実をしっかりと直視して、課題に正面から取り組んだのかもしれません。
それとも、諦めずに日々の地味な基本業務をコツコツとやり続けたからかもしれません。
いずれにしても、この1年で大きく成長し、実績を伸ばしたことは事実なのです。
ここで、驕り高ぶることなく、まだまだ力不足であることを謙虚に自覚して、更に努力精進していくことが出来れば、きっと来年はもっと良い年になるに違いないのでしょう。
逆に傲慢になってしまえば、一瞬にして1年前と同じように、奈落の底に突き落とされてしまうことでしょう。
勝負の世界は厳しいものなのです。
それは、生き馬の目を抜く戦いを強いられる、不動産業界の営業の世界でも同じです。
一寸先は闇なのです。
油断は禁物です。
さあ、しっかりと1年を締めくくり、新しい希望の年になるよう備えましょう。
今年もラスト1ヶ月です
今日は11月最後の日。
今年も残すところラスト1ヶ月となりました。
去年の今頃は、事務所の引越しの準備でてんやわんや。
今年は来年から実施する組織改革や人事評価のための準備に忙しい毎日です。
本当に時が過ぎるの早いものです。
あっという間の1年でした。
事務所にいると、引っ越してからまだ1年経っていないことが信じられないくらいです。
時代の変化の速度は加速しています。
10年一昔は、今や3年一昔となりました。
弊社の営業マンを見ていても、時代の変化のスピードを痛感します。
かつてのエースがことごとく、時代の変化に対応できずに、後から来た後輩に追い越されていきました。
ここ数年で、弊社における営業の手法は、まったく変わってしまったからです。
今やスマートフォンの時代。
スマートフォンを自由自在に操り、旬な情報を瞬時に発信できる営業マンの時代になったのです。
押しが強いとか口が上手だけの営業マンでは太刀打ち出来ません。
来年はもっとこの傾向が進むことでしょう。
現実がそのことを教えてくれています。
怪物くん
毎朝、買い物をするセブンイレブンがあります。
そこへ行くと、必ずかかっている曲が、嵐が歌っているドラマ「怪物くん」のテーマ曲です。
毎日なのです。
これが本当に。
もう完全に耳に残っていまい、何をしていても頭の中でこの曲が鳴り響いています。
怪物くんといえば、私が幼い頃にもアニメが流行りました。
テレビにかじりついて観ていたことを思い出します。
もう二十年位前の話になりますが、今とは別の会社で中間管理職として活躍していたときのことです。
私の部下に、風貌や雰囲気が、フランケンシュタインと狼男と吸血鬼ドラキュラにそっくりな人間が集まったときがありました。
今でも思い出すと笑ってしまう話ですが、本当に似ていたのです。
その3人の共通の上司だった私は、特に何も特徴がなかったのですが、いつしか社内で「怪物くん」と呼ばれるようになったのです。
その3人を率いている立場だったからでしょう。
3人とも個性的でしたが実力もあり、それぞれがリーダーへと成長していきました。
やがて、人事などがあり、3人とは離れ離れになり、怪物くんと呼ばれることも自然となくなりました。
今では懐かしい思い出です。
きっとこのときの3人は、今では更に成長して、それぞれの立場で大活躍しているに違いありません。
セブンイレブンで聞く、怪物くんのテーマ曲のおかげで、ふと昔懐かしい良き思い出に浸ることが出来ました。
彼らに負けないように、私も頑張りたいと思います。
落合博満「采配」を読んで
プロ野球元中日ドラゴンズ監督「落合博満」さんの著書「采配」を読みました。
8年間率いてセリーグ優勝が4回、日本一が一回。
Bクラスは一度もなし。
まさに名将です。
現役時代は、3度の三冠王、史上最強のスラッガーでした。
この人には「名選手必ずしも名監督ならず」という格言は通用しないでしょう。
では、何故、常勝軍団を創ることが出来たのでしょう。
その秘密が知りたくて「采配」を読んだのですが、答えはいたってシンプルなものでした。
12球団一、練習量が多いからなのです。
落合さんの考え方の根本に「100回バットを振るヤツに勝つには101回振ればいい」というものがあるのです。
現に、中日ドラゴンズは、2月1日のキャンプ初日から紅白戦を実施すると宣言して、それを実行したのです。
そして、6連1休という、つまり6日間練習をして1日休むというスケジュールを実行しました。
他の球団は皆、4連1休というスケジュールのときのことです。
あまりにもわかりやすいではないですか。
これが、勝負の世界なのです。
ビジネスも同じでしょう。
結果を残せない理由をいろいろ考えても駄目です。
絶対的な仕事量が足りないだけなのです。
今、頑張っているのに結果が出ていないとすれば、過去にサボってきたつけを今、払わされているからなのです。
それか、頑張っているというレベルがまだまだ低いからなのです。
世の中は意外と平等に出来ているものなのです。
「采配」はそのことを教えてくれました。
日本一のゴマすり男
日本一のホラ吹き男は、植木等の主演する映画で、当時、一世を風靡しました。
そのシリーズとして人気を博したのが、この題名の映画だったのです。
この映画も、ゴマをすり続ける男が異例の出世をていく、もう一つの成功物語なのです。
ホラを吹くのとは、また違った面白さがあるのですが。
ゴマをするのは決して良いとは思わないのですが、組織の中で成功していくには、ある程度、表現こそ違えども、上手く立ち回ることは必要かもしれません。
根回しなどもその一つでしょう。
「ほうれんそう」といわれる、いわゆる、報告・連絡・相談の工夫なども必要なのでしょう。
ときには、上司や先輩を立てなければならない大事な局面もあることでしょう。
また、手柄を譲ることも必要なのかもしれません。
決して、媚び諂えということとは違う、大人の常識というのかマナーみたいなものがあるのです。
難しく考えることはなく、いかに思いやりを持てるかに尽きると思うのです。
上司に対しても、その上司になったつもりで温かく接してみることです。
どちらが大人になれるかの勝負だと割り切ることです。
「褒め殺し」という言葉も決して適切ではないと思いますが、ときには「ヨイショ」することも必要なのです。
それが絶対に嫌だというのであれば、一匹狼となって、起業して生きる術もあるのでしょう。
わたしは、この「日本一のゴマすり男」の映画を観たからではありませんが、今まで所属した組織の中では、ぼぼすべてと言っていいくらいに上司から用いられて、いつも出世街道の先頭を走ってきました。
冗談ですが、漫画の「島耕作」のようにです。
これも冗談ですが、今の会社の社長に抜擢されたときに、思わず友人に電話して「社長になったよ、島耕作みたいでしょう!」と言って笑われたことを思い出します。
すべてのことに「コツ」があるように、組織の中で成功するには、やはり「コツ」があるのでしょう。
一度、その「コツ」について考えてみることをお勧めします。