社員教育の難しさ
弊社「日本マウント」では、社員教育に力を入れています。
セミナーに参加することを奨励したり、本やCDを貸し出したり、指定図書を決めて、毎月1回は輪読したり、その本の感想を発表してもらったりしています。
しかし、教育の効果がどれほどあったかという効果測定はなかな難しいものです。
営業力や指導力というものは、やはり結果を出して証明するしかないのでしょうか。
1番理想なのは、自主的に勉強することです。
強制したときよりも何倍も効果があると思うからです。
積極的に本を借りたり、CDを借りたり、セミナーに参加する社員が増えてくれることを期待したいと思います。
気持ちがあっても行動に移さなければ意味がないわけです。
直ぐに結果に結びつかないかもしれません。
しかし、確実に効果があるのが勉強なのです。
弊社のような不動産売買仲介業では、人材が資産であるといっても過言ではありません。
社員教育こそ、最大の投資であると確信しています。
自主的に勉強することがなかなか出来ないときは、しばらくの間は強制するしかないと思っています。
自主的に勉強する社風や企業風土を創るのには、少し時間がかかるのかもしれません。
忍耐強く、奨励し続けて、勉強好きな社員が多いという、弊社独特の企業文化を創り上げていきたいと思います。
量から質への転換点か
量が質を生む。
言わずと知れた有名な言葉です。
天才も蓋を開けてみれば、圧倒的な量をこなしていたと言う話は有名です。
弊社「日本マウント」も、関東甲信静岡地方で、とにかく物件数という量を追いかけてきました。
そのおかげで、少しは知名度も上がってきたような気もします。
ある程度は認知されてきたような昨今なのです。
いよいよ量から質への転換点が来たのでしょうか。
最近、そんなことを感じさせられることに多く出くわしました。
何事も時代が進むにつれて、何かしらの転換点は、必ず訪れることでしょう。
弊社「日本マウント」は後発の零細企業でしたから、とにかく物件を集めることに集中してきました。
物件収集だけで手一杯だったといっても過言ではありません。
これからは、より素晴らしい、素敵な物件を集めていきたいと思います。
また、お客様から直接、売却を頼まれた物件を、丁寧に真心を込めて取り扱っていきたいと思うのです。
不動産の専門用語になりますが、お客様と専任媒介契約を交わした物件、一般媒介契約を交わした物件を、より大切に取り扱っていきたいと考えています。
すべてはお客様のために。
常にベストを尽くします。
勉強会での出来事
毎月1回行われる社内勉強会。
今回のテキストは、少し古い本ですが、楽天の三木谷さんが書いた「成功のコンセプト」。
文庫本にもなり、購入しやすくなったのが、ありがたかったです。
その中の一節に、楽天の三木谷さんがもう1人の社員であった本城さんに、楽天市場のエンジンを作らせるシーンが出てきます。
普通なら不可能と思えることを、何とかなると考えた三木谷さんも三木谷さんであるなる、それを本当に作ってしまった本城さんも本城さんだと思いました。
まさしく、草創期の苦労とその奇跡的な展開のシーンが綴られているのです。
その箇所を読んだのは、弊社のWebスタッフの責任者。
実は、弊社「日本マウント」も彼が入社するまでは何と、ホームページがなかったのです。
ほとんどお金をかけることなく、何もないところから今のホームページとそのシステムを、後にもう1人プログラマーが加わったものの、ほぼ1人で作り上げたの彼でした。
勿論、規模は違いますが、自分たちの歩みと、そのシーンが少し重なって見えた瞬間でもありました。
振り返れば、彼にとっては苦労の連続だったことでしょう。
今のホームページを見れば、その作成からシステムまで、すべて内製化されていると聞けば、きっと驚くことでしょう。
まさしく、ここに、弊社「日本マウント」の強みが集中しているのです。
彼曰く「まだまだやり足りないことが巨万(ごまん)とある」。
なんとも頼もしい言葉ではありませんか。
彼が大暴れできる体制を整えて、弊社の強みをもっと強くしたいと思います。
不動産売買のタイミング
今年は冬が長かったという印象です。
信州のある高原では、例年より約1ヶ月ほど雪が解けるのが遅い見込みだとか。
昨年、その信州のある高原の別荘を売買しようとしたのですが、売主がどうしても値段交渉に応じることが出来ずに売買が成立しませんでした。
私は長年の経験や勘などから、今回のチャンスを逃すと当分売れないだろうと思いましたので、弊社の担当者を通して売主に今回の機を逃してはいけないことを伝えたのです。
しかし、残念ながら買主の希望する金額は受け入れてもらえませんでした。
今までにも、何回となく同じようなケースで売買の機を逃した物件が多くありますが、その後の結果は芳しくないことがほとんどです。
1番多いのは、その後に何年間も売れないで、結局、更に値段を下げても売れないという結果になってしまうことです。
まさしく機を逃すという結末になってしまうわけです。
今回の信州の物件も、そのようなことになってしまう可能性が高いのです。
売るのを早まったという後悔よりも、売り逃がしたという後悔の方が、数からすると圧倒的に多いのが特徴です。
今回の信州の物件の売主も、実はもう既に後悔し始めています。
冬長かったことで、今年のスタートダッシュでつまずいたことによるプレッシャーが、そのような気持ちにさせてしまったのでしょう。
リゾート物件や田舎暮らし物件は、現在では圧倒的に買い手市場です。
勿論、人気のあるリゾート地や、そこにある人気の物件は例外的に売り手市場ですが、その数はさほど多くはありません。
こういう人気物件は、少し購入をためらった隙に、逆に直ぐ売れてしまうの現状なのです。
良く、直感は正しいとか、最初の印象は以外に当たっているとか言われることが多いですが、どうやら売買のタイミングというものにも、それに似たようなことがあるようです。
年々、そういう実感が強くなってきています。
ぜひ、売主も買主も機を逃さないことを望みます。
再び営業最前線
具体的にはこの4月くらいからになりますが、再び、私が営業最前線に立つことになりました。
今まで営業を任せていた幹部社員が、3月初めに緊急入院して戦列を離れたことによるものです。
ほぼ1年間、営業からは少し距離を置いていましたが、そうもしていられなくなったわけです。
元々、営業畑で育ってきた私ですから、水を得た魚のように元気一杯、先頭に立って頑張る毎日です。
少しばかり人員の整理もし、若手メンバーが主力の営業組織、会社全体の組織に生まれ変わりました。
私を含めて3人以外は、最年長が35歳という組織に若返ったわけです。
私も彼らに負けないくらい、まだまだ体力には自信があります。
先頭に立って引っ張っていけるだけ気力も充実しているのです。
そして、自ら後姿で指導して、次期リーダーや優秀な営業マンを育成していきたいと思います。
最近、首都圏の紹介営業も加速しています。
組織が若返り、運勢が徐々に向上してきている実感も出てきました。
勿論、関東甲信静岡地方のリゾート物件や田舎暮らし物件の「日本一」を目指す「目標」のブレはありません。
今の若手が育ち上がり、次の若手が入社してくる頃には、きっと最強組織が出来上がってくることでしょう。
そのためにも、OJT教育に力を入れて、私が自ら手作りで営業マンを育てていこうと思うのです。
やる気がある若手が希望です。
このままいけば、きっと短期間で急成長することも不可能ではありません。
学ぶことはあまりにも多く、私の要求も日々エスカレートしていきますが、今のこのときをメチャクチャ頑張って乗り越えれば、その先には明るい未来が待っているのです。
歯を食いしばって頑張りましょう。
不動産業界の未来
業界専門誌によると、ここ10年間で全国の不動産会社の約50パーセントが廃業しているというデーターがあるそうです。
少しショッキングな数字でした。
減っているとは知っていましたが、まさかここまで減少傾向が加速しているとは驚きでした。
よく聞くのは、後継者がいないという理由で、地方の小さな不動産会社が廃業するケースです。
また、大手不動産会社のチェーン店が増えてきたり、フランチャイズが増えたりして、競合が激化することにより、業績不振による廃業のケースです。
昔ながらの衣料品店や八百屋、喫茶店、文房具店、本屋、床屋などが街から消えていったのと同じ現象でしょう。
インターネットの発達が、その傾向を更に加速しています。
不動産業界も例に漏れず、というよりも最もその恩恵を受けた業界の一つかもしれません。
高額商品だけに、事前に入念に情報を入手したいと思うのは誰もが同じです。
弊社「日本マウント」のお客様でも、地方の田舎暮らし物件を、同じ地方の人が弊社を仲介して購入するケースが増えてきました。
今まででは考えられない現象です。
集客を制する者が、現代ビジネスを制するという話を実感します。
これから益々、不動産業界は変化していくことが予想されます。
地方と都会、賃貸と売買、仲介と買取転売、不動産と建築・リフォームなど、それぞれの垣根が取り払われていくことでしょう。
良く言われる、1番しか生き残れない、特色がなければ生き残れない、何か強みが特化されていなければ生き残れない時代なのでしょう。
場所を問わず、国を問わずという時代も、もう目の前です。
努力し続けるしかありません。
信州の桜は
久しぶりに信州を訪れました。
今回は木曽路。
「木曽路はすべて山の中」という藤村の一節に出てくるなど、それなりの知名度があるところです。
木曽義仲が旗揚げしたことで有名な場所もあります。
古い町並みなども残っており、昨年NHKの連続ドラマ「おひさま」のロケで使われた場所もあるのです。
木曽駒ケ岳は美しく雪化粧をしておりました。
桜はまだつぼみの段階。
東京は既に散り始めていましたので、きっと標高の差が桜の咲く時期の差になっているのでしょう。
次に来るときには、満開の桜が楽しめるかもしれないという期待を持ってしまいました。
信州の魅力は、比較的東京から近いところにあります。
そのくせ標高差がかなりありますので、それに伴う数々の魅力が存在することになるのです。
夏が涼しいこと、自然が美しいこと、空気が綺麗なことなどです。
桜の開花時期の差もそのひとつです。
東京で満開の桜を楽しんだ後、数週間後に再び、わずか数時間の移動で満開の桜も楽しむことも可能なのです。
木曽路はいわば渓谷です。
川と山に囲まれた渓谷で咲き乱れる満開の桜は、東京では観ることが出来ない、また美しい風景に違いないと想像を膨らませながら車を走らせていました。
数週間後が楽しみです。
桜の美しさを堪能する
早朝4時頃には目覚めて、約1時間ウォーキングする毎日。
最近は夜明けが早くなってきたので、ウォーキングが終わる頃には辺りが明るくなるようになりました。
先日、いつものウォーキングコースから少し脱線して、目黒川沿いを歩いてみました。
理由は川沿にある満開の桜並木があまりにも美しく、それがどこまでも続いているのに魅せられたからです。
頭上を見上げながら、川の向こうにも咲き乱れる満開の桜を観ながら、美しいそれが途切れるところまで、ついつい歩き続けてしまいました。
桜は日本の国花であるといわれています。
その美しさは格別です。
1年間でわずか1週間ほどのしか姿を見せない桜の花は、その命が短いからこそ、美しさもより一層、映えるのでしょう。
待つ時間が長ければ長いほど、その価値は増すのだと思います。
失われた20年といわれるほど、未だ日本の低迷期が続いていると思われるのですが、忍耐の期間が長ければ長いほど、いずれ将来、再び日本が世界で輝くときには、より一層、その輝きを増すのでしょう。
そんな期待を日本の未来に寄せたいのです。
資本主義が行き詰まり、超大国が行き詰る昨今、過去の幾たびの危機を乗り越えてきた日本が再び、近未来の危機を乗り越えて、世界をリードする日が来るのかもしれません。
桜の美しさを観て、そんなことを感じたのでした。
これから、必ず、日本の時代が来る。
なんとなく、そんなことを確信した、気持ち良い朝のひと時でした。
虎の穴
「虎の穴」と聞いて、ピンと来る人は、きっと私と同年代の人ではないでしょうか。
私が幼い頃、テレビの前にかじりついて観たアニメに「タイガーマスク」というプロレスを題材にしたものがありました。
虎のマスクを被ったプロレスラーが、主人公「タイガーマスク」である「伊達直人」だったのです。
漫画の中では、当時のヒーロー「アントニオ猪木」や「ジャイアント馬場」らと共に大活躍しました。
伊達直人は、ある孤児院で育ったのですが、正体を隠して「タイガーマスク」としてプロレスラーとなり、その稼ぎの中から匿名でお世話になった孤児院にランドセルなどの寄付を続けるのです。
近年、これを真似して、匿名や「伊達直人」と言う名前で、施設に寄付をすることを「伊達直人現象」と言い、一種の社会現象になったわけです。
この伊達直人がプロレスラーになるために、猛烈な特訓を受けた訓練機関のことを「虎の穴」と言うのです。
いつしか、一人前のスペシャリストを育てる特訓のことを称して「虎の穴」と呼ぶようになりました。
インターネットでも、営業マン養成の「虎の穴セミナー」というものが宣伝されていました。
弊社「日本マウント」でも、この「虎の穴」と称して、若手のやる気のある社員を対象に、私が主催する勉強会を開催することにしました。
若手のメンバーに、もっともっと勉強して、ガンガン成長して欲しいと願っているからです。
普通に他の人と同じことをやっていても、その成長は他の人と変わらないものです。
特訓とか、猛烈な訓練とか、常識を超えた努力とが必要なのです。
体力も気力も必要でしょう。
だからこそ、若いほど良いのです。
若さこそ、最高の財産であり、武器なのです。
私が主催する勉強会「虎の穴」の参加メンバーを募集します。
1人でも多くの若手メンバーが参加することを望みます。
移動時間は絶好の読書タイム
私は必ず、移動時間は読書をすることに決めています。
最高の読書空間になるからです。
その中でも特に最高なのは飛行機の中。
携帯電話の電源も切っていますから、完全集中モードになります。
今回の九州への出張では、五木寛之さんが書いた「親鸞」の上下2巻を読破しました。
久しぶりに小説を読みましたが、物語の中に一気に引き込まれていきました。
ビジネス書を読むことが多いのですが、たまに読む小説も本当に勉強になるものです。
読書が最高の自己投資であることを知ったのは、恥ずかしながら最近のことです。
もっと前から今のペースで本を読んでいたら、また全く違った人生を歩んでいたかもしれません。
なんとも悔やまれるわですが、人生で遅すぎると言うことはないと、気持ちを切り替えて、せめて移動時間は読書に没頭するように心がけているのです。
だからこそ、社内の若手には、読書を強く勧めることにしています。
決して損はないと断言できるからです。
インターネットの発達により、これからのビジネスは、ブログやツイッター、フェイスブックなどによる、情報発信が大切なってきた今日であれば、なおさらのことでしょう。
ビジネス力は情報発信力であり、営業力もやはり情報発信力だからです。
情報発信力とは、すなわち文章力や表現力、そして勿論、知識力などになるからです。
そうなると、日頃の読書量が物を言うことになるのです。
とは言っても、就業中にデスクで読書にふけるのは勇気がいること。
そこで、移動時間を生かすという発想が出てくるわけです。
そう考えると、出張こそが最高の読書機会となるのです。
弊社の若手の皆さん、ガンガン物件案内で出張して契約を決め、ついでに移動時間は読書に没頭するといった充実した、これからのリゾートシーズン真っ盛りを過ごしましょう。