欲はほどほどに
最近、立て続けに、欲をかき過ぎた結果、かなり損をしたというお客様に会いました。
どうやら、欲はほどほどにした方が良さそうです。
人間は弱いもので、ついつい上手い話に乗ってしまうものです。
また、目の前の利益に目が眩むことが多いものです。
そこで大切なるものがポリシーなのです。
よく言われる、先義後利というものです。
損して得を取れとか、与えたものは返ってくるという考え方なのでしょう。
私たちの仕事も、中には単価が低くて割りに合わないものもあります。
しかし、それはそれで、その仕事にベストを尽くすことにしています。
勿論、すべての仕事を平等にやることは難しいことかもしれません。
気持ちの上で、手を抜いてはいけないのだと思うのです。
目の前の仕事にベストを尽くす。
目の前のお客様にベストを尽くす。
これが、弊社のポリシーです。
仙台でのタクシー運転手との会話
仙台でタクシーに乗りました。
運転手がとても気さくな方でした。
車中での会話が弾みました。
この運転手は、震災後にタクシー運転手になったそうです。
震災後に一番大変だったことは、一ヶ月間の食事だったそうです。
スーパーに何時間も並んだそうです。
しかし、一人の5品しか購入が許されなかったそうです。
お金があっても買えない。
お金の無力さを思い知らされたそうです。
震災後に、自転車屋さんが大繁盛したそうです。
ガソリンが買えなかったからです。
車があっても乗れない。
非常時には、文明の利器は無力化してしまうのです。
現地の人から、直接に聞くことで分かる真実もあるのだと思いました。
現場主義を思い知らされました。
羽生善治さんの凄み
杜の都仙台で羽生善治さんの講演を聴くことが出来ました。
現役最強、いや史上最強の棋士としての羽生さんの話には、凄みがありました。
話は分かりやすく、理路整然としており、まるでプロの話し手のような余裕がありました。
印象に残った話は、忘れることや捨てることが大切だと言われてたことです。
将棋といえば、先を読むことが勝利の必勝法のように思ってしまいます。
先を読むには、膨大な知識を記憶することが求められるわけです。
その冴えたるものが、コンピュータだということになるわけです。
しかし、羽生さんは、あえて忘れること、知識を捨てることが必要だと言っていました。
なるほど、見切り千両という言葉がありますが、きっとそういう世界なのだろうと思います。
また、何も考えない時間を持つようにしているという話も、興味を持ちました。
真剣勝負に備える準備として、頭を空っぽにすることも大切なのでしょうか。
謙虚で真面目そうな、そして素敵な笑顔が印象的な羽生さんでした。
修学旅行のシーズンです
仙台に出張のため、早めに東京駅に着きました。
新幹線での移動だったからです。
喫茶店でiPadを叩いていたのですが、窓際の階段から上がってくる集団を何回も目にしました。
後から後から、その数は増えてきたのです。
そうです、修学旅行の生徒たちだったのです。
小学生や中学生の顔立ちでした。
何とも微笑ましい光景でした。
嬉しそうな、ウキウキした顔が輝いていました。
私が小学生の時は、鎌倉や江ノ島、国会議事堂や霞が関ビルに行きました。
当時は、日本一高いビルが霞が関ビルだったのです。
今では懐かしい思い出です。
中学生の時は京都や奈良へ行きました。
日本の古都を訪ねる旅は格別でした。
その時に観た素敵な建築物の印象が、その後、建築や古民家などに興味を持つようになったキッカケになったかもしれません。
その後、京都は全校高校駅伝に出場するため、何度か訪れることになります。
そのこともあってか、大好きな町になりました。
「おおきに」という言葉は、何て素敵な言葉だろうかと思ったりもします。
学生たちは、修学旅行で多くのことを学ぶのでしょう。
そこでの学びを活かして、より良い未来を築いてくれる、素敵な大人になってくれることを期待したいと思います。
女性の感性は時代を先取りする
随分前から、これからは女性の時代だと言われてきました。
韓国やドイツでは、女性が国家のトップになりましたが、日本でも近い将来に期待したいものです。
企業でも、益々、女性が活躍する時代となりそうです。
やはり、海外ではそれが常識になりつつあるようです。
リゾート物件や田舎暮らし物件を案内すると、夫婦で見に来た時には、女性の方が主導権を持っていることが多いです。
そして、女性の方が時代を読む力が備わっているようです。
時流や流行などに敏感なのでしょうか。
弊社も、もっと女性が活躍できる職場を目指したいと思います。
女性の持つ感性を活かしていきたいと考えます。
リゾート物件や田舎暮らし物件も、女性が観る視点が大切なのです。
タクシー運転手のボヤキ
私はたまにタクシーを利用することがあります。
電車やバスの利用が多いのですが、場所によってはレンタカーを利用したり、タクシーを使うこともあるのです。
経費はなるべく少ない方がいいのでしょうが、タクシーの方が都合が良い時は、使うようにしているのです。
タクシーに乗った時は、なるべく、運転手に話しかけるようにしています。
昨日は厚木でタクシーを利用しました。
「タクシー運転手にとって、アベノミクス効果はありますか?」
「全くありません」
消費税増税に伴っての初乗り運賃の値上げ。
お客様から、もう乗れなくなってしまうという声も聞くそうです。
値上げ分もほぼ消費税分んですから、運転手にはメリットが無いようです。
消費税率が変わることによって、タクシーメータへの投資が必要になるとのこと。
それは自腹になるそうです。
二回に分けての税率アップは、タクシー運転手にとっては、いい迷惑なのかもしれません。
なかなか、すべての人々の景気回復は簡単ではないようです。
健康管理は大切ですね
最近は高齢のお客様に会うことが多いのですが、驚くほど元気な人がほとんどです。
元気だからこそ、不動産を売ったり買ったりするのでしょうが、とにかく元気なのです。
この方々は、まさしく昭和の激動期を生き抜いてこられたのです。
粗食に耐え、よく働き、頑張ってこられた方々なのです。
こういう人々が、一番長生きするのではないかと思います。
生活習慣病とは無縁だからです。
すなわち、過剰摂取や運動不足からくる肥満とは無関係な体をしているからです。
積極的に行動し、忍耐強いのも特徴です。
日本人の特性は、正直、真面目、勤勉だそうですが、まさに今の高齢者こそ、ここでいうところの真の日本人なのではないかと思います。
苦労して築いた財産を、後世に残すために、相続対策を思案する高齢のお客様のために、少しでもお役に立ちたいと思っています。
それが、今の時代を築いてくれた皆様への恩返しなのです。
繰り返す失敗
またやってしまいました。
ある失敗です。
移動中の電車の中で、ついつい本を読むのに夢中になってしまいました。
一駅乗り越してしまったのです。
今までに何回も同じ過ちを犯してしまい、その都度、反省すること仕切りです。
時間のロスはもったいないものです。
常に余裕を持って行動していても、こんなことが続くようではいけませんね。
物事に集中することも大切ですが、ミスをしないことも大切なのです。
小さなミスを軽んじてはいけません。
今回は、約束の時間までに余裕があったのと、次の駅の同じホームに戻る電車が直ぐに来たことで難を逃れることが出来ました。
いつも、このようにラッキーが続くとは限りません。
小さなミスを無くす。
しっかりと反省し、同じ過ちは犯さないように、心がけたいと思います。
あまりにも便利すぎるのも
便利な世の中になりました。
今やスマートフォン一つで、ほとんどのことは出来てしまうようです。
電話番号も覚える必要がなくなりました。
昔は友達や取引先の電話番号などは、ある程度は覚えていたものです。
今はどうかと考えれば、ほとんど覚えていないのが現実ではないかと思います。
道を覚える必要がなくなりました。
スマートフォンが、すべて誘導してくれるからです。
丁寧に音声付きで目的地まで案内をしてくれるのです。
電車の乗り換えも、時刻表がいらなくなりました。
都内を移動するには、これほど便利なものはありません。
車両の乗る位置まで、アドバイスしてくれるのです。
問題は、これほど便利になった結果、記憶力は確実に減退することです。
また、スマートフォンがなければ、何も出来なくなってしまう可能性すらあると思います。
文明の利器は、一長一短です。
まさに、両刃の剣なのでしょう。
便利さの恩恵を受けながらも、常に自分の能力を磨くことは怠らないことを心がけたいと思います。
記憶力、判断力、綺麗な字を書く能力、その他もろもろです。
デジタル全盛時代でも、アナログは必要なのです。
伊集院静の「逆風に立つ」を読んで
伊集院静の書いた「逆風に立つ」を読みました。
元プロ野球選手、松井秀喜さんのことを書いた本です。
この本を読んで、本当に感動し、何回も目頭が熱くなりました。
松井選手のことは、私もファンを自称していましたし、かなり詳しく知っているつもりでしたが、初めて知るようなエピソードが沢山ありました。
驚いたのは、松井選手はかなりの読書家であり、伊集院静さんとの出会いも、その小説を読んでおり、ファンだったというのことです。
伊集院静さんも、この著書の中で言っていますが、プロ野球選手で、しかも松井選手クラスで、難しい小説やエッセイを読む人がいたというのが驚きだったのです。
松井選手は、その実力は勿論のこと、運がある人だと思います。
甲子園での五打席連続敬遠から始まり、 ドラフトでの巨人入団、何回もの優勝とタイトルの獲得、ヤンキースへの入団と活躍、ワールドシリーズの制覇とMVP獲得、そして国民栄誉賞の受賞。
この本を読むと、その秘密が分かります。
人間として、どうあるべきか。
強烈に教えられました。
もっと早く、この本に出会いたかったです。
もっと早く、松井選手の本質を知りたかったです。
この本こそ、老若男女すべての人に読んで欲しいと思いました。
伊集院静さんも、素敵ですね。
元妻の故夏目雅子さんは有名ですが、今も女優を妻として仙台に住んでいるそうです。
あの松井選手の心を捉え、絶大な信用を勝ち取り、あれだけ深い関係となれたからこそ、あれほどの文章で松井選手の本質を露わにすることが出来たのでしょう。
伊集院静さんの本は何冊か読みましたが、すべてはエッセイでした。
これからは、小説にも挑戦しようかと思っています。
さて、松井選手。
いや、もう引退したから選手ではありませんね。
その、松井さん。
これから、どんな活躍をしてくれるのか楽しみです。