古民家再生住宅
かねてからこのブログでもご紹介し続けてきた古民家のその再生リフォームがついに終わりました。
そして、完成オープンハウスを見学してきました。
見事に生まれ変わったその姿は、あまりにも眩しく輝いていました。
このすっかり生まれ変わった古民家の主である家族との久しぶりの対面も果たせました。
この物件を購入したときは3人家族だったのが、今は4人に増えて。
思えば1年近くも前のことです。
いくつかある候補の一つとしてこの物件に興味を持っていただき、私が案内したのが始まりでした。
何回も見に来て、迷って、リフォーム会社を自ら探して、銀行と折衝してと、幾つもの高いハードルを一つひとつ越えてきたのです。
途中、出産という人生の大事業の一つを成し遂げました。
震災という本当に大きな障害とも向き合ったのです。
リフォームの材料が入荷しないというアクシデント。
たくさんに家が津波で流され、多く人が命を失い、また多くに人が家を失い、自粛ムードが世の中を蔓延する中で、こんなときにという良心の痛みもあったことでしょう。
それらの様々な困難を乗り越えて、今ここに日本の宝である素晴らしい古民家が、まさに新しい命を得てその姿をあらわにしたのです。
感動するとはこういうものだと思いました。
この再生した古民家の僅かでもその歴史を知っているものとして、感慨深いものがありました。
ご家族の笑顔がとても素敵でした。
施工した建築会社のK社長が偶然知り合いだったのも、何か運命じみたものを感じました。
お互いに昔の苦労を知っていただけに、この古民家が出会わせてくれた再会はとても嬉しいものでした。
満身創痍で完成させた古民家は、その完成とともに、今後の仕事での未来の夢に繋がる粋な演出をしてくれたようです。
きっとこの素晴らしい古民家で過ごす時間は、このご家族の幸せなひとときとなることでしょう。
近くに来たときには、また寄り道したいと思います。
小さな子ども二人の成長も楽しみです。