50歳になりました
昨日が誕生日でした。
50歳になりました。
年齢より老けて見えると言う人もいますが、私は20代後半で既に50代に間違えられたこともありましたので、その頃から変わっていないと前向きにとらえることもできます。
たくさんの方からお祝いメールを頂きました。
ありがとうございました。
50年という節目で過去を振り返ってみれば、まさしく波乱万丈の人生でした。
普通の人の2倍くらい、いい意味でも悪い意味でも、内容の濃い人生だったような気がします。
この50歳というのやはり一つの節目のようで、歴史上でも多くの有名人がこの歳の前後にその生涯を閉じているのです。
戦国時代では、上杉謙信や織田信長。
明治維新での西郷隆盛や大久保利通。
文学界では、松尾芭蕉や夏目漱石。
昔の人はまさしく人生50年と考えて、その人生を突っ走ってきたのかもしれません。
私の場合は、今までは失敗ばかりでしたので、唯一の財産として尊い教訓は誰にも負けないくらいたくさん持っていると自負しています。
だからこそ、これからだという気概はあります。
昔から占いではいつも決まって「大器晩成」。
その占いを信じて、これからも前進したいと思います。
秋元康の仕事学
「秋元康の仕事学」という本を読みました。
秋元さんは言わずと知れた、AKB48の生みの親です。
作詞家としても有名で、あの名作である美空ひばりの「川の流れのように」も作りました。
ベストセラー作家としても、一世を風靡したこともあります。
この本はその「天才」の思考法を余すことなく紹介しているのです。
印象に残ったところをいくつかご紹介したいと思います。
秋元さんは、人生において乗り越えられない壁は存在するというのです。
ではどうしたらいいのか。
乗り越えようとしたり、立ち止まったりするのではなく、左右に動けばいいと言うのです。
そうすれば壁が途切れることがあるので、そこを通って壁の向こう側に行けると説くのです。
これが、かの天才の発想なのです。
エジソンは成功は1パーセントの才能と99パーセントの努力で決まると言いましたが、秋元さんは1パーセントの才能と1パーセントの努力と98パーセントの運だと言うのです。
だから、どうしたら運が強くなるかを考えよと説くのです。
運が強くなる秋元流の考えは、別の機会にご紹介したいと思います。
そして、座右の銘は「継続は力なり」。
あまりにも平凡で当たり前の言葉なのです。
この本を読んで、ある意味で目からうろこが落ちました。
天才の発想や考え方は、常識を逸脱したものもありましたが、当たり前のことも多く、なるほど天才の天才たるゆえんに妙に納得したのでした。
皆さんも一度、ぜひ読んでみてください。
魁皇の引退に思う
大関「魁皇」が引退しました。
通算1047勝は歴代1位の記録です。
幕内通算879勝も同じく歴代1位です。
幕内在位107場所、大関在位65場所もやはり歴代1位の記録なのです。
何度か横綱に挑戦しましたが、その夢は果たせませんでした。
しかし、横綱になれなかったがゆえに打ち立てることができた大記録なのでしょう。
人生はこういうかたちで報われることもあるのです。
魁皇といえば左四つ右上手が得意で有名でした。
この型になれば、相手が誰であろうと必ず勝てるほど強かったのです。
自分型を持つことは勝つための秘訣なのでしょう。
同じ大相撲ですが、昔、横綱で「輪島」という人がいました。
輪島の型は左下手でした。
金色の廻しにかけて、黄金の左と称され、宿敵「北の湖」と共に一時代を築いたのです。
右からの絞りが強く、巨漢の北の湖の体が浮いてしまっていたのと、その北の湖の上手投げと輪島の下手投げの争いでも、投げあいになったときは上手が有利という定説を覆し、投げ勝った場面を何回も目撃し感動しました。
人生でもビジネスでも、絶対という型を持つことは大切だと思います。
これだけは絶対に負けない、この型にはまったら誰よりも強いというものです。
そして自信をつけて、その後にどんな場面でも勝てるような、本当の強者に成長していくものだと思うのです。
魁皇関、永い間お疲れ様でした。
そして、たくさんの感動をありがとう。
パソコンからスマートフォンへ
パソコンの時代はまもなく終焉を迎えると断言するのは、かの有名なスティーブン・ジョブス氏です。
紛れもなくパソコンを世に送り出した張本人なのです。
そして、IphoneやIpadを次々と、やはり世に送り出し、新しい持代の到来を予言するのです。
病気療養中だったジョブスが講演をすると聞いて、わざわざアメリカまで駆けつけたのが、ソフトバンクの孫正義さんだったそうです。
その孫さんは、今や既にほとんどパソコンを使っていないというのです。
スマートフォンでほとんど間に合ってしまうと断言します。
ファックスからパソコンへ、そしてパソコンからスマートフォンへと時代は変わっていくのでしょう。
少し前のビジネス風景では、会社にファックスがあり、パソコンも1台か2台というのが普通だったのではないでしょうか。
少なくとも弊社「日本マウント」では、3年前までは会社にファックスはありましたが、パソコンは1台もありませんでした。
それが今では社員が一人1台のパソコンで仕事するのは当たり前です。
今やファックスで情報をやり取りするよりも、メールにPDFを添付して送信する方が圧倒的に多くなっているのです。
近い将来、社員が全員スマートフォンを持つのが当たり前になるのでしょう。
そして、恐らく週の半分くらいは在宅勤務となり、事務所もコンパクトなもので事足りるようになることでしょう。
時代は加速度をつけて確実に変わるのです。
なでしこジャパンの快挙
なでしこジャパンが快挙を達成しました。
女子ワールドカップサッカーで世界一を成し遂げたのです。
決勝ではランキング世界一のアメリカをPK戦のすえ破ったのです。
決勝戦はまさに粘りの勝利でした。
先制されても追いつき、また突き放されても追いつき、何度も奇跡を演出しました。
延長でも決着がつかず、PK戦へ突入したときに、監督をはじめ選手には笑顔がありました。
ベストを尽くしたことに対する満足感なのでしょうか。
緊張しないでPK戦に臨めたのではないかと思いました。
監督が意図的にその雰囲気を作ったのであれば、たいしたものだと思いました。
緊張感がみなぎっていたアメリカの選手とは対照的でした。
案の定、アメリカの選手は一人目が失敗し、その後立て続けに失敗し、自滅したような格好となりました。
なでしこジャパンは一人目が楽々決めたことで、その後の全員がリラックスして臨めたのではないでしょうか。
この快挙は復興を目指す日本の人々に勇気を与えてくれたことでしょう。
けして諦めてはいけないことを教えてくれました。
日本ここにありと世界に示すことが出来たことでしょう。
私たちも頑張りたいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000010-mai-socc
高級旅館チェーン
このブログでも何度か取り上げたことがある「星野リゾート」。
現在、全国で24の旅館やホテルを運営しているそうです。
その星野リゾートがどうやら高級旅館のチェーン展開に乗り出すようなのです。
統一ブランド「星野リゾート 界」をまず4施設で立ち上げるとのこと。
3年間で30施設まで増やすというのです。
星野リゾートの知名度や丁寧な接客サービスを受けられる安心感を集客に生かし、年間の客室稼働率75パーセントを目指すというのです。
ちなみに国内の旅館の平均的な客室稼働率は40~45パーセント程度だとか。
敵は国内にあらずなのです。
海外の高級ホテルチェーンに対抗するのです。
「界」は客室数が50室以下の小規模な旅館が対象で、高級旅館のチェーン展開は国内初なのです。
星野リゾートと言えば有名なのは教科書通りの営業戦略を粘り強くやり続けること。
「星野リゾートの教科書」という本になり、たくさんの経営者の間で読まれました。
直ぐに結果が出なくても、けして自己流ではなく、あくまでも教科書通りにぶれることなく我慢してやり続けることで、最後は必ず結果が出るという事例が満載の本です。
信念を持ってやり続けるのです。
社員が諦めようとしても、けして諦めることなくやり続けることを指示した星野社長には、教科書はだてに教科書ではなく絶対に間違ってはいないという確信があったのです。
きっと「界」を成功させ、教科書通りやることの重要性を再び証明することになるのでしょう。
「界」の成功をお祈りいたします。
新聞記事で目に付いたこと
最近の新聞記事で目に付いたことがあります。
一つは50代の新社長が増えて、日本全体での社長の年齢が少し若くなったということ。
もう一つは新入社員で定年まで同じ会社で働きたいという人が増えたというニュースです。
社長が若返ることはいいことだと思います。
かつて明治維新を成し遂げて、新しい日本を創ったリーダーは皆、今の日本の政治家に比べて若かったのです。
現代でもイギリスのキャメロン首相44歳、アメリカのオバマ大統領49歳です。
経済界のみならず、日本の政界も若返りを期待したいものです。
弊社「日本マウント」でも、リゾート物件や田舎暮らし物件を取り扱えるのは、熟練のそれなりに年齢が高い営業マンでなければ無理だという定説を覆して、若手の30代がバリバリ活躍しています。
得にソーシャルメディアを使った情報発信に関しては、若手が有利という傾向が顕著です。
やはり、リーダーが若いということは、今後の企業発展においても大事なことなのでしょう。
これだけ時代の変化が激しい時であれば、なおさらのことかもしれません。
安定を求める若者が増えている傾向は今後も続くことでしょう。
年功序列や終身雇用の日本式経営が日本の高度成長期を支えたことは事実でしょう。
バリバリのITベンチャーで成功した企業でも、年功序列は否定しても、終身雇用を支持するオーナーがほとんどです。
若返りも安定志向も、古き良き時代に回帰する現象の一つのような気がするのですが。
いずれにしても、この日本をもっと良くしていきたいと願うばかりです。
全体を考える
もしドラの著者として有名な岩崎夏海さん。
スキンヘッドのいでたちが妙にかっこいいのですが。
私ももちろん、もしドラは読みましたし、弊社の推薦図書コーナーにも置いてあります。
昨年、空前のベストセラーとなり、漫画化や映画化までされたこの本を、きっと多くの社員が読んでくれたことでしょう。
この岩崎さんとプロ野球元楽天の監督「野村克也」さんが、あるスポーツ誌で対談しました。
そのときの対談でのひとコマ。
岩崎さんの「いま現在の12球団の経営者の中で、見どころのある人物はいますか?」という問いに対して、野村さんの答えは明快でした。
「ソフトバンクの孫正義オーナー」。
その理由とは。
野村さんが監督として3000試合を達成したときに、孫正義オーナーから祝電をもらったというのです。
56年間野球をやってきて、他球団のオーナーから祝電をもらったのは初めてのことだったので感激したそうです。
祝電をもらってみて、改めてなぜソフトバンクが強いのかわかった気がしたと言うのです。
それは球界全体への目配りができているということだと分析したのです。
ここに成功するためのひとつのヒントがあると思うのです。
そういえば、企業としてのソフトバンクも躍進を続けています。
情報革命で人々を幸せにを合言葉に、300年先を見つめているのがソフトバンクグループです。
常に全体を考えているのです。
果たして私たちはどうでしょうか。
ふと考えさせられた対談でした。
アズ ユージュアル
「アズ ユージュアル」。
イギリスの元首相、ウィンストン・チャーチルの言葉です。
どんな異変が起きても、慌てずに平然と普段どおり行動することの大切さを教えた言葉です。
第二次世界大戦で、ナチスドイツに翻弄されながらも、最後はイギリスを勝利に導きました。
3.11の震災の後でこの言葉が注目されたのです。
私にはこの言葉を聞くと思い出すことがあります。
プロ野球ファンであれば誰もが知っている、1989年のプロ野球日本シリーズ巨人対近鉄の戦いです。
近鉄が3連勝し大手をかけたこのシリーズで、近鉄の加藤投手の「巨人はパリーグ最下位のロッテより弱い」というような発言に奮起した巨人がその後、力を爆発させ4連勝しシリーズを制したという有名な話です。
この加藤投手の発言が得にクローズアップされていますが、実はもっと注目すべき点があるのです。
3連敗となり、後がない崖っぷちの巨人は、第4戦目は当然エースである斉藤投手が先発するものと思われていたのです。
たとえ第1戦で投げているとはいえ、負けたら終わりという場面だっただけに、多くの専門家もエースの繰上げ再登板を予想したわけです。
しかし、当時巨人の藤田監督はローテンション通り、香田投手を登板させたのです。
まさに「アズ ユージュアル」。
この香田投手が近鉄打線を完封し、シリーズの流れが変わりました。
結果、3連敗の後の4連勝で巨人が日本一に輝いたのです。
絶体絶命の危機に瀕しても、普段通り戦ったことが、最大の勝因だったのです。
アズ ユージュアル。
この言葉を憶えておきたいものです。
選択と決断
人生は選択と決断の連続です。
得にリーダーや経営者になればなおさらでしょう。
選択することが仕事であり、決断することがまさしく仕事そのものなのです。
しかし、その選択が正しかったのか間違っていたのかの結果は、直ぐに出ないことが多いのです。
何ヶ月か先のこともあれば、何年も先になってしまうこともあります。
だからといってその決断に時間をかけたり、それを延ばすことができないのが現代なのです。
まさしく今は、あまりにも時の流れが速いからです。
たとえ選択が間違ったとしても、その決断を直ぐにくだすことができなければリーダーになることはできません。
迷ったり、先送りしたり、立ち止まることは、後に続く多くの者たちを不安にさせるだけだからです。
万一、間違ったと気がついたら、直ぐに軌道修正すればいいのです。
今の時代、朝令暮改は当たり前です。
柔軟性こそ問われる時代だからです。
そう考えると、昨日のブログで紹介したお客様の選択と決断は見事なものでした。
古民家再生か新築かという選択で心が揺れたことでしょう。
恐らく、清水の舞台から飛び降りるような心境で決断されたことでしょう。
その選択が吉と出るか凶と出るかは、今すぐにはわからないでしょう。
いずれ時が経てば明らかになるのです。
しかし、私は断言できます。
正しい、そして素晴らしい選択をしたのだと。
それは、オープンハウスに来た近所の皆さんの笑顔やその目の輝きを見ればわかります。
自分たちの誇りのように思っているからです。
お年よりの方は昔を懐かしみその心はタイムスリップし、瞳は少年時代のような輝きを放っていました。
子どもたちは、まるで生きた歴史の教科書を見るように、感動し興奮していたのです。
「明日、また来るね」。
こう言い残して帰っていかれたご近所の方々。
こんなコミュニティーがあったのかということに驚き、いまだかつて見たことのない、温かなオープンハウスの雰囲気に感動しました。
日本の古き良き美と伝統が、より良いカタチになって、次世代そして未来へと受け継がれていくのです。
私は今回、あまりにもドラマチックな「選択と決断」を見せて頂きました。
本当にありがとうございました。