女性の力
不動産の売買に関しては、家族の中で女性が主導権を握っていることが多いようです。
先日、売却依頼を受けたマンションの場合もそうでした。
現況有姿で売却するのか、リフォームをして付加価値を付けて売却するのか、リフォーム業者に立ち合ってもらい検討したのです。
終始、女性が主導権を握っていました。
しかし、これは珍しいことではなく、ごく普通の光景なのです。
家にいるのは、ほとんど女性の方で、男性は寝るためにだけ帰ってくるというケースが多いからです。
キッチンは女性のためにあるようなものです。
使い易いとか、掃除が楽だとかは、使う人に聞いて見なければ分からないものです。
売買価格を決める際にも、この物件のどこが優れているのか、どこがウィークポイントなのかは、女性が一番分かっているものです。
その意見をよく聞いて、値段を決めることが、一番賢い方法なのでしょう。
最近は、女性も働く人が増えてきているので、決定権までも持つようになってきたのです。
不動産業者としては、何と言っても、まずは女性を見方につけることが肝心です。
そのためには、知識を見せびらかすだけでは駄目なのです。
印象を良くするための努力が必要です。
礼儀や作法はもとより、褒めること、冗談の一つも言えることが出来なければならないのです。
そう考えると、私たちはまだまだ学ぶべきことが多いのです。