新緑が美しい季節となりました
今年のゴールデンウイークは、暦の関係で長くなる人が多いようですね。
10連休という人もいるそうです。
羨ましい限りです。
熊本の震災は、本当に残念なことでした。
犠牲者のご冥福と被災地の復旧を、心からお祈りしたいと思います。
熊本のみならず、九州全体の旅行客のキャンセルが相次いでいるようです。
観光事業は、弊社とも関連が深い事業です。
関係者の胸の内を察して、経営の厳しい状況を案じています。
私は、熊本の震災の数日後に、仕事で大分県の別府に行きました。
別府も、その2日前に震度6の被害を受けたばかりでした。
大分空港行きの旅客機は空席が目立っていました。
別府のホテルはガラガラでしたが、建物などの被害は全くなかったそうです。
しかし、ホテルの予約は、続々とキャンセルになっていたようです。
タクシーの運転手の話しでは、ゴールデンウイークは大打撃になるだろうとのことでした。
この頃は、震源地が大分県の方へ移動するのではないかという噂も出ていました。
私が、大分県別府市に出張すると言うと、家族を含めて周囲の人たちは全員が反対しました。
しかし、私が行った時には、揺れは殆どなく、全く普通の日常でした。
本当に、九州の観光地にとっては、大きな損失だったことだろうと思います。
今回の震災での教訓が幾つかあります。
倒壊した多くの建物が、旧耐震基準で建てられた建物だったようです。
古い建物の耐震診断や耐震補強工事が急務であると感じました。
これは、弊社の仕事に直接関係があることで、今後の教訓として活かしていきたいと思います。
また、日本全国、どこでも、いつ災害があるのか分からないということです。
海は津波、山は土砂災害や火山の噴火、住宅密集地は火事などの危険と常に隣り合わせです。
絶対に安全なところはないと言っても過言ではないのでしょう。
大切なことは、事実や現実を正確に知って、分かったうえで、物件を購入したり借りたり観光したりすることでしょう。
いわゆる、自己責任です。
しかし、闇雲に危険を恐れて、じっとしているのは実にもったいないことです。
日本は、美しいところが沢山あります。
そのことを知って、外国人観光客が押し寄せているのです。
災害などあっても、その後の迅速な対応や住民の行動などが、諸外国から評価されているほどです。
今は、新緑が美しい季節です。
美しい緑は、きっと身も心も癒してくれることでしょう。
ぜひ、リゾート地や田舎町で、皆様とお会いできることを楽しみにしています。