不動産販売の不思議
不動産販売をしていると不思議なことに出会います。
理論的に説明することができないことが沢山あるのです。
その一つは今まで長い間、反響がなかった物件に、あるときある瞬間から問い合わせが重なるという珍現象があるのです。
今までまったくといっていいほど反響がなかったのにです。
重なるのが不思議なのです。
そのチャンスを逃してしまうと、その物件は再び長いトンネルに入ってしまうのです。
また再び、反響が全くといっていいほどなくなります。
この繰り返しなのです。
おそらく不動産の売買にも「旬」というものがあるのでしょう。
よく不動産は高額なものなので衝動買いはないとか、じっくり考えて買うものだとか言われています。
しかしそうでない人もいます。
衝動買いする人もいれば、極端な人は物件を直接見ないで買う人もいます。
購入して直ぐに売却する人もいます。
2件どころか3件、4件と別荘を買う人もいます。
以前、小泉元首相が国会の答弁で「人生いろいろ、議員もいろいろ」と言って笑わせたことがありましたが、まさに「お客様もいろいろ」なのです。
これからもいろいろなお客様との出会いを楽しみにしていきたいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%84%E3%82%8D
ゆっくりと流れる時間
信州の松本で仕事を終えて、同じ信州の飯田に移動することになったときのことです。
信州こと長野県は南北に長い県として有名です。
昔よく「馬の小便」と比喩されたことを思い出しました。
松本から飯田に行くのにアクセスがなんて不便なことでしょうか。
高速バスが一番速いということだったのですが、松本駅からだと一旦、松本インターチェンジのバス停まで移動して飯田行きのバスを待たなければいけないとのこと。
携帯電話を使って飯田行きの最短時間のアクセスを調べると、JR特急あずさで岡谷駅まで行き、そこから豊橋行きの普通電車で飯田へ行くのが一番速いことがわかりました。
岡谷から飯田まで実に36駅、数時間かけて行くことになったのです。
高校生の頃に、駅伝などの大会に出場するために利用して以来の、伊那路の普通列車の旅を楽しみました。
木々の緑は美しく、狭いところを走るので、列車にその木々が触れたりするところが、まさに田舎を思わせるのです。
普段、目が回るほど時間に終われて仕事をしている私でしたので、まさに時間が止まったような感覚に包まれました。
新幹線や特急あずさとはまったく違った、のどかでのんびりとした旅となったのでした。
途中で南アルプスの雄大な姿を観ることができました。
そして、珍しい赤い蕎麦の花畑にも遭遇しました。
白い蕎麦の花は見慣れていましたが、真っ赤な蕎麦の花を見るのは初体験。
思わぬサプライズのプレゼントを頂いた気分になりました。
飯田の街は何回か来たことはありましたが、JRの飯田駅はやはり初めてのことでした。
たまには田舎時間で移動し、田舎の風景を眺めながらひと時も良いものですね。
マンションに土壁のリフォーム
弊社「日本マウント」では、別荘や田舎暮らし住宅、ときには都内のマンションに至るまで購入してくださったお客様からリフォームの相談をされることがかなりあります。
関東甲信地方とかなり広い範囲ですので、各地に選りすぐりのリフォーム会社や建築会社とのお付き合いがあり、お客様をご紹介する度に大変お世話になっているのです。
数多くのリフォーム会社の中から厳選したいくつかの会社だけあって、お客様にはとても喜ばれています。
その中でも自然素材でのリフォームを売りにするD社。
都内と信州松本市、鎌倉市で事業を展開しています。
弊社も安曇野市や松本市、そして最近では静岡県三島市でお世話になりました。
信州松本市では大掛かりな古民家のリフォームを成功させ、お客様のみならず地域に人からも喜んでいただいた実績があるのです。
そのD社のK社長が弊社まで来てくださり、今後のリフォームに関する打ち合わせをしました。
その打ち合わせの中での土壁の話。
K社長によると、最近ではマンションのリフォームにも土壁を使う人が増えたとか。
マンションに土壁?
一瞬、驚いてしまいましたが、自然素材にこだわる人が増えている兆候なのでしょう。
体に良いことは勿論、デザイン的にも優れているのだそうです。
メンテナンスも万全だとか。
私はとても興味を持ちました。
古き良き日本の優れた建築素材である土壁。
ぜひ、弊社もお客様に勧めていきたいと思います。
法人売買
あるお客様から相談を受けました。
経営している会社を閉めたいとのこと。
何年も赤字が続いているし、今はほとんど仕事がないし今後の見通しも暗いということでした。
閉めるのにもお金がかかるし、現在ある資産や債務、売掛金など様々な問題も処理しなければできない話なのです。
本来であれば専属の会計事務所が適切なアドバイスをするべきなのでしょう。
しかし、良く考えてみれば、会社を閉めてしまえば、会計事務所としても商売上がったりです。
なかなか閉めることなどはアドバイスすることはしないのでしょう。
不動産売買に関わるときでも、相続税やその他、税金面での適切なアドバイスができていなかったがゆえに、かなり損をしてしまっているお客様に出会うこともあります。
会計事務所や税理士などのコンサルティング能力が問われる時代なのでしょう。
今回のお客様にアドバイスしたことは法人売買です。
上場企業のM&Aだけではなく、中小企業の法人売買も盛んに行われている現実があるのです。
法的に問題がなく、後々のトラブルが回避でき、お互いが良ければ法人売買もいいのかもしれないのです。
ある人にとってはお荷物になるものでも、別の人にとっては貴重なものになるケースもあるわけです。
不動産業をしていると、様々な人に出会い、様々な相談を受けることが多いのです。
余計なお世話かもしれませんが、少しでもお客様のお役に立てれば幸いです。
台風が去って
台風が去りました。
今回の台風の被害も甚大なものでした。
地震に津波、そして台風。
自然の脅威とその破壊力の前には、人間の科学や技術というものは、何て無力なものでしょうか。
私たちの先人達は、その自然と向き合いながら、様々な格闘を重ねながら今の時代を築いてきたのです。
美しい自然も、ひとたびその姿を変えれば、竜虎となって容赦なく私たちに襲い掛かってくるのです。
そんな自然の猛威を目にする度に、いかに日頃の悩みがちっぽけなものだったのか気がつくのです。
今回もたくさんの人々がその尊い命を失いました。
謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。
そのような尊い犠牲があるたびに、人間は謙虚になり反省し、未来に向けて準備をしてきたのでしょう。
そう考えると、過去に犠牲になった尊い御霊のおかげで、今日の私たちがあると言っても過言ではないかもしれません。
この台風の最中、私も信州の高山村で土地の境界の立会いがありその現場にいました。
暴風雨の中、傘も吹き飛ばされてしまい、雨にさらされながらの立会い現場でしたが、土地家屋調査士の方から土地の持ち主、隣地の方まで真剣にその作業に携わってくれました。
こんな時の土地家屋調査士の苦労はいかばかりでしょうか。
その果敢な姿にプロ根性というものを垣間見た思いでした。
責任感というものは、かくも美しいものかと思いました。
私もそんな責任感溢れる人になりたいものです。
時効取得
「時効取得」。
民法で定められている権利ですが、簡単に言うと次のようになります。
自分の土地だと思い込んで、すなわち地人の土地だと知らないで10年間占有していた場合に、その土地は自分の土地になるそうです。
これを善意の時効取得と言います。
他人の土地だと知っていても、20年間占有していた場合に、その土地はやはり自分の土地になるのです。
これを悪意の時効取得と言います。
もちろん、時効取得の裁判をして、その判決を以って登記簿謄本上も所有権が移転するわけなので、そんなに簡単にはいかないのですが。
この時効取得のことは、話にはよく聞いていたのですが、弊社が仲介して売買した土地をめぐって、もしかしたら時効取得の裁判をするかもしれないことになったのです。
他人事ではなくなりました。
法律に照らしあわせば、既に結果は出ているのですが、何事も蓋を開けてみなければわからないのが勝負事の常です。
果たして裁判長はどんな判断を下すのでしょうか。
また、反対弁論はいかなる弁論になるのでしょうか。
弊社の立場は一貫しています。
すべてはお客様のためにです。
裁判途中に和解交渉もあるかもしれませんし、円満に解決できればそれに越したことはありません。
弊社にできることでベストを尽くすのみです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%96%E5%BE%97%E6%99%82%E5%8A%B9
変わる常識
昔と今では常識がまったく変わってしまうことも珍しくありません。
例えばスポーツの世界。
昔は運動中は水分を取ってはいけないと言われてきました。
今では積極的に水分を取るのが常識になりました。
私が小学校の頃は、スポーツ根性物語いわゆるスポ根の影響もあってか、トレーニングとしての階段でのうさぎ跳びが奨励されていました。
今ではそのようなトレーニングは膝を痛めるという理由でまったくやらなくなりました。
野球選手は肩を冷やしてはいけないという理由で水泳などは控えていました。
今はアイシングなどむしろ冷やすことをしたり、シーズンオフには水泳などのトレーニングを常識となったのです。
確かに昔の非常識は今の常識という側面もあると思います。
経営や商売の世界ではどうでしょうか。
「利他」とか「お客様第一主義」、「三方よし」とか言うと、そんなの理想だとか、綺麗ごとを言っても儲からないとか言われたものです。
現に、不動産業界では「金がすべて」とか「所詮、金だ」と言ってギラギラしていた人が儲けていた時代もありました。
ところが、最近はどうでしょうか。
私が知る限りでは、「金で愛も買える」と豪語していた著名な企業家が没落したり、昔の拝金主義の価値観のままま営業している人が急に運勢をなくし営業実績が急落したりしています。
恐らく近い将来、経営や商売は利己主義や個人主義、拝金主義などの旧来の価値観では、まったく通用しない時代になるのではないかと思います。
いやもう既にそうなっているのかもしれません。
手紙を書く
少し古い本になりますが、童門冬二さんの「織田信長 破壊と創造」という本を読みました。
この本を読んで意外な事実を知ったのです。
織田信長は非常にまめに手紙を書いていたということです。
今で言えば手紙魔、メール魔といったところでしょうか。
これは少し以外でした。
天下統一を目指して突っ走ったその生涯からは想像できなかったからです。
なるほど、あれほどの勢いでその勢力を広げていくには、用意周到な根回しがあったのでしょう。
私が尊敬する船井幸雄さんは、成功するためクセづけとして、次の三つのことを教えています。
メモを取ること、見送ること、手紙を書くこと。
一日三通、一年で千通は手紙を書きなさいと説くのです。
この教えを充実に実行したのが、船井総研の会長である「小山政彦」さんと、S・Yワークス社長で天才経営コンサルタントとして名高い「佐藤芳直」さんです。
お二人とも大成功しており、その教えの正しさを実証されました。
ワタミの「渡邉美樹」さんは、日記を書きなさいと教えます。
小学生の頃から一日も欠かさずに書き続けているそうです。
やはり、成功するには成功するだけの理由があるのですね。
時代が変わっても変わらない大切なものがある。
そんなことを感じたのでした。
猛暑は去ったのか
以前にブログで書いたこともありますが、弊社「日本マウント」が入居しているビルは、土曜日や日曜日は基本的には冷房が効きません。
個別に空調をお願いすると、莫大な別料金を支払わなければならないため、どうしたらいいのか頭を抱えていました。
基本的に土日は事務方は休みで、営業マンも理想は案内や調査で会社にいない方がいいのです。
しかし、メールや電話対応だけはやはりやらなければなりません。
そこで、以前に事務所の一つとして借りていたマンションの一室に電話を転送して受けることにしたのです。
ここは、単身赴任の私のねぐらでもありますが、昼はほとんど使っていないのと、荷物らしきものもほとんどないため、夏の間の土日だけ以前のように事務所として使うことにしたのです。
9月末まではそうした体制にしようとしたところ、昨日の土日は最高気温が27度くらいと予想されたため、冷房の必要もないと考えて、通常通り事務所で電話やメールの対応をしました。
このまま涼しくなるのでしょうか。
残暑は厳しくないのでしょうか。
気になるこの8月末、9月の天気予報です。
消費電力オーバーによる電力不足が懸念されたこの夏は、どうやら日本全体の節電意識も浸透し、乗り切ったのではないかと思われます。
少し暗い駅ホームやスパーやコンビニなどの店舗にも慣れたきたようです。
かえって明るすぎる店舗などには共感することができません。
節約癖が日本全体に定着すれば、それも一つの進歩なのでしょう。
このまま涼しくなることを期待します。
ババ抜きというゲーム
トランプのゲームで「ババ抜き」は誰でも知っています。
最後にジョーカー、いわゆる「ババ」を掴んだ人が負けるいう、あのゲームです。
不動産をめぐり、関係者でこの「ババ抜き」のゲームが頻繁にされているのです。
相続税対策という名の下に、土地の持ち主は金融機関から多額の借金をして賃貸アパートを建てようとします。
金融機関と建設会社が協力して、相続税対策というセミナーとやらを開催して、彼らが言うところの相続税対策の王道とやらの、いわゆる借金して賃貸アパートを建てることを勧めるのです。
ゲームの参加者は、地主、金融機関、建設会社、そして節税をアドバイスするコンサルタントの面々です。
さて、このゲームで「ババ」を引き負けるのは誰でしょうか。
そうです、地主なのです。
30年ローンを組めば、最初の15年はほとんど金利になります。
賃貸アパートは15年後くらいからガタが来て、補修が必要になります。
お金がかかるうえに、入り手は減ります。
人は誰でも新しいアパートに入りたがるのです。
人口減少や高齢化社会が進み、これから猛烈な勢いで一戸建の空家が増えると予想される日本では、おそらく15年後にはアパートを借りるお金で戸建が借りれるようになることでしょう。
金利の支払いが終わっていよいよ元金を返す頃、修理費がかさむようになり、空室が目立つようになることは十分予想されます。
金融機関は既に金利で儲けを確保しており、建設会社も建てた瞬間には利益は回収していますし、家賃保証というトリックを使って地主を安心させていますが、保証して余りある利益を取っているわけですから、保証するのも当然のことでしょう。
その保証とやらも怪しいものです。
会社が倒産すれば、保証はただの絵に描いた餅になります。
それこそ倒産しないという保証はありませんし、リーマンや日航、ダイエーだってつぶれたではありませんか。
また、入居者が減る頃にちょうど保証が切れるようになっているのです。
いずれにしてもサラリーマンである銀行や建設会社の担当者は、30年後にはその会社にいないのです。
今の日本で30年後の社会を予想することはほぼ不可能です。
社会の仕組みや税金の税率から、土地の値段までどうなっているのかわからないのです。
いかに無責任な提案をしているかがわかるというものです。
誰が負けるかわかっている出来レースは、もういい加減にやめるべきでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%90%E6%8A%9C%E3%81%8D