土地に関する瑕疵担保責任について
最近、売買仲介した土地に関して、売主が立て続けに瑕疵担保責任を問われるケースに遭遇しました。
引き渡した土地の地中に、瓦礫や廃材が埋まっていたのです。
こういう場合は、基本的には売主が撤去費用を負担します。
中古住宅や収益物件でも中古を購入した時などは、その建物を解体して地中を調べてみると、こういったケースになることも多々あります。
昔は今ほど、コンプライアンスが徹底されていなかったからでしょう。
土地を売る際には、売主が瑕疵担保責任を負うことを、あらかじめきちんとした説明しておかなければならないのです。
最近では、土壌汚染が心配なケースもあります。
近くに工場などがある場合には要注意です。
昔、工場だったという場合も同様でしょう。
それから気をつけなければならないのが、隣地との境界の問題です。
新たに実測する場合などは、隣地の人の立合い、署名捺印、印鑑証明などの交付が必要になってきます。
隣地の所有者が遠方に引っ越していたり、ましてや海外などに移住していたら、大変な手間がかかってしまうのです。
弊社は一度、そういった件で、アメリカにデンバーまで行く羽目になったこともありました。
土地の売買は、簡単なようで簡単にはいかないこともあるのです。
しかし、そのために、弊社のように仲介業者が存在するのでしょうね。
お客様のためにも、しっかりと役割を果たしたいと思います。