立つ鳥跡を濁さず
先日、飯綱高原で偶然に出会った夫婦から、大切なことを教えて頂きました。
娘夫婦や孫たちと賃借して住んでいたログハウスを、大家さんに返す時のことだそうです。
綺麗の掃除して返そうと思ったところ、アメリカ人の娘婿には、綺麗に掃除をして返す理由が分からなかったというのです。
そこで、この人はアメリカ人の娘婿に、このように教えたというのです。
日本には、立つ鳥跡を濁さず、という素敵な教えがある。
借りた時よりも、もっと綺麗にして返すことこそ、素敵な礼儀なのだ。
この家族は、全員で一生懸命に掃除をして、床もピカピカに磨いたそうです。
勿論、アメリカ人の娘婿や子供たちもです。
大家さんもきっと喜んだことでしょう。
ホテルに泊まったら、部屋を出る時には、泊まったことが分からないくらいに綺麗にして出なさいと、教えられたことがあります。
新幹線や特急などを利用した時には、リクライニングシートを元に戻して、ゴミや新聞紙などはゴミ箱に捨ててから降りなさいとも教えらました。
この時は、全体最適という言葉で説明されたのですが、掃除をする人や次に使う人のことまで考えて行動しなさいということでした。
ホテルの部屋の例では、掃除をする人の手間が省けてば、その時間にもっと違う仕事ができるだろうということです。
立つ鳥跡を濁さず。
偶然に出会ったお客様から、改めて教えて頂いた、大切なことでした。