再会を誓って
とても残念なことですが、弊社「日本マウント」で活躍してくれたメンバー2人が新しい門出をすることになりました。
草創期を共に創ってくれた2人でした。
それぞれ、志を新たにしての決断。
その意志を尊重したいと思いました。
1人は海外青年協力隊でバングラディッシュへ行くそうです。
きっと弊社で大活躍してくれたように、日本を代表して「利他」の汗を流してくれることでしょう。
販売図面作成などの仕組みや作業工程が何もなかった中で、その流れをしっかりと創ってくれました。
今や弊社のホームページには1300件を超える物件が掲載されています。
すべてはその社員の功績といっても過言ではありません。
私も心から感謝しています。
もう1人の社員は新天地で自分の力を試すことを選びました。
その社員が入社したその日に、弊社では初めて全員で朝礼をしたことを思い出します。
はるばるアメリカのデンバーまで、アメリカ在住のお客様のサインを頂くために、入社後間もないにも関わらず行ってくれたこともありました。
アメリカ在住歴が20年を超えて、語学が堪能だったからです。
その後も、数々の実績を残して、営業の先頭に立って全体を引っ張ってくれました。
惜しまれて去ることほど、その人の価値を決定付けるものはありません。
2人の残してくれたものは、会社の財産として、今後もしっかりと活かし続けられることでしょう。
2人の新しい門出を祝福し、未来の活躍をお祈りいたします。
そして、いつの日か素敵な再会を期待します。
お互いの成功を誓い、そしてその素敵な再会を誓って。
心から、ありがとう。
本当に、お疲れ様でした。
小説を読む
趣味は読書というほどの読書好き。
昔は活字嫌いだったのに不思議なものです。
必要に迫られて始めた読書のジャンルはビジネス書。
徐々に活字に慣れてきて読書の楽しさに目覚めたのです。
あえて読書のために時間を取ることができない環境の中、移動時間や隙間時間に本を開く習慣ができてきたのです。
まったく読書嫌いだった私でしたので、本来であれば当然読んでいても不思議ではない名作やベストセラーなど、ほとんど読んでいなかったのが現状でした。
ビジネス書を読む傍ら、小説やエッセイにも手を出し始めたのです。
ついつい、その面白さにはまってしまいました。
最近読んだ小説は、司馬遼太郎さんの本です。
遅ればせながら、昨年になってやっと読んだものに「竜馬がゆく」「坂の上の雲」がありました。
今年は「世に棲む日日」「翔ぶが如く」を読みました。
いずれも、文庫本数冊から10冊にもなる長編小説だったのですが、あっという間に読むことができました。
それだけ面白くて我を忘れて夢中になっていたからでしょう。
その他、元小泉首相が絶賛したといわれた、加藤廣さんの「信長の棺」など本能寺3部作。
和田竜さんの「のぼうの城」「忍びの国」などです。
しばらくの間、ビジネス書から遠ざかっていましたので、これから再びビジネス書に戻ろうかと思っています。
これからも、いろいろなジャンルの本にチャレンジしていきたいし、また名作といわれるものは読んでおきたいと思う今日この頃。
もうしばらく、読書の秋を楽しみます。
空の旅での読書
先日、日帰りで九州へ出張してきました。
弊社は羽田空港に近いというメリットがあります。
将来、海外や日本全国に活躍の場を広げるには申し分ないのですが・・・。
移動時間は、好きな読書に没頭できる至福の時間です。
この日は実際の商談は4時間余りで、ほとんどは移動の時間でした。
移動の時間や待ち時間は、そのすべてを読書の時間に割くことができました。
実はこの一日で最も集中できた時間は、飛行機の中の時間でした。
その理由は。
携帯電話を気にしなくても良いからです。
電源をオフにしなければならないので、着信音が鳴るともなければメールをチェックすることもしなくて良いからです。
逆に考えれば、普段は携帯電話に振り回されているということなのでしょう。
便利なものにも弊害はあるのです。
昔は友人や取引先の電話番号は暗記していたものです。
今ではその必要がなくなってしまいました。
きっと記憶力も減退しているに違いありません。
普段でも本当に読書や仕事に集中するときは、携帯電話の電源を切ることにした方が良いのかもしれないのです。
便利な物の使い方は大切ですね。
私は益々、空の旅が好きになりそうです。
情報発信の重要性
不動産売買仲介業は物件紹介業と言っても過言ではありません。
昨日のブログでも書きましたが、営業マンは高度なコンシェルジュ能力やコンサルタント能力が必要な職業なのです。
いわゆる完全なサービス業です。
初めに物件ありきではなく、お客様のニーズありきなのです。
しかも、潜在的なニーズなのです。
そして、お客様に有益な「旬」な情報をどれだけ速く、どれだけ多く発信することができるかという、いわゆる情報発信業でもあると思うのです。
これは、インターネットそしてスマートフォンの出現により断言できるほどになりました。
現地に行き、その場で意図も簡単にスマートフォンを駆使して、ブログやツイッターなどで瞬時に情報発信することができるようになったからです。
今や小学生でも自由自在にスマートフォンを操る時代です。
彼らが大きくなったあかつきには、いったいどんな情報時代になるのでしょうか。
文章を書くと言うのか、ネットで発信することはもはや当たり前、この傾向は益々高くなることでしょう。
フェイスブックやミクシイ、グーグルプラスワンなども、それをやっていて当たり前、できて当たり前、その情報の量や質、速さや継続性、更新頻度が競われることになるのでしょう。
ソフトバンクの孫正義さんの言われるところの、人類史上始まって以来の大変革期、すなわち情報革命の時代がまさしく今このときなのでしょう。
私も毎朝、ブログを書き、フェイスブックやツイッターをやり、社員全員と営業マンに合計2通のメールを発信しています。
社員には毎日のように言っていますが、習うより慣れろの精神でやっています。
鍛えればそれなりに能力は向上するようで、今では驚くほど短時間にこの一連の作業が苦もなくできるようになってきたのです。
私はここに未来へのヒントを観たのです。
営業マンの未来像。
現に毎日ブログを更新する営業マンと、ほとんどブログを書かない営業マンの実績の差は、日に日に開く一方です。
これが現実です。
しっかりと未来を見据えて、今後の戦略を立てていきたいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%DE%A1%BC%A5%C8%A5%D5%A5%A9%A5%F3
紹介営業の極意
営業の王道は紹介営業。
これは私の持論です。
特に弊社のような不動産売買仲介業はなおさらでしょう。
なぜならば物件を売るのではなく、物件を紹介するのが本業だからです。
お客様のニーズをしっかりと把握して、もっともマッチした物件を紹介することが仕事なのです。
いわゆる「マッチング」というものです。
そこに、コンシェルジュ能力が問われるのです。
あるいは、コンサルタント能力やコーディネート能力です。
リゾート物件や田舎暮らし物件は特にです。
お客様自身の潜在的なニーズをいかに引き出すかが大事になってきます。
お客様自身が漠然とした夢とか希望とかしか持っていないケースも多いからです。
伊豆や熱海で問い合わせをしてきたお客様が、弊社の営業マンとじっくり話をする中で、八ヶ岳や安曇野で欲しいと変わってしまうケースはかなり多くあります。
他の不動産との決定的な違いです。
2件、3件買う人もいますし、定期的に買い換える人もいますし、買い換えるたびにアップグレードしていくケースもあります。
こうして、お客様との交流の回数や時間が増えていくことによって、自然に信頼関係が生まれて、やがて紹介営業につながるケースが増えてくるのです。
地道に努力をし続ければ、5年先10年先には紹介営業だけで手一杯になるに違いないのです。
目の前のお客様を徹底的に大切にすること。
このことに徹していきたいと思います。
信州安曇野をブランドに
信州の安曇野へ行ってきました。
まず驚いたことは観光バスが多かったこと。
NHK連続テレビ小説「おひさま」効果で人気が急上昇したようなのです。
地元の経済効果も40億円という試算だとか。
いたるところで「おひさま」という冠をつけたものを目にしました。
「おひさまランチ」「おひさま定食」「おひさまディナー」「おひさまコース」「おひさま不動産」。
いったいどれほど「おひさま」効果の恩恵にあずかったことでしょうか。
弊社もこの追い風に乗って、安曇野の別荘や田舎暮らし物件の販売が好調です。
本格的にこの安曇野という市場に参入して1年半という期間ですが、それなりの知名度が定着してきたようです。
それぞれの営業マンが地域で一番のブランドを創る。
これが、弊社が果敢に進める営業戦略の根幹である、ランチェスター戦略なのです。
ホームページ掲載物件の数を一番多く集める。
その数、2番企業の√3倍という明確な目標があります。
そして、ほぼ毎日、ブログやツイッターで旬な情報発信をし続ける。
これが、弊社のもう一つの営業戦略であるソーシャルメディア戦略なのです。
膨大なしかも毎日手作りでコツコツとインターネット上に発信された旬な情報は、朽ちることなく蓄積されて、消費者に有益な情報とグーグルなどの検索ロボットに認定されるのです。
そして、やがてその情報の圧倒的な量が質に転換される日が訪れます。
知名度が認知され、ブランドが確立されるときです。
今のところ弊社では、那須高原、八ヶ岳、安曇野でその可能性が高まっています。
それに続くのが、伊豆熱海、南房総、北信州、上州でしょうか。
今こそ、信州安曇野はブランドを創り上げる大チャンス。
益々、力を入れていきたいと思います。
台湾人のお客様
縁故のお客様ですが、台湾人の方に賃貸物件のお世話をすることができました。
日本のことは右も左も分からない方でした。
勿論、日本語はまったく喋れません。
勤務先は外資系の大手保険会社。
初めて経験する日本のラッシュアワーに驚いて、その会社の隣にあるマンションに決めたのでした。
幸い、弊社には台湾出身で中国語や英語が喋れる社員やオーストラリア十数年滞在していて、やはり英語にまったく不自由しない社員がいます。
今回も、しっかりとその役割を果たしてくれました。
スムーズに交渉が進み、無事に契約までこぎつけることができたのです。
日本の生活に慣れたらマンションを購入したいと思っているそのお客様。
「そのときはぜひよろしくお願いします」。
という嬉しいお言葉も頂きました。
やはり語学ができるということは大切なことのようです。
そして、目の前のお客様にベストを尽くすことも。
お客様がお客様を紹介してくださることほど嬉しいことはありません。
また、2件目を買ってくださったり、購入した物件を売る際に声をかけてくださったりしたときも同様です。
このお客様とも永いお付き合いが出来れば幸いです。
他人の良いところを見つける
社員が出勤日にほぼ毎日メールで送ってくる1日1情報。
感心する内容が沢山あり、その情報を提供してくれた社員を見る目が変わる自分がいます。
その中でも特に感心したものは、他の社員の長所と思うところ箇条書きにしてメールしてくれる社員がいることです。
私が感じていた共通のこともあれば、私では気がつかなかったことが書いてあったりします。。
なるほど人には隠れた長所、目立たない長所というものがあるのでしょう。
それに気付いてあげるのがリーダーの役割なのかもしれません。
私の目はまだまだ節穴だと反省することしかりです。
しかし、私では気付かないことにも気付き、その情報を発信してくれる社員がいることは嬉しいものです。
他人の短所は直ぐ目に付くものですが、長所はなかなか気がつかないことが多いものです。
私も、もっと社員の長所を発見するように努めたいと思います。
1日1情報という、気付きメールでの報告をすることをやって良かったと思いました。
継続している社員も、少しずつですが文章が上手くなってきました。
短くても的を得た伝えたいことなど、はっきりとした文章が書けるようになってきたようです。
きっと、ブログを書くのも速く上手くなることでしょう。
何事も習うより慣れろということなのでしょう。
1日1情報。
社員の皆さん、頑張りましょう。
人間力
ライフネット生命の出口社長の講演会での出来事です。
質疑応答の時間がありました。
ある出席者が「ライフネット生命の弱みは何ですか」という質問をしたのです。
少し、ドキッとする質問でした。
強みは誰にでも分かります。
インターネットに特化していることや仕組みが優れているところ、そしてシンプルなところ。
その結果、圧倒的な価格優位に立ち、ナンバーワンの支持を獲得したのです。
自社の弱みを公表することは誰でも抵抗があるでしょう。
しかし、出口社長は笑顔を絶やすことなく平然とこう言ってのけたのです。
最終的には機械は絶対に人間に勝てない。
どんなにインターネットを駆使して優れた仕組みを創っても、最後の最後には人間力が物を言う。
その人間力が弱みであることを自覚しているので、会社のロゴを人間の顔にした。
常に自覚し、その人間力を養うために。
ライフネット生命の優れたシステムや仕組み、そのマーケティングは大手生保に直ぐにでも模倣されると読んでいるわけです。
模倣されてもいいと。
その模倣されるまでの時間が勝負だと言うのです。
その間に成長し、文字通り人間力を向上させ、次の一手を考えられるか否か。
それができなければ、ライフネット生命はなくなっても構わないと言うのです。
最後は人間力。
これは営業の、そして経営の真髄なのかもしれません。
インターネットの時代
あるセミナーでライフネット生命の出口社長のお話を聴くことができました。
ライフネット生命のことは、副社長を務める岩瀬大輔さんがハーバードMBAをトップクラスの成績で卒業したことなど、何かと話題が多かったこともありそれなりに知ってはいました。
このライフネット生命は、開業以来新規契約を月平均7.6パーセントという数字で伸ばしてきたのです。
しかも、日本初の就業不能保険も販売しているのです。
2011年度版オリコン顧客満足度ランキング「医療保険部門」で総合第1位を獲得しました。
この売上、この人気は何故でしょうか?
答えは簡単です。
勿論それだけではないでしょうが、保険料が一般の大手生保のそれに比べて約半分なのです。
そして商品が絞り込まれておりシンプルなのです。
では何故、保険料の半額が可能なのか。
それは、インターネットのみで販売し店舗を持たないからです。
また、広報宣伝もインターネットが主流だからです。
しかも、ブログやツイッター、フェイスブックなどのソーシャルメディアを駆使しているのです。
まさに時流に乗っているのです。
後発のしかも中小ベンチャー企業が成功するためには、いいたいどうしたら良いのかを絵に描いたようなモデルではないでしょうか。
仕組みやカタチだけではありません。
出口社長は常に人と違うことを考えよと言います。
本当の差別化とは、先行しているビジネスモデルが他社に真似される間に、違うことを考える時間があること、その時間のことを指すと言うのです。
ビジネスのヒントが満載の講演でした。
異業者で成功している企業から学ぶべきことは沢山あります。