広い土地を求めて
都内で一戸建てを買おうとすれば、一般的なサラリーマンであれば、土地の広さが30坪あればいい方で、下手をすれば15坪ということもあります。
これが地方に行けば、同じ値段で土地が最低でも60坪、場所によっては100坪、150坪ということも珍しくありません。
菜園スペースも十分確保することが出来るのです。
駅まで車で数分、そこから新幹線で東京まで1時間足らずということも十分可能です。
首都圏に住むサラリーマンが、朝の凄まじい通勤ラッシュで精魂尽き果てて会社に到着するのを尻目に、ゆったりと新幹線で座って通勤するもう一つのカラーをしたサラリーマンもいます。
新幹線通勤族と呼ばれる人たちです。
最近は、自宅のパソコンで仕事が出来るような時代です。
平日は毎日、会社に出勤しなくてはならないわけではありません。
何日かは在宅勤務でも良いわけです。
そうなると、地方の広い土地のある家に住み、新幹線で東京に通うことも苦ではなくなります。
田舎で暮らし、東京で働くというスタイルです。
首都圏に住んでも、通勤に1時間や2時間かかると思えば、通勤時間はさほど変わらないのです。
田舎の中古住宅は、駅から少し離れれば驚くほど安く買えます。
首都圏の新築をローンで買ったとしてその金利などを考えれば、新幹線の通勤定期の負担を考えたとしても、経済的には断然お得なのです。
広い庭、澄んだ空気、安い物価、通勤のゆとり。
精神的なメリットも考えれば、こういう選択も悪くありません。
年々、新幹線通勤族が増えている理由も分かるような気がします。