高いハードル
弊社は吹けば飛ぶような小さな不動産会社です。
歴史も浅く資本や資産も薄い、いわゆる弱小企業であり、ランチェスター戦略の観点で言えば、文字通り「弱者」です。
しかし、田舎暮らし物件やリゾート物件に特化し、インターネットやソーシャルメディアを駆使して販売する、いわゆるベンチャー企業として奮闘している会社でもあります。
営業マンも従来の営業マンとは一線を画しています。
今までの営業マンに求められた営業力は、弊社の営業マンには必要ありませんし、求めてもいません。
いわゆる、弁が立つとか押しが強いといった能力です。
弊社が求める営業マンの能力とは、勤勉や継続に裏づけされた、物件収集力です。
毎日コツコツとパソコンを叩き、電話をして、売り物件をいかに集めるかという地味な作業ができるか否か。
そして、情報発信力です。
ブログやツイッターなどのソーシャルメディアを駆使して、いかに情報発信できるか否か。
いかに速く魅力的なブログを書けるか。
いかに気の利いたつぶやきができるか。
ズバリ、そういった能力を求めています。
そして宅建主任の資格を持っていることです。
地方で契約行為をすることが多い弊社では、営業マンが宅建主任の資格を持っていることが、コスト的にもお客様の信頼を得る上でも断然有利なのです。
いずれ全営業マン100パーセントの宅建主任資格所持を目指すつもりです。
それでも現在、約50パーセントですから、おそらく業界では高水準な方でしょう。
昔ながらの不動産営業マンからすれば、なんとも高いハードルのように思われるかもしれません。
しかし、5年10年さらに30年先を見れば、当然のことと思うのです。
私は信念を持ってこの方針を押し進めるつもりです。
伝説のテレフォンアポインター
能力と実力は違うとは、ビジネスの世界ではよく言われることです。
ことテレフォンアポインターに関しては、得にそうなのかもしれません。
他社でその実績ゆえに、伝説のテレフォンアポインターと言われた人が弊社のパートタイマーとして入社しました。
その実力はいかに。
戦々恐々としている周囲の目をよそに電話をかけ始めました。
電話でしゃべる声は妙にたどたどしく、言葉使いもでたらめで、敬語もあったものではありません。
風貌も洗練されたものではなかったのも加えて、周囲は期待はずれとばかり落胆していました。
採用した私には多くの社員の冷たい視線。
私も正直言って一抹の不安があったのですが、やはり洗練された?弊社では難しかったかと少し落ち込んでいました。
ところが。
僅か数日の実働で20件近くの媒介契約を取ってしまったのです。
しかもそのほとんどが専任媒介契約です。
恐るべしは伝説のテレフォンアポインター。
能ある鷹は爪を隠す。
人は見かけによらず。
たどたどしいからこそ電話越しの相手が安心するのでしょうか。
立て板に水では、かえって相手は警戒するのかもしれません。
でもその会話をよく聞いてみると、本当に的を得た会話をしているのです。
これは相当に頭の回転が良くなければできない芸当です。
やはり只者ではなかったのです。
これからの活躍が楽しみです。
芸能人との遭遇
東京で仕事をし東京に住んでいると、数々の芸能人や有名人と思わぬところで遭遇することがあります。
これは恐らく地方にいる人よりも圧倒的にその確率が高いと思うのです。
普段は真面目なことしか書かない?ブログですが、今日はちょっと一休み。
私の芸能人や有名人との遭遇記録を披露します。
すべては書ききれないので、印象に残ったものだけにします。
また、あくまでも偶然の出会いだけに限定します。
最初に特例として、対面でしっかりと話をした芸能人は、女優の山本陽子さんとたけし軍団の松尾伴内さんです。
東京駅でかの有名な叶姉妹。
同じく東京駅の喫茶店で歌手の堀内孝雄さん。
新幹線のグリーン席で歌手の北島三郎さん。
大井町の駅のホームでお笑いタレントの石塚英彦さん。
銀座のある店で俳優の神田正輝さん。
ある花火大会の会場で俳優の高橋英樹さん。
地下鉄の電車の中でプロ野球選手の石井逐朗選手とその家族。
新橋の交差点で早稲田大学駅伝部監督の渡辺康幸さん。
大森のサウナで格闘家の角田信朗さん。
そして、最後も特例ですが、この人を忘れてはいけません。
元アイドル歌手グループ「ブスッ子くらぶ」の新川てるえさん。
ツイッターで出会い、那須高原の別荘を案内させていただき、気に入った別荘を購入してくださいました。
今も、ブログやツイッターでの交流を重ねています。
これからもおそらく遭遇するであろう数々の出会い。
今から楽しみです。
新メンバーが加わりました
今年になって一月に二人、二月に一人、三月に一人の新メンバーが加わりましたが、その内一月に一人、そして四月いっぱいで一人が辞めたというか、試用期間を得て正式採用に至りませんでした。
なかなか本採用には厳しく高いハードルになりつつあります。
そして今回、新しいメンバーが加わりました。
営業一人、営業アシスタント一人、テレアポ一人の三人です。
三人ともこの社長ブログをさかのぼって読んでくれて、理念や考え方に共感してくれたメンバーです。
さらに、必読書として数冊の本も読んでくれて、やはりその内容に共感してくれたメンバーです。
「家族主義」を標榜する弊社の一員として、家族のように、兄弟のように仲良く協力し合いながら、お客様の幸せや会社の発展のために頑張ってくれることを期待します。
きっとブログをさかのぼって全部読むことや、短期間の間に数冊の本を読むことは大変なことだったでしょう。
なぜならば、弊社の求人に応募してきた人は、まずこの社長ブログを全部読むことを要求したときに、ほとんどの人が挫折するのです。
それでも頑張ってそれをクリアーした人も、その後の面接で分厚い本を数冊差し出して宿題を課した後、またほとんどの人はやはり挫折するのです。
そうして残ったメンバーは、試用期間の中で、さらに実践での課題に挑戦し、それをクリアーしなければ本採用されないという、まさに狭き門をくぐらなければなりません。
試用期間中から、毎日早朝、このブログのような内容のもっと過激な社長メールが二通も携帯電話に届くのですから、たまったものではないでしょう。
しかしこの社風に慣れて、理念や考え方が共有できる人は幸いです。
本人が望めば、社外のあらゆる有料セミナーに参加したり、資格試験の補助が出たり、百冊を優に超えるビジネス本などを何冊でも読むことができるからです。
また、仕事中のブログやツイッターもやりたい放題です。
もちろん仕事に関連する内容に限りますが、自分のスキルを磨くには、これ以上の環境はないと言っても過言ではありません。
リゾートや田舎暮らしに興味があれば、まさに趣味と仕事が合致し、まるでゲームのように仕事を楽しむことができ、自分の成長に驚き感動することもできるのです。
今回の新メンバーの活躍が楽しみです。
インプットのためにもアウトプットを
ブログを書き始めてから一年半。
正確には一年と9ヶ月になります。
今では毎日読んでくれる人や毎朝、朝一番読んでいますと言ってくれる人までいて、本当に嬉しいことですし、励みになっています。
Webスタッフにプッシュされて書くようになったのですが、それまでも読書をすること、すなわちインプットはかなりしていました。
そのときに読んだ「勝間和代」さんの本の中で、何でもいいいからアウトプットすればインプットは加速するという内容がありました。
この頃、勝間さんはことあるごとに、あらゆる本や雑誌で、このアウトプットやらを強調して勧めていたのです。
当時、かなりの読書量を誇っていた私でしたが、アウトプットとインプットの因果関係には、なんとなく疑心暗鬼だったのです。
今ではこの疑心暗鬼は完全に払拭されました。
まさしく、アウトプットはインプットを加速すると断言できます。
読書のスピード、理解力、読解力など、前と全然違うのです。
勝間さんが言っていたことはこういうことだったのかと実感しています。
今の時代、会社のトップやリーダーは、そのほとんどの人が自らブログやツイッターで情報発信しています。
リーダーの素養が完全に変わったのでしょう。
これからのリーダーは、情報発信者でなければなりません。
そして指導力は、すなわち情報発信力なのです。
アウトプットがインプットを加速し、さらにアウトプットを充実させるのです。
ぜひ、読んでいるだけの人はたとえ少しでも書くことをお勧めします。
一番の効用
ランチェスター戦略の要諦は、とにかく一番になることです。
一番と二番の差は、二番と百番の差より大きいのです。
どんな分野でもいいから、分野を絞ってでも、範囲を縮めてでも、とにかく一番になることが大事であることを強調しているのです。
このことを私はある体験を通して実感したことがあります。
私は小学校までは、いわゆるクラスで一番というものが何もありませんでした。
スポーツは万能だったのですが、かけっこをしても、水泳やスケートをしても二番や三番になれても、けして一番にはなれませんでした。
勉強はまったく駄目で、素行はいわゆる問題児というほど先生泣かせだったようです。
しかし、中学校に入学すると、クラスで一番のものを発見したのです。
それがじつは長距離走でした。
一番になれたという自信は凄いものです。
やがてクラスで一番が中学で一番となり、市で一番となり、県で一番を狙えるところまできたときに、不思議なことにあれほど駄目だった勉強の成績がぐんぐんと上昇したのです。
そしてあれほど悪かった素行が、まるで嘘のように、あたかも優等生のように良くなっていったのです。
今考えれば、幼い少年が一番になれるものを見つけたときに、どれほどの自信を持ち、そのことがすべてに良い影響を与えたのだと思います。
まさに、ランチェスター戦略を地で行くような少年時代だったのです。
ビジネスにおいても同じだと思います。
とにかく何かで一番になることです。
それが達成されれば、そこからすべてが変わるのです。
私はそのことを確信しています。
上司に恵まれるとは
いかにいい上司恵まれるかは、今後の社会人としての運命を決める。
果たしてそうなのでしょうか。
また、いい上司とはいったいどんな上司のことをいうのでしょうか。
上司ではありませんが、私の中学校の担任の先生は、面倒見がいいとか、教え方が素晴らしいというわけではありませんでした。
むしろどちらかというと、ぶっきらぼうで冷たい感じのする、よくテレビドラマに出てくるような熱血的な教師とは対極の教師といってもいいくらいでした。
中学二年の冬に、ある進路に関するアンケート用紙が配られて、そこに将来希望する大学を記入する欄があったのですが、まだ中学生の私は日本にいったいどんな大学があるのかもわからないまま、地元の国立大学名をとりあえず書いて提出したのです。
そのとき、その大学名を見た担任の先生は一言、
「笑わせるんじゃねえ」。
その一言で私の闘争心に火がついたのでした。
「いつかあいつの鼻を明かしてやる」。
それから猛勉強をし、成績はうなぎのぼりに上がりました。
ついに高校進学のとき、当時、陸上競技の長距離走に青春のすべてをかけていたこともあって、その地方一番の進学校ではなく、陸上の名門校へ進学したいと思っていたのですが、担任の先生はその一番の進学校への進学を強く勧めたのです。
熱心な勧めを断って、陸上名門校に2番の成績で合格した私は、その後2回の全国高校駅伝の出場を果たしました。
変わって、社会人となって数年経ったころのことです。
今の常識では考えられない暴力上司に出会いました。
空手の黒帯であったその上司は、鉄拳制裁は当たり前で、まさに毎日が恐怖の連続でした。
実際に流血したり、骨折したり、今の時代ならパワハラで社会問題になるようなことばかりでした。
その後、私は不動産業界に足を踏み入れて、バブル時代には物件を占有するヤクザと渡り合ったりしましたが、恐怖心を持つことも無く堂々と交渉することができました。
他人が経験しないようないろいろなことを経験しましたが、よほどのことでもないかぎり、動揺することはありませんでした。
人生は何が幸いするかわかりません。
今、自分の人生を振り返ると、あの中学校の担任の先生と暴力上司に感謝している自分がいるのです。
その当時は少なからず恨んだり憎んだり、少なくとも好きではありませんでした。
しかし、もしあの二人に出会っていなかったらと思えば、私の人生はもっとひ弱な違った人生になっていたと思うのです。
いい上司とは、そのときは意外とわからないものなのです。
漫画「太陽に叫べ」好評連載中
弊社「日本マウント」が誇るイラストレーターの「さやえんどう」。
お客様へのサプライズプレゼントの似顔絵も、それを手にしたお客様から大変喜ばれています。
弊社の営業マンを面白おかしく紹介しようということで始まった、連載4コマ漫画があります。
タイトルは「太陽に叫べ」。
昔のテレビの刑事ドラマである「太陽にほえろ」のパロディーとしてスタートしました。
最近では、当時の登場人物のニックネームでは間に合わないくらい社員も増えたので、「太陽にほえろ」の登場人物以外のニックネームにしたり、業務スタッフはスタジオジブリのアニメの登場するキャラクターをニックネームにしたりして、漫画を賑わせています。
おかげさまでとうとう第20話を数えることができました。
私は石原裕次郎が演じた「太陽にほえろ」の登場人物「ボス」を演じているのですが、独断と偏見でわが道を行く漫画家「さやえんどう」先生にかかっては、完全にずっこけ3枚目役者として描かれています。
なんせ、おならプーのオチが2回もあるのですから。
そして、オチの定番は、もはや主演男優賞確実の「ブルース江原」さんです。
その活躍ぶりは、漫画を観ていただければわかります。
独特な風貌なので、漫画としてもインパクトがあるのでしょう。
日本マウントの「アルカポネ」とも言われています。
最近では、漫画での活躍にとどまらず、実際の営業活動での大活躍。
エース級の活躍で、まさに「アルカポネ」、本領発揮です。
お客様もおそらく、彼の愛嬌に魅せられて、心を許してしまうのでしょう。
きっとこれからも、さらに活躍してくれるに違いありません。
営業マンの未来像
業界の違いもありますし、他の不動産会社ではどうなのかわかりませんが、弊社「日本マウント」の営業マンの未来像は、明らかにソーシャルメディアを自由に操れる人ということになります。
年齢や経験、そしてかつてもてはやされた、弁が立つという、いわゆる今までの常識での営業力はまったく関係ないと断言できます。
弊社では営業マンが自分である程度、任地を選ぶことができます。
ある営業マンがある任地を選んだのですが、この時、私は正直言ってこの営業マンはたぶん駄目だろうと思ってしまいました。
その任地はマイナーなところであり、何も特徴が無いのです。
やはりある程度、知名度がないと、得にリゾート物件や田舎暮らし物件は難しいのです。
弊社が取り扱っていることが、市場に浸透するのには、少なくとも一年以上はかかるからです。
案の定、この営業マンは予想通り苦戦しました。
もう駄目かと思いきや、最近、にわかに復活してきたのです。
この任地を開拓して、わずか6ヶ月しか経たない中で、毎週のように案内が入り始めたのです。
もう一人の営業マンは、今回の震災で具体的な被害を受けた場所を任地としていました。
震災直後はやはり任地を変えなければ駄目かと思ったのです。
しかし、震災直後はまったく駄目だったのですが、最近、にわかに復活してきているのです。
やはり、毎週のように案内が入ってきているのです。
この二人の共通点は何だと思いますか。
そうです、ソーシャルメディアである、ツイッターやブログを駆使して、自由自在に情報発信できるということなのです。
これは、これからの営業マンの必須のスキルといっても過言ではありません。
まさしく営業マンの未来像です。
弊社では2年前のエースはもはや風前の灯、見る影もなくなってしまいました。
そして予想を次々と覆す面々の活躍劇。
もはや時代は完全に変わりました。
偶然の出来事
毎朝のウォーキングコース。
品川宿という名前が書いた街灯が立ち並ぶ、いわゆる旧東海道です。
そこに気になるマンションがあったのです。
なんとなく惹かれるものがあったのです。
つい先日、京急の青物横丁駅にある銀行のATMに行ったところ、節電のため閉まっていました。
会社の近くにある別の銀行でと思ったのですが、大変混雑していたのを目撃していたので、郵便局で用を足そうと考えたのです。
会社の近くの郵便局にしようと戻りかけて、それでも近くにないかと探したとことろ、遠くの方に郵便局があるのがわかりました。
その郵便局で偶然、約3年ぶりにばったりと知人に出会ったのです。
そこでマンションを売りたいからぜひ見て欲しいと頼まれました。
その足で伺ったマンションを見て驚きました。
毎朝、ウォーキングのときに気になっていたマンションだったのです。
しかも最上階のメゾネットタイプの部屋でした。
その物件は売却するのに様々な問題があって二転三転し、大手の不動産会社が何社か動いた物件でしたが、今、弊社にそのチャンスが回ってきたのです。
不思議な縁だと思いませんか。
もし、銀行のATMが閉まっていなかったら。
もし、会社の近くの郵便局に行っていなかったら。
もし、私の知人が私に気がつかずに声をかけなかったら。
そう考えると、偶然が重なった結果、ひとつの奇跡だと思わざる得ません。
しかも、毎朝、そのマンションを見て気になっていたのです。
こんなことってあるんですね。
震災後、低迷していた弊社でしたが、ゴールデンウィークの案内ラッシュとともに、小さな嬉しい出来事となりました。