三年一昔
十年一昔という言葉はもう昔の言葉だそうです。
今や三年一昔の言うのだとか。
それぐらい時代の変化のスピードが激しいのです。
弊社の営業の歴史を見てもわかるのです。
5年前にはパソコンが1台もなかった会社でした。
3年前に初めてホームページとやらができました。
5年前に営業のエースも3年前の営業のエースも今はいません。
今や集客の中心はグーグルやヤフーの検索によるものや、アットホームやホームズの大手ポータルサイトによるものではありません。
ましてや紙媒体の広告は、実は弊社は初期の頃だけ「田舎暮らしの本」や「リゾート物件情報」という雑誌で広告を出したことはありますが、文字どおり3年前にはそれも止めました。
では、今は何が集客の主力かと言えば、ブログやツイッターによるホームページへの流入なのです。
必然的に、情報発信力や文章力のある営業マンが弊社ではエースになりつつあるのです。
そして、失敗を恐れず恥をかくことを恥じない、いわゆる挑戦意欲があってフットワークが軽い営業マンが、その主役の座を取って代わろうとしているのです。
変なプライドがある人は損をしています。
多少、誤字脱字があってもなりふり構わずにドンドン情報を発信する人には敵わないのです。
絵に描いたような新旧交代劇が展開されています。
まるで社会の縮図のような感じさえします。
まさしく、三年一昔。
乗り遅れたら負けです。
http://kotobank.jp/word/%E5%8D%81%E5%B9%B4%E4%B8%80%E6%98%94
金の延べ棒
私の故郷は長野県諏訪市。
諏訪湖という大きな湖があるところです。
その諏訪湖に面したもう一つの市が岡谷市です。
昔はスピードスケートやボート、バレーボールなどが盛んで、地元の高校がインターハイ優勝や国体優勝などの快挙を成し遂げていました。
その岡谷市のある会社社長の自宅にある土蔵の床下から、金の延べ簿210本(時価約5億6300万円)と現金約6億7000万円が見つかったというのです。
勿論、資産隠しが目的だあったわけですが、不動産売買をしていると、これほど金額は大きくはないのですが、こういったケースにたびたび出会うことがあります。
私が聞いた話の中で笑い話のようなものもあります。
いくつかの瓶に札束を入れて庭に埋めて隠していたところ、その場所が分からなくなってしまい大騒ぎした話。
夫が不動産売買で儲けた金いわゆる「へそくり」を妻に内緒でトイレ設備のある場所に隠したところ、ある日、トイレが詰まってまい業者が修理に来てその札束を発見。
その業者が血相を変えて「奥さん、トイレの下から札束が大量に出てきました!」と報告して、その「へそくり」が水泡に帰してしまったという話。
やはり古い倉庫の下にお金を隠していたところ、その隠した本人が痴呆もあってかそのことを忘れてしまい、尚且つその倉庫や土地を売買してしまい、購入した業者が倉庫を解体し土地を造成するとき発見した話。
いずれも隠した張本人は、相当ばつが悪かったにちがないでしょう。
悪いことはできないものですね。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2011100303870.html
ジョブス氏のご冥福をお祈りします
巨星が逝きました。
歴史を創った人でした。
時代を変えた人でもありました。
プレゼンテージョンの常識を覆しました。
その波乱万丈の人生は誰にも真似ができないでしょう。
ソフトバンクの孫正義さん曰く「人類は情報革命という、かつて経験したことのない激変期を迎えている」。
その中心にいたのが、まさしくジョブス氏だったのです。
インターネットのみで営業を展開する弊社「日本マウント」でも、その動向や発言には常に注目していました。
IphoneやIpadを使い、ソーシャルメディアを駆使して情報発信することを営業戦略の中心に据える弊社にとっては、他の不動産会社のどこよりも、ジュブス氏に対する憧れや期待が大きかったと自負しています。
どうして、時代のヒーローの多くが早くその生涯を終えてしまうのでしょうか。
歴史は時としてヒーローには残酷なものです。
「歴史にもしはタブーだけれど、もしジョブス氏がいれば・・・」と未来の人々が語るであろう、その未来が確実に訪れることでしょう。
ジョブス氏の功績とその名前は歴史に永遠に刻まれたのだと思います。
ジョブス氏、ありがとう。
そして、安らかにお眠りください。
http://jp.techcrunch.com/archives/20111005steve-jobs-has-passed-away/
津波に耐えた古民家
宮城県南三陸町で、東日本大震災の津波に流されながらも倒壊しなかった築300年を超える古民家についての話です。
この古民家は江戸時代中期の1702年築で、震災当日まで暮らしたという持ち主は13代目だとか。
多額の費用がかかるかやぶき屋根のふき替えを欠かさず、代々守ってきたそうです。
津波で約20メートル流され、傾いたのですが、倒壊せずに持ちこたえたそうなのです。
解体という選択肢もあったそうですが、持ち主は保存を強く希望したというのです。
そこで、江戸時代の建物を集めて展示する高松市の「四国村」に移築、復元することになったそうなのです。
持ち主の思いを聞きつけて、四国村の関係者が移築を提案してくれたのです。
古民家の強さは、弊社の販売においても折り紙つきです。
関東大震災をはじめ幾つもの地震や台風に100年、200年と耐えてきた歴史があるからです。
そして、きちんと現存するという現実があるからです。
今、問題になっているシックスハウス症候群なども関係ありません。
冬の寒さは厳しいものがありますが、蒔きストーブなどの設備を整えれば大丈夫です。
ましてや最近は温暖化現象などもあってか、冬の寒さの厳しさは年々軽減しているのが現状です。
夏の蒸し暑さ対策は万全です。
冷房がほぼ要らないくらいに快適なのは保証済み。
これから、益々、古民家が注目されていくことは間違いないでしょう。
1日1情報
前から勧められていたことでもあり、いつかやろうと思っていたことです。
30名足らずですが、全社員から1日1情報と題して、メールを受信することにしました。
強制と言いたいところですが、強制することは嫌いな方なので、奨励と言うことにしたいと思います。
気付いたこと、感じたこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、提案やアイディア、頑張っていたり認めてあげたい同僚のこと、小さなクレームや失敗して改善したいと思ったことなど、何でもいいので出勤日には1日1情報を情報発信しようという企画です。
多くの成功し発展している企業が取り組んでいるという話は前から聞いていました。
続けること、そして全員がやることが、どうやらポイントのようです。
全社員の何パーセントが果たしてやってくれるのでしょうか。
そのパーセンテージが現在の弊社のレベルなのでしょう。
「アウトプットはインプットを加速する」。
もう何度となくこのブログでも紹介した、勝間和代さんの言葉です。
なるほど、アウトプットを前提としたインプットこそ効率の良いインプットはないのです。
まるで乾いた土に水が浸み込むように吸収していきます。
このアウトプットを習慣化することが、1日1情報の目的でもあるのです。
私は毎朝、「今日の一言」と題して全社員にメールを配信しています。
このメールで1日1情報の良い情報を共有していくつもりです。
良い情報を瞬時に共有し組織の一体化を計れると共に、個人の成長を促すことができる「1日1情報」の企画を、ぜひ継続し社員発信率100パーセントを目指していきたいと思います。
トラブル防止のために
お客様がせっかく喜んで別荘や田舎暮らし向き住宅の売買が終わった後に、予期せぬトラブルが発生することがあります。
極力、トラブルがないように細心の注意を払っているのですが、年に1~2回くらいはどうしても起きてしまうのが現状です。
今まであったトラブルでは、売主が業者でリフォーム渡しの物件でした。
リフォームの出来栄えが著しく劣っていたためトラブルになりました。
リフォームに関するお客様の注文もどんどんエスカレートしてしまい、収集がつかなくなってしまったのです。
最後は言った言わないの話や仲介業者の監督責任うんぬんという言い争いになってしまいました。
結局この問題は裁判まで発展し、1年以上かけて和解という形での決着になったのですが、ひどく後味の悪い結果となってしまいました。
この件で得た教訓は、弊社が売主の場合以外は、リフォーム渡しの売買での仲介業はやらない方が良いということです。
最近起きたトラブルは、解体渡しの物件でした。
解体そのものは問題はなかったのですが、思わぬところに落とし穴が。
これも売主がれっきとした不動産免許業者でしたので、仲介入った弊社は安心しきってしまっていたのです。
この売主業者が解体を下請け業者にやらせたのですが、この下請け業者が実際に工事をした解体業者にお金を支払わなかったそうなのです。
解体業者は集金できないので、この物件の買主であるお客様のところへ集金に行くという挙行に打って出てしまったのです。
これにはお客様も売主業者も仲介した弊社も寝耳に水。
こんなことは想定外だっただけにお客様は困ってしまい、弊社や売主業者に苦情を言ってくるやら、弊社や売主業者は困惑し弁護士と相談するといった騒ぎとなってしまいました。
解体業者が直接取引契約をしていない買主のところに集金に行くこと自体が、まったく常識を逸脱している違法行為なのですが、だからと言って仲介業を担当した弊社が動くにはいろいろ問題があり簡単にはいかないようなのです。
買主であるお客様に本当に申し訳ない結果となってしまいました。
これからは売主、とくに業者をしっかりと選ばなければならないと肝に銘じました。
それが一番のトラブル防止策なのです。
ダメ会議とは
弊「日本マウント」は、あまり会議はやりません。
必要なときのスポットでやるくらいなのと、毎週月曜日だけ定例で短い会議をするだけです。
といっても、総勢30名足らずの小さな会社ですから、会議と言うほどの仰々しいものは必要ないくらいなのでしょう。
しかし、組織が大きくなるにつれて、やはり目的が明確なしっかりとした会議は必要になってくると思います。
あるセミナーのDMのなかにダメ会議についての記述があり、面白かったのでご紹介します。
タイトルは「ダメ会議の6段階」。
1.懐疑 参加者は全員、「何でこんな会議をするのか」と心では思ったまま始まる。
2.貝議 出席しているだけで、みんな貝のように黙って発言しない。
3.怪議 目的も狙いもハッキリしないから、出席者全員が聞き役に徹する。
4.階議 結局、組織の階層で最も上位の人の意見が支配する。
5.回議 責任はタライ回しにされる。
6.悔議 参加者は出たことを後悔する。
いかがですか?
弊社も気をつけて、このような会議にならないようにしたいと思います。
ちなみにこのセミナーのDMは、船井総研主催の「デキル社長は自立型社員をこうつくる」というタイトルのセミナーのものでした。
DMからもいろいろ学べるところがあるものです。
たかがDM、されどDM。
「おひさま」が終わりました
NHK連続テレビ小説「おひさま」が終わりました。
信州の安曇野や松本を舞台に約半年という期間。
私はほとんどテレビは観ないのですが、ついついワンセグで時間があるときは観るようになり、ついには最終回に至るまで全体の8割ぐらいは観てしまいました。
こんなことは近年、珍しいことです。
やはり、故郷の信州での話しだったり、弊社「日本マウント」が特に力を入れてきた信州の安曇野を舞台としての話だったりしたからなのでしょう。
最後はほぼ全員が、ハッピーエンドの話だったので何かしらほっとしました。
特に主人公の陽子たちの世代の登場人物が全員、元気良く長生きしていたことは何よりでした。
戦争を体験し、戦後の貧困を体験し、経済復興を体験した、いわゆる「陽子世代」は実にたくましい人たちが多いです。
ちょうど私の父や母の世代の人たちです。
今の日本があるのも、彼ら彼女らの頑張りの結果なのでしょう。
本当に頭が下がる思いです。
精神的にも強いし、体も丈夫な人たちが多いので、きっと最も長生きする世代ではないかと思います。
むしろ、私たちの世代は大変です。
運動不足や飽食でメタボが多いのや、精神的に強くないので、直ぐにストレスに負けてしまいます。
戦争や貧困など最悪の極限状態を体験していないので、いわゆる「逆風」や「想定外」というやつに対する免疫がないのです。
それが、年々増加し続ける精神病や自殺の数に反映されているのかもしれません。
さて、この「おひさま」効果もあってか、弊社が力を入れる信州・安曇野地方の人気が急上昇中です。
「おひさま」は終わりましたが、安曇野の人気はまだまだ続くことでしょう。
自然が美しく、しかしどこかしら都会的なセンスがある「安曇野」をこれからもよろしくお願いします。
戦略とは捨てること
ある経営セミナーでのことです。
「戦略とは捨てることなり」。
講師の言葉が会場に響きました。
このときに、「戦略とは何をやるかよりも何をやらないかをまず決めることである」という、以前に読んだ本の中の言葉を思い出しました。
講師の言葉は続きます。
自動車産業での「スズキ」の例。
いわゆる捨てたものは何か。
一つ目は「車種」。
軽自動車以外をほぼ捨てました。
スズキは軽自動車に特化しています。
その結果、「軽」はスズキの代名詞のようなものとなりました。
二つ目は「市場」。
北米を捨てたというのです。
かわりに「インド」でその不動の地位を築きました。
こうして「スズキ」は競争激化の自動車産業で勝ち残ってきたのです。
弊社の戦略はいかに。
何を捨てるのか。
もう一度、じっくり考えてみたいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD_(%E4%BC%81%E6%A5%AD )