農地に対する関心が高まっています

農地に対する関心が高まっているような気がします。
昨年秋のことですが、長野県長野市松代にある古民家を売却したときのことです。
このときは、希望があれば農地を付けることにしていたのですが、購入されたお客様は、農地にも興味があり、そのことも購入の大きな理由になりました。
今回、埼玉県でも農業資格が取得できる程の広大な農地を付けて、やはり古民家を売りに出したところ、予想を超える数のお客様からお問い合わせを頂きました。
中には、福島県在住で原発の影響などから、農業が出来なくなってしまったというお客様もいらっしゃいました。
また、本格的に農業を初めてやりたいというお客様も、何人かいたのです。
今回、縁があって長野県の飯山市の農地を売却することになりましたが、農地だけでは売りにくい思って、近くに安い中古住宅が無いか調べてみたのです。
そうしたところ、とっておきの一品がありました。
値段も手ごろな物ですので、農地とセットにすれば、その付加価値は何倍にもなるような気がします。
しかも、3000坪もある農地ですし、就農計画を出せば、いきなり農業資格を取得でき、農地でも所有権が移転できるというメリットもあるのです。
農地でいつも問題になるのは所有権移転の問題です。
通常は、農業資格がなければ所有権移転の手続きは出来ません。
保全を目的として、所有権移転仮登記をすることで、売買成立とすることがほとんどでした。
今後は法律がどのように変わるのか分かりませんが、農業への参入障壁をもう少し低くしても良いのかなと思います。
農地を手放したい人が手放すことが出来ず、農地が欲しい人が取得できないのは、なんとなく矛盾を感じてしまうからです。
仮登記しか出来ないのを嫌がって、農地取得を諦めた人も多いのです。
いずれにしても、農業や農地に関心がある人が増えていることは確実のようです。
この傾向は、益々、進むことでしょう。

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