福岡へ行ってきました
九州の福岡で不動産の仕事があったので行ってきました。
羽田空港から飛行機での日帰り出張でした。
珍しく、窓側の席が取れたのですが、離陸からしばらくの間、東京の景色がよく見えました。
密集する家並みや高層ビルの数々。
1300万人余りの人々が暮らす大都会。
渋滞する車の長い列。
もしこの東京で直下型の大地震が起きたらと考えてしまいます。
今回の震災の直後からの混乱を思うと、東京を直撃した場合のことは想像がつきません。
備えあれば憂いなし。
とは言うものの、弊社や私個人を取り上げても、正直、何の備えがないというのが実情です。
ライフラインがズタズタになり、交通網が完全に麻痺し、復旧の目処すらたたなかったとしたら、一体全体、どうなってしまうのでしょうか。
考えたくないというのが本音ですが、今回の震災によって、今まで見ないようにしてきたこと、考えないようにしてきたこと、すなわち逃げてきたことに対して、正面から向き合わなければならなくなっということでしょう。
気持ちは焦るばかりですが、今度ばかりは避けて通ることはできないと思います。
今こそ危機管理が叫ばれるとき。
最悪を想定した準備をしていかなければならないのです。
想定外だったという言い訳をしないような。
飛行機の窓から小さくなる東京の街並みを見ながら、ふとそんなことを思ったのでした。
お問い合わせの数
戦後最大の惨事となった東北関東大震災か10日が過ぎました。
先日は奇跡的に80歳代の老婆とその16歳の孫が救助されました。
幾つもの条件が重なった、まさに奇跡だという話ですが、悲惨な被災地の状況の中で一筋の希望という光明を見ることができたような気がしました。
原発の問題も、死をも恐れない勇敢な現場のスタッフの頑張りによって、最悪の事態を免れたというニュースも伝わってきました。
まだ予断を許さない状況だと思いますが、命を削ってまでも国と国民を守るという「大儀」に生きる「決死隊」のチームワークによって、必ず解決されることを信じています。
さて、こんな中ですが、弊社「日本マウント」も休まず営業を続けてまいりました。
というのは、千葉県や茨城県の海に近い物件を購入したお客様や売却を依頼しているお客様が沢山いらっしゃったからです。
物件は大丈夫かというお問い合わせが相次ぎました。
なかなk確認が取れないで時間だけが過ぎていきましたが、ようやくここへきて、弊社に関係する物件はそれほど被害を受けていないことがわかってきたのです。
一日も早く、お客様に安心していただけるように、引き続き確認に全力を上げたいと思います。
また、激減していた購入に関するお問い合わせの数が少しずつですが、回復してきたように感じます。
しかし、おそらく海に近い物件はしばらくの間は敬遠されることでしょう。
現に今まで海の近くを検討していたお客様の中には、少し海から離れた内陸の物件に切り替えたお客様も現れはじめました。
想定外の津波の恐ろしさをまざまざと見せられた今回の震災の影響は、私たちの仕事においてもしばらくは続くだろうと思います。
私たちも、今回の震災の教訓をしっかりと胸に秘め、お客様のためにベストのアドバイスをしていきたいと思います。
まだ時間がかかりそうです
東北関東大震災が起きてから四日が経ちました。
余震は大分少なくなりましたが、被災地の復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。
自衛隊の人たちも頑張り、瓦礫の下から続々と人々を救出しているというニュースが流れてきています。
東電の人たちも、危険を顧みず、命を懸けた作業をこなしているというニュースにも感動します。
首都圏でもまだ交通網の不安定が続いています。
弊社「日本マウント」の社員も何人かは出勤することができないままです。
お客様の物件案内や調査なども、やはり交通事情が原因で困難な状態が続いています。
契約予定の物件や購入したばかりの物件、購入を検討している物件のことが心配で、沢山のお客様からお問い合わせがあるのですが、こちらから目的の物件の場所まで行くことができずにいます。
また、現地の取引先とも連絡がつきにくくなっています。
連絡が取れても、自分たちの仕事が手一杯のため、私たちの要望には応えてくれないのが現状なのです。
お客様の不安を払拭することができない歯がゆさに、無力なほどの力不足に悩まされる日々が続いています。
被災地の人々の心境はいかばかりかと思うと、いてもたってもいられない気持ちとなり、気持ちばかりが焦ってしまうのです。
こういうときだからこそ、目の前のできることに全力で取り組まなければならないのです。
比較することなどできないでしょうが、被災地で頑張っている人たちに恥じないように、お客様のために社員のためにベストを尽くしたいと思います。
ツイッター力、恐るべし
今回の大地震で実感したことが一つあります。
それは「ツイッター」の威力です。
固定電話も駄目、携帯電話も駄目、メールも時間差が出てしまい駄目。
しかし、ツイッターは無傷でいかんなくその力を発揮したのです。
弊社の場合はこのように活躍しました。
交通網がすべて麻痺して、徒歩で帰れない社員の宿泊のためにビジネスホテルを探すことにしたのです。
当然、ホテルには電話は通じないので、社員何人かで手分けして直接、ホテルに行き部屋を押さえることにしたのです。
結果的にどのホテルもすべて満室だったのですが、行き先のホテルから状況をツイッターでつぶやいてもらい、こちらでもツイッターでつぶやき指示を出したのです。
ビジネスホテルが駄目ならラブホテルでもということで、同様にして宿泊先探しで社員が奔走し、そのたびにツイッターが活躍したのでした。
このツイッターが被災地でも活躍しているようです。
安否の確認や救出要請などでの効果があったということを聞いています。
私のツイッターのタイムラインにも、身内や友達が取り残された建物の住所や名称、特色をつぶやいて救出をお願いする「つぶやき」ならず「叫び」が目立ちました。
中には、「堀江さん、助けてください」と訴えたあとに、救出要請のお願いを綴っているタイムラインもあったのです。
なるほど、確かにホリエモンこと堀江さんがそのつぶやきにリツイートした場合、堀江さんをフォローしている人数は何十万人もいるわけですから、その情報発信の影響力は絶大なものがあるのです。
事実、堀江さんは何回もそのような救出要請や安否の確認のつぶやきをリツイートしていました。
今回の災害時では、通信手段としては「ツイッター」はまさに万能の杖だったわけです。
まさに「ツイッター、恐るべし」
今後、弊社としては更に「ツイッター」を強化していくことを決めたことはいうまでもありません。
デッドオーシャン
ブルーオーシャン。
青い海。
真っ青な汚れのない綺麗な海を想像します。
競争のない市場を表します。
レッドオーシャン。
赤い海。
赤い血で染まった海、すなわち競争が激しく、戦い血を流してその血で青い海が赤く変わってしまったことを連想します。
競争が激しい市場。
デッドオーシャン。
死の海。
競争が激しすぎる市場。
今やあらゆる産業や市場がもはやデッドオーシャンとなる時代です。
その中でいかに生き残るのか。
いかに勝ち残るのか。
一人勝ちの時代、あるいは一強百弱の時代とも言われています。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと言いますが、今こそ真剣に歴史の中から今の時代を乗り越える叡智を学ぶべきときではないかとつくづく思うのです。
今までの経験のすべてをリセットし、何処までも謙虚にそして素直に。
歴史の中から学ぶべきであると強く思うのです。
学ぶのに遅すぎるということはないのでしょう。
まだ間に合います。
不動産業界の潮流
5700万対5000万。
前者が日本に建つ家の戸数、後者が世帯数。
差し引き700万の家が空き家になっているというのです。
理由は単純。
世帯数の増加を住宅の増加が上回っているからです。
この傾向は続くどころか加速するといわれています。
将来は空家ラッシュになるというのです。
理由はやはり単純です。
人口は減少し高齢化が加速するからです。
日本の中心企業の国際化にともな海外移住も増えるでしょう。
空き家が増えると犯罪の温床にもなるし、みてくれも良くないので、政府が手を打ちます。
税金です。
新築よりも中古再生を優遇するのです。
そうなるとまずアパート業界が行き詰まります。
人口が減ればただですらアパート入居者が減るのに、中古住宅が優遇され安く流通したり、空き家を賃貸したりするようになれば、そちらを買うか一戸建てを賃借するでしょう。
投資という観点からもアパート経営の限界が見えてきます。
アパートは実は意外とつぶしがきかないのです。
いざ売ろうとすれば、満室で新しくて駅に近くなくては売れません。
古いものは解体するにもお金がかかり、下手に入居者が残っていれば立ち退き料もかさみます。
事件や事故が起きる確率も普通の建物よりも高く、ひとたび起きてしまえば入居者は減り、転売もむずかしくなるというリスクがあるのです。
相続対策を売りにしたアパート建設ラッシュの終焉と販売会社の破綻の日は近いことでしょう。
次にプレハブメーカーが行き詰まります。
時代は確実に新築から中古へとシフトするからです。
ただですら少なくなる新築も個性の時代ですから、画一的なプレハブメーカーでは家を建てなくなるでしょう。
今、建てている家はいずれも耐久性を謳った100年、200年住宅であるとすれば、今後は人口が減ったり高齢化が加速することを考えれば、新築の需要が減ることは確実とされているのです。
これが私が考える、今後の不動産業界の潮流です。
そういえば英会話のNOVAとかを例にして、テレビでガンガン宣伝している企業は危ないということを言った人がいました。
最後のあがきだとか。
某アパートメーカーの宣伝が気になります。
不動産仲介業のプライド
弊社には毎月、不動産関連のFAXニュースが届きます。
その中にある気の利いた情報とコメントがありましたので紹介します。
リクルート総研が住宅購入者へのアンケートを集計したところ、約40%が手数料が高いと不満をもっていたというのです。
妥当だと思う人は57%だそうです。
手数料妥当の根拠の中で最も多いのは、インスペクションをしてくれたことと、対話の中で気づいていないニーズを引き出してくれたことです。
不動産の仲介は高額な取引であり消費者は不安が付きまといます。
その不安を上手に取引の各段階で取り除くことで、顧客満足度は高くなるのです。
そう考えると、不動産の仲介をする営業マンの役割は、顧客とともに夢を語り顧客に寄り添い、顧客の背中をそっと押して上げ自信を持たせ不安を解消し、良きコミュニケーションの中で取引をまとめていくことではないかというのです。
このコメントは、不動産の仲介の仕事は、何と誇り高く崇高な仕事ではないか、仲介マンはこのような意識で、仲介現場で頑張って欲しいと続きます。
不安を取り除く為には、深い専門知識も必要。
良好な人格形成も必要。
高い人間力を持つものだけが、顧客満足度を得られ、手数料を喜んで払ってくれる任を担える。
顧客満足度の高かった客からは、必ずリピートや紹介が得られる。
そうした方がトータルで仲介の成績も上昇する。
他の業界のセールスマンと異なり、人間力の勝負の結果が顕著に出る世界であると言えると、このコメントは結んでいるのです。
私は大変共鳴した内容だったので、早速、全営業マンにこの文章を読んでもらいました。
これからも崇高な意識を持って、この仕事に臨みたいと思います。
リゾート物件を冬だから売る
リゾート物件は冬は売れない。
これは不動産業界の常識です。
冬は開店休業だというのが今までの考え方。
しかし弊社「日本マウント」はこの常識を覆し、そのタブーに挑戦するのです。
リゾート物件はむしろ冬だからこそ売れるのです。
何故ならば、冬という最悪のコンディションときを見て購入するのが、実は一番賢い購入の仕方なのです。
冷静に考えればわかることなのですが、意外と盲点なのです。
このことは私はこのブログのみならず、ツイッターなどを通じて、絶えず、情報発信してきたことです。
そのかいあってか、今年は昨年とは比べものにならないくらい、具体的に雪の中の物件を見に行く人たちが増えています。
中には「最悪のコンディションのときを見ておきたいから」といってくださる方もおり、もしかしてブログやツイッターを見てくれていたのかと嬉しくなるときもあります。
営業マンのにおいては、今までの経験から、冬は売れないと弱気になったり消極的になっていては駄目なのです。
経験が壁になったり、障害になることもあるのです。
冬こそ売れるとか、冬こそ売ってみせるという気概が必要なのでしょう。
シーズである夏ならば誰でも売れるし自然に売れるのです。
冬に売るからこそ価値があり、冬に買うからこそお買い得なのです。
それがこれから変わりつつあるリゾート業界でもあるのです。
まだまだ冬本番。
これからが勝負です。
体力増強計画
最後は体力勝負。
これは営業における私の持論でもあります。
もちろん体力だけでは話にならないことは当然です。
しかし最後のギリギリの勝負どころでは、1件でも多く物件を回れることや1分でも長く仕事を続けられることで勝敗が分かれることがあるのです。
特に弊社のような会社の業務においては、量を追求していくことによって質を生んでいくことになります。
ホームページ上での地域や価格帯を絞っての物件掲載件数が、何といっても、ものをいう情報戦争時代が今の時代なのです。
営業マンもいかに場数を踏むかが勝負の決め手です。
失敗を恐れずにどんどん挑戦して場数を踏むことです。
それにはいかにフットワークが軽いかです。
スピードが命なのです。
そしてやはり体力です。
私は元駅伝の選手でしたから、体力にはかなり自信があります。
持久力とくればなおさらです。
しかし年齢を重ねれば体力が落ちてくるのは必至です。
そこで早朝ワーキングを始めました。
毎朝、4時30分から1時間。
雨の日と泊まりの出張の日を除いて毎日です。
イチローではありませんが、5年後10年後を見据えて歩き続けたいと思います。
アウトプットはさらに加速する
アウトプットを前提としてインプットする方が効率がいいという話は良く聞く話です。
また人に教えることを前提としてインプットすることは、もっと効率よくインプットできるとも聞きます。
そんなこともあって、私も毎日このようにブログを書くことに挑戦しているわけです。
おかげさまで少しは書くこと、すなわちアウトプットすることに慣れてきたような気がします。
このアウトプットに関してですが、今年は新たにある一つの試みをしています。
それは毎朝、全社員と営業メンバーに宛てて「今日の一言」と題してメールを送信しているのです。
朝の7時から8時の間に、全社員宛てに1通、営業メンバー宛てに1通の合計2通、それなりの文章を書いてメール送信しています。
営業メンバーであれば、朝早くから2通のメールが届き、その着信音で起こされることもあるそうで、迷惑がっている人もいるとかいないとか。
そんなことはお構いなしに毎日続けているのです。
その他、ツイッターでも毎日数回はつぶやいているので、私のいわゆる「アウトプット」とやらは、わずか1年半前とは比較できないほど多くなったというのが事実です。
以前に「アウトプットは加速する」という内容のブログを書いたことがありますが、今や「アウトプットはさらに加速する」なのです。
今後はユーストリームやフェイスブックなどに挑戦するつもりなので、この「アウトプット」の作業にはますます拍車がかかることでしょう。
メールも毎朝1回ではなく、昼も夜も送信しようかと冗談で言ったところ、ある人からそれはやり過ぎでしょうとたしなめられました。
しかしそれが私の「自分らしさ」なのです。
良いと思ったことは即、実行する素直さなのです。
アウトプットの加速のおかげでインプットそれ以上にさらに加速しています。
「アウトプットの効用」はまさに真実です。
私の挑戦はさらに続きます。