神戸に行ってきました
品川駅から新幹線乗って新神戸まで。
のぞみで約2時間と少し。
速いものです。
私は仕事柄よく新宿駅から信州の松本駅に行くのですが、スパーあずさでも約2時間半、あずさで約3時間かかってしまいます。
新幹線で行くことができる場所は、なんともうらやましいものです。
将来はリニアモーターカーが品川駅を発着として関西まで通ることが決まっています。
品川から大阪まで推定約1時間。
時速は500キロメートルだそうです。
この頃にはいったいどんな世界になっているのでしょうか。
弊社の事業コンセプトは今のところ、東京から3時間以内で行けるリゾート地や田舎暮らしできる場所での別荘や田舎暮らし物件の売買です。
関東甲信地方や伊豆熱海に限定して展開しています。
先日、仙台に行ってきましたが、やはり新幹線で約2時間でした。
将来はもしかしたら、私たちの事業領域や守備範囲も拡大するのかもしれませんね。
日々、時代が確実に変わりつつあることを実感します。
私もこの変化に乗り遅れないようにしないと。
仙台へ行ってきました
震災後、初めて仙台へ行ってきました。
船井総研の元常務、佐藤義直さんの立ち上げたS・Yワークスという会社の5周年記念のセミナーに参加するためです。
全国から270人もの人が、奇しくも被災地の中心であった仙台に集まったのです。
S・Yワークスの社員の皆さんは、礼儀正しく、明るく、その動きは機敏です。
「利他」という理念は、これほどまでに素晴らしい社員を育てるのでしょうか。
創業わずか5年で、毎年100名を優に超える新卒者が応募し、わずか数名しか入社できないという優良人気企業に成長しているのです。
規模も歴史も弊社とそんなに変わらないにもかかわらず、そのレベルの高さに驚かされました。
天才経営コンサルタントが会社を創り、自ら経営すると、こんなに素晴らしい会社ができるのですね。
まさに有言実行。
百聞は一見に如かずでした。
その佐藤さんは、講演の中で人間にはいくつかの誕生日があると話しをされました。
佐藤さんにとっては、自分の生誕の日と別に、恩師「船井幸雄」と出会った日がその日であるというのです。
そして、2011年3月11日も、まさしくその日であると。
佐藤さんは、恩師「船井幸雄」の教えである、起こることはすべて必要、必然、ベストであるということと今回の震災のハザマにあって長い時間、熟考を重ねたといいます。
あの震災は、果たして必要であり必然であったと言い切れるのかと。
出した結論は、その日を境に生まれ変わった私たちが、素晴らしい未来を創り、まさしくあの震災は必要、必然、ベストであったといえるようにする使命があるということです。
「皆さんの尊い犠牲のおかげで、日本はこんなに素晴らしい国に生まれ変わりました」と胸を張って言える未来を創くる使命が私たちにあるのです。
私にとっても、2011年3月11日は、紛れもないもう一つの誕生日です。
そして、S・Yワークスの同志でもあります。
ともによりよい未来を創って次の世代に引き渡す、その役割を果たしたいと思います。
急ぎ早に新幹線で後にした仙台でしたが、どうやら、私の大好きな街になりそうです。
震災後の不動産需要の変化
震災後に明らかに変わった不動産需要。
首都圏では、高層マンションと湾岸地域に不人気になりました。
高層マンションの高層階では、地震のときのその揺れは半端ではなかったそうです。
余震のたびにそのときの恐怖がよみがえり、生きた心地がしなかったと語る人もいました。
また、停電時における移動と給水の問題が明らかに。
エレベーターが動かないので、階段を歩いて上らなければならないのですが、高層階になればなるほどそのリスクも大きくなります。
また給水もポンプを使ってくみ上げるので、停電時には使用不能になったマンションも。
ペットボトルを担ぎながら、何十階も階段を歩いて上がらなければならないとしたら、それはどんなに大変でしょうか。
幼い子どもや老人やましてや病弱な人、からだの不自由な人には酷な話です。
逆に人気が出てきたのが、会社から近い地盤の固い場所に立つ低層マンションです。
万一のとき、歩いて職場に通える場所をという発想なのでしょう。
リゾート物件もその需要の風景が様変わりしました。
弊社の販売で人気を誇っていた、お買い得な海が近い物件は、壊滅的な売上ダウンとなりました。
物件はさほど被害はありませんでしたが、あれだけ津波のシーンをテレビの映像で見せられれば、誰でも海に近い物件を避けるのは当たり前です。
茨城県の鹿島や鉾田、千葉県の北房総といわれる地域です。
また、原発問題もあり、当然のことですが福島県や栃木県の物件で原発に近くなればなるほど、やはり壊滅的な売上ダウンとなっていましました。
かわって俄然追い風が吹いているのが、内陸であり、いわゆる「山」としてのリゾート地です。
今年の夏は電力消費の制限問題もあって、涼しい山で夏を過ごそうという人が増えてきているのでしょう。
弊社の販売地域では、八ヶ岳、安曇野、富士五湖、軽井沢とその周辺のいわゆる北信州、そしてなんと群馬県の桐生まで人気となっています。
この傾向はしばらく続くのでしょうか。
自然と向き合いながら商売をすることの難しさを感じます。
何があってもどんな時代になっても、勝ち残り生き残れる企業を目指したいものです。
伝説のテレフォンアポインター
能力と実力は違うとは、ビジネスの世界ではよく言われることです。
ことテレフォンアポインターに関しては、得にそうなのかもしれません。
他社でその実績ゆえに、伝説のテレフォンアポインターと言われた人が弊社のパートタイマーとして入社しました。
その実力はいかに。
戦々恐々としている周囲の目をよそに電話をかけ始めました。
電話でしゃべる声は妙にたどたどしく、言葉使いもでたらめで、敬語もあったものではありません。
風貌も洗練されたものではなかったのも加えて、周囲は期待はずれとばかり落胆していました。
採用した私には多くの社員の冷たい視線。
私も正直言って一抹の不安があったのですが、やはり洗練された?弊社では難しかったかと少し落ち込んでいました。
ところが。
僅か数日の実働で20件近くの媒介契約を取ってしまったのです。
しかもそのほとんどが専任媒介契約です。
恐るべしは伝説のテレフォンアポインター。
能ある鷹は爪を隠す。
人は見かけによらず。
たどたどしいからこそ電話越しの相手が安心するのでしょうか。
立て板に水では、かえって相手は警戒するのかもしれません。
でもその会話をよく聞いてみると、本当に的を得た会話をしているのです。
これは相当に頭の回転が良くなければできない芸当です。
やはり只者ではなかったのです。
これからの活躍が楽しみです。
一番の効用
ランチェスター戦略の要諦は、とにかく一番になることです。
一番と二番の差は、二番と百番の差より大きいのです。
どんな分野でもいいから、分野を絞ってでも、範囲を縮めてでも、とにかく一番になることが大事であることを強調しているのです。
このことを私はある体験を通して実感したことがあります。
私は小学校までは、いわゆるクラスで一番というものが何もありませんでした。
スポーツは万能だったのですが、かけっこをしても、水泳やスケートをしても二番や三番になれても、けして一番にはなれませんでした。
勉強はまったく駄目で、素行はいわゆる問題児というほど先生泣かせだったようです。
しかし、中学校に入学すると、クラスで一番のものを発見したのです。
それがじつは長距離走でした。
一番になれたという自信は凄いものです。
やがてクラスで一番が中学で一番となり、市で一番となり、県で一番を狙えるところまできたときに、不思議なことにあれほど駄目だった勉強の成績がぐんぐんと上昇したのです。
そしてあれほど悪かった素行が、まるで嘘のように、あたかも優等生のように良くなっていったのです。
今考えれば、幼い少年が一番になれるものを見つけたときに、どれほどの自信を持ち、そのことがすべてに良い影響を与えたのだと思います。
まさに、ランチェスター戦略を地で行くような少年時代だったのです。
ビジネスにおいても同じだと思います。
とにかく何かで一番になることです。
それが達成されれば、そこからすべてが変わるのです。
私はそのことを確信しています。
偶然の出来事
毎朝のウォーキングコース。
品川宿という名前が書いた街灯が立ち並ぶ、いわゆる旧東海道です。
そこに気になるマンションがあったのです。
なんとなく惹かれるものがあったのです。
つい先日、京急の青物横丁駅にある銀行のATMに行ったところ、節電のため閉まっていました。
会社の近くにある別の銀行でと思ったのですが、大変混雑していたのを目撃していたので、郵便局で用を足そうと考えたのです。
会社の近くの郵便局にしようと戻りかけて、それでも近くにないかと探したとことろ、遠くの方に郵便局があるのがわかりました。
その郵便局で偶然、約3年ぶりにばったりと知人に出会ったのです。
そこでマンションを売りたいからぜひ見て欲しいと頼まれました。
その足で伺ったマンションを見て驚きました。
毎朝、ウォーキングのときに気になっていたマンションだったのです。
しかも最上階のメゾネットタイプの部屋でした。
その物件は売却するのに様々な問題があって二転三転し、大手の不動産会社が何社か動いた物件でしたが、今、弊社にそのチャンスが回ってきたのです。
不思議な縁だと思いませんか。
もし、銀行のATMが閉まっていなかったら。
もし、会社の近くの郵便局に行っていなかったら。
もし、私の知人が私に気がつかずに声をかけなかったら。
そう考えると、偶然が重なった結果、ひとつの奇跡だと思わざる得ません。
しかも、毎朝、そのマンションを見て気になっていたのです。
こんなことってあるんですね。
震災後、低迷していた弊社でしたが、ゴールデンウィークの案内ラッシュとともに、小さな嬉しい出来事となりました。
ツイッターは掛け算
営業活動におけるツイッターの効果には賛否両論があると思います。
去年の夏頃でしょうか、ツイッターが注目され始めて、猫も杓子もツイッターという社会現象が起こりました。
ツイッターを題材にした本も、次から次へと本屋さんに立ち並んだものです。
弊社も不動産業界では日本で一番最初に、公式ナビゲーターであるTwnaviによる公式アカウントを取得したりしました。
その後、ブームは沈静化して、その頃に夢中になっていた人や企業でも、手を緩めたり遠ざかってしまったりしていることが多くなっています。
しかし、弊社は「継続こそ力なり」を地で行く企業です。
あれからコツコツと続けて、今では一定の効果が出るようになりました。
ツイッターの効果はボクシングでいえば、まさしくボディブローでしょう。
カウンターパンチのような派手さはありませんんが、じわじわと確実に効いてくるのです。
しかもその効果には独特なものがあるのです。
それは、ツイッターは掛け算であるということです。
これは、私の持論でもあります。
企業を代表して一人の人がやるよりも、複数でやった方が相乗効果が高いのです。
しかも人数が多いほど効果が高いのです。
それはその効果がいわゆる足し算ではなく掛け算になるからです。
ブログと絡ませれば完璧です。
簡単に言うと3人でやれば、10+10+10ではなく10×10×10になるのです。
もちろん企業によってはその情報発信に守秘義務が必要な場合があるでしょうし、様々な制限があったり許可が必要だったりするのでしょう。
大企業ほど自由がきかないのだと思います。
だからこそ、弱小零細企業に付け入る隙があり、チャンスがあるのがビジネスの面白いところなのです。
弊社の営業マンでも、明らかに営業力の劣るメンバーや、今回の震災で被害を受けて圧倒的に不利な任地で営業しているメンバーが、ツイッターやブログゆえに、他のメンバーよりも実績を出しているという「事実」が、もはや定番となってきました。
小が大に勝つ。
柔よく剛を制す。
日本のお家芸である柔道ではありませんが、かつての日本人最大の武器である勤勉さを以ってして、コツコツとツイッターやブログをやり続けること。
いつか巨人が倒れるその日が来るのかもしれません。
なぜならば、それは足し算ではなく掛け算だからなのです。
癖を直そう
人間誰でも「癖」というものがあります。
これが良い癖であればいいのですが、悪い癖であれば少し問題です。
会社にいると、社員によるお客様との電話の中で、耳障りな言葉に出くわすことがあります。
「わかりました」。
どうもこの言葉が気になるのです。
「承知しました」とか、
「かしこまりました」ではないかと思うのです。
朝礼で注意したり、毎朝社員に送信しているメールで注意したりしているのですが、いっこうに直さない社員がいるのです。
直さないというよりも直らないと言った方がいいのかもしれません。
そうです、完全に癖になっているのです。
相変わらず、「わかりました」を連呼しています。
「わかりました」「わかりました」「わかりました」「わかりました」「わかりました」「わかりました」。
まさに、連呼。
私が睨んだときだけ、「かしこまりました」。
その後、再び、「わかりました」の連呼。
ベテランほど、古い者ほど、悪しき癖は簡単には直らないのでしょうか。
もうひとつ気になることは、自分の名前を名乗らずに電話をかける癖です。
会社名しか名乗らずに電話をかけているのです。
会社名の後に自分の名前を名乗るのは当たり前というか常識だと思うのですが、そうしない古参社員がいるのです。
これも何回注意しても直りません。
まだまだ課題の多いレベルが低い弊社であることを反省し、これからのレベルアップに励みたいと思います。
デジタルデバイド
デジタルデバイド
情報格差をあらわす言葉です。
詳しくはネットを使える人と使えない人、さらに使いこなせる人とそうでない人の情報格差のことをです。
その情報格差によってもたらされる労働条件や収入にも、当然、格差ができているそうなのです。
その格差は徐々に広がり、さらに加速しているとか。
会社経営や営業活動などでもこの傾向は顕著です。
一昔前はホームページにおけるSEO対策が脚光を浴びました。
ヤフーやグーグルの検索で上位表示されることが、集客における圧倒的な優位だったわけです。
インターネット全盛の時代となって、紙媒体での集客は、徐々にその力を失おうとしているのが現実なのです。
しかしこれからは、間違いなくソーシャルメディアの時代。
ツイッターやブログ、ユーストリームにフェイスブック。
これらのソーシャルメディアを使いこなせるか否かが、すなわちビジネスにおけるデジタルデバイドとなるのです。
このことは弊社の営業マンをみるとよくわかるのです。
如実に実績に現れつつあるからです。
営業力とか営業マンの実力という概念自体が変わりつつあるのでしょう。
あと数年で取り返しのつかない差になるのかもしれません。
気付いたときにはもう遅かったということが起こるかもしれないのです。
時代は確実に加速しています。
デジタルデバイド。
この言葉をしっかりと意識しましょう。
臨界点
水の温度を上昇させていくと、100度で水蒸気になります。
液体から気体へと変化するのです。
この100度が臨界点となります。
ビジネスにもどうやら「臨界点」というものがあるようです。
小売店業界では、出店攻勢をかけていく中で、ある一定の店舗数に到達することにより、劇的に全体の売上が上がり利益が出てくる現象があります。
この一定の店舗数がいわゆる「臨界点」なのです。
弊社のビジネスでもこの法則が当てはまります。
弊社では、営業マンがある地域に特化して、その地域の物件を集めているのですが、ある一定の数を越えるあたりから、問い合わせ数が劇的に増える傾向があります。
マーケットの大きさにもよりますが、おおむね70物件くらいがその数になるようです。
もちろん、競合店が強い地域ではそんなに簡単にはいきません。
競合の強いところでは、ランチェスター戦t略でいうところの、競合の3倍、少なくとも√3倍の数をそろえなくてはならないのでしょう。
その数がいわゆる「臨界点」になると考えます。
この臨界点を超えることが、弊社の営業のすべてです。
臨界点を超えない限り、始まらないと言っても過言ではありません。
後は場数を踏んで経験を重ねていくしかないのです。
この「臨界点」をしっかりと自覚することが、すなわち「ビジネスセンス」であると思うのです。
ただ闇雲に営業しても結果は出ません。
しっかりとした戦略が必要なのです。