特急あずさの終着駅でも
東北上越長野新幹線の発着駅である東京駅で、その新幹線の車内掃除をしている会社が、かの有名なTESSEIという会社です。
わずか七分間で、ほぼ完璧な掃除をすることから、七分間の奇跡と言われ、ミュージカルにもなっているのだそうです。
数々の書籍やセミナーでも取り上げられています。
私も長野市や那須塩原市へ行く時には、新幹線を利用することが多いので、この七分間の奇跡を何度か見る機会がありました。
それは、素晴らしいもので、彼らが仕事は掃除ではなく、おもてなしであると言っている意味が良く分かります。
驚くことは、ホームに入ってくる新幹線にお辞儀をして迎えていることです。
列車から出てくるお客様を、やはりお辞儀をして迎え、ゴミ袋を大きく広げてゴミを回収していくのです。
お客様も、慣れた手つきで、ゴミを持って降りるので、自然に列車の中にはゴミが少ないという現象が起きてくるのです。
これが、わずか七分間で、完璧なまでに掃除が出来る秘訣なのかもしれません。
このように、ゴミを持って降りるお客が多いことが、日本の社会資本の厚さだと言う人もいます。
昨日、特急あずさに乗って松本まで行きました。
松本駅に着き、列車から降りる時に、掃除のスタッフがお辞儀をして迎え、ゴミ袋を広げている姿を目にしました。
良いことを真似るのが日本人の素晴らしいところかもしれません。
まさに、日本の社会資本の厚さも、こんなところでも感じることが出来るものです。
いずれ、全国の駅で見慣れた光景になるかもしれませんね。