急成長するためには
誰でも3年間、小さな企業でも社長をやれば必ず成長できるそうです。
何故ならば、社長という人種はよっぽどその会社が安定していたり、後ろ盾がしっかりとしていて余裕がある場合を除いて、1年365日、1日24時間夢の中まで会社のことを考えて生きなければならない存在だからです。
命に代えて社長業をしていると言っては言い過ぎでしょうか。
多くの中小企業の社長は、会社の債務の連帯保証になっているのが常識です。
まさに会社の運命と共にあるわけです。
真剣勝負の毎日を送れば、成長するのは当たり前、成長しない方がおかしいのです。
ですから、短期間に急成長するためには、誰でも実際に社長をやってみるか、同じような立場で働いてみることだと言えるのです。
ワークライフバランスという言葉があります。
仕事と家庭をいかに両立させるかということです。
これは社会に出てからその人生を全うするまでの何十年という、長いスパンで考えるべきなのです。
若いときは仕事のウエイトを増やすことです。
圧倒的な量が質を生むことはもはや常識であり、仕事の世界のみならずスポーツや芸術の分野でもそれは立証済み。
ほぼすべての成功者が分野を問わず、若い頃やそのことに関わりあった初期の頃には、圧倒的努力をして能力や技術を体得しているのです。
誰にも負けない、他の追随を許さないくらいの、量に裏づけされた圧倒的努力です。
それから、安定してきたり加速度がついてきたら、徐々に少しずつ仕事からプライベートへとその比重をシフトしていけば良いわけです。
晩年は後継者や後輩が支えてくれれば、ほとんどプライベートを重視した生活が難なくできるはずなのです。
水戸黄門の主題歌ではありませんが、人生、苦あれば楽ありなのでしょう。
「圧倒的努力」。
今からでも遅くありません。
3年間、その「圧倒的努力」に挑戦してみませんか。
あなたの勤めている会社の社長以上に投入した人の勝ちです。
ぜひ、あなたの会社の社長に挑んでみてください。
トラブル防止のために
お客様がせっかく喜んで別荘や田舎暮らし向き住宅の売買が終わった後に、予期せぬトラブルが発生することがあります。
極力、トラブルがないように細心の注意を払っているのですが、年に1~2回くらいはどうしても起きてしまうのが現状です。
今まであったトラブルでは、売主が業者でリフォーム渡しの物件でした。
リフォームの出来栄えが著しく劣っていたためトラブルになりました。
リフォームに関するお客様の注文もどんどんエスカレートしてしまい、収集がつかなくなってしまったのです。
最後は言った言わないの話や仲介業者の監督責任うんぬんという言い争いになってしまいました。
結局この問題は裁判まで発展し、1年以上かけて和解という形での決着になったのですが、ひどく後味の悪い結果となってしまいました。
この件で得た教訓は、弊社が売主の場合以外は、リフォーム渡しの売買での仲介業はやらない方が良いということです。
最近起きたトラブルは、解体渡しの物件でした。
解体そのものは問題はなかったのですが、思わぬところに落とし穴が。
これも売主がれっきとした不動産免許業者でしたので、仲介入った弊社は安心しきってしまっていたのです。
この売主業者が解体を下請け業者にやらせたのですが、この下請け業者が実際に工事をした解体業者にお金を支払わなかったそうなのです。
解体業者は集金できないので、この物件の買主であるお客様のところへ集金に行くという挙行に打って出てしまったのです。
これにはお客様も売主業者も仲介した弊社も寝耳に水。
こんなことは想定外だっただけにお客様は困ってしまい、弊社や売主業者に苦情を言ってくるやら、弊社や売主業者は困惑し弁護士と相談するといった騒ぎとなってしまいました。
解体業者が直接取引契約をしていない買主のところに集金に行くこと自体が、まったく常識を逸脱している違法行為なのですが、だからと言って仲介業を担当した弊社が動くにはいろいろ問題があり簡単にはいかないようなのです。
買主であるお客様に本当に申し訳ない結果となってしまいました。
これからは売主、とくに業者をしっかりと選ばなければならないと肝に銘じました。
それが一番のトラブル防止策なのです。
ダメ会議とは
弊「日本マウント」は、あまり会議はやりません。
必要なときのスポットでやるくらいなのと、毎週月曜日だけ定例で短い会議をするだけです。
といっても、総勢30名足らずの小さな会社ですから、会議と言うほどの仰々しいものは必要ないくらいなのでしょう。
しかし、組織が大きくなるにつれて、やはり目的が明確なしっかりとした会議は必要になってくると思います。
あるセミナーのDMのなかにダメ会議についての記述があり、面白かったのでご紹介します。
タイトルは「ダメ会議の6段階」。
1.懐疑 参加者は全員、「何でこんな会議をするのか」と心では思ったまま始まる。
2.貝議 出席しているだけで、みんな貝のように黙って発言しない。
3.怪議 目的も狙いもハッキリしないから、出席者全員が聞き役に徹する。
4.階議 結局、組織の階層で最も上位の人の意見が支配する。
5.回議 責任はタライ回しにされる。
6.悔議 参加者は出たことを後悔する。
いかがですか?
弊社も気をつけて、このような会議にならないようにしたいと思います。
ちなみにこのセミナーのDMは、船井総研主催の「デキル社長は自立型社員をこうつくる」というタイトルのセミナーのものでした。
DMからもいろいろ学べるところがあるものです。
たかがDM、されどDM。
戦略とは捨てること
ある経営セミナーでのことです。
「戦略とは捨てることなり」。
講師の言葉が会場に響きました。
このときに、「戦略とは何をやるかよりも何をやらないかをまず決めることである」という、以前に読んだ本の中の言葉を思い出しました。
講師の言葉は続きます。
自動車産業での「スズキ」の例。
いわゆる捨てたものは何か。
一つ目は「車種」。
軽自動車以外をほぼ捨てました。
スズキは軽自動車に特化しています。
その結果、「軽」はスズキの代名詞のようなものとなりました。
二つ目は「市場」。
北米を捨てたというのです。
かわりに「インド」でその不動の地位を築きました。
こうして「スズキ」は競争激化の自動車産業で勝ち残ってきたのです。
弊社の戦略はいかに。
何を捨てるのか。
もう一度、じっくり考えてみたいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD_(%E4%BC%81%E6%A5%AD )
不動産販売の不思議
不動産販売をしていると不思議なことに出会います。
理論的に説明することができないことが沢山あるのです。
その一つは今まで長い間、反響がなかった物件に、あるときある瞬間から問い合わせが重なるという珍現象があるのです。
今までまったくといっていいほど反響がなかったのにです。
重なるのが不思議なのです。
そのチャンスを逃してしまうと、その物件は再び長いトンネルに入ってしまうのです。
また再び、反響が全くといっていいほどなくなります。
この繰り返しなのです。
おそらく不動産の売買にも「旬」というものがあるのでしょう。
よく不動産は高額なものなので衝動買いはないとか、じっくり考えて買うものだとか言われています。
しかしそうでない人もいます。
衝動買いする人もいれば、極端な人は物件を直接見ないで買う人もいます。
購入して直ぐに売却する人もいます。
2件どころか3件、4件と別荘を買う人もいます。
以前、小泉元首相が国会の答弁で「人生いろいろ、議員もいろいろ」と言って笑わせたことがありましたが、まさに「お客様もいろいろ」なのです。
これからもいろいろなお客様との出会いを楽しみにしていきたいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%84%E3%82%8D
ゆっくりと流れる時間
信州の松本で仕事を終えて、同じ信州の飯田に移動することになったときのことです。
信州こと長野県は南北に長い県として有名です。
昔よく「馬の小便」と比喩されたことを思い出しました。
松本から飯田に行くのにアクセスがなんて不便なことでしょうか。
高速バスが一番速いということだったのですが、松本駅からだと一旦、松本インターチェンジのバス停まで移動して飯田行きのバスを待たなければいけないとのこと。
携帯電話を使って飯田行きの最短時間のアクセスを調べると、JR特急あずさで岡谷駅まで行き、そこから豊橋行きの普通電車で飯田へ行くのが一番速いことがわかりました。
岡谷から飯田まで実に36駅、数時間かけて行くことになったのです。
高校生の頃に、駅伝などの大会に出場するために利用して以来の、伊那路の普通列車の旅を楽しみました。
木々の緑は美しく、狭いところを走るので、列車にその木々が触れたりするところが、まさに田舎を思わせるのです。
普段、目が回るほど時間に終われて仕事をしている私でしたので、まさに時間が止まったような感覚に包まれました。
新幹線や特急あずさとはまったく違った、のどかでのんびりとした旅となったのでした。
途中で南アルプスの雄大な姿を観ることができました。
そして、珍しい赤い蕎麦の花畑にも遭遇しました。
白い蕎麦の花は見慣れていましたが、真っ赤な蕎麦の花を見るのは初体験。
思わぬサプライズのプレゼントを頂いた気分になりました。
飯田の街は何回か来たことはありましたが、JRの飯田駅はやはり初めてのことでした。
たまには田舎時間で移動し、田舎の風景を眺めながらひと時も良いものですね。
マンションに土壁のリフォーム
弊社「日本マウント」では、別荘や田舎暮らし住宅、ときには都内のマンションに至るまで購入してくださったお客様からリフォームの相談をされることがかなりあります。
関東甲信地方とかなり広い範囲ですので、各地に選りすぐりのリフォーム会社や建築会社とのお付き合いがあり、お客様をご紹介する度に大変お世話になっているのです。
数多くのリフォーム会社の中から厳選したいくつかの会社だけあって、お客様にはとても喜ばれています。
その中でも自然素材でのリフォームを売りにするD社。
都内と信州松本市、鎌倉市で事業を展開しています。
弊社も安曇野市や松本市、そして最近では静岡県三島市でお世話になりました。
信州松本市では大掛かりな古民家のリフォームを成功させ、お客様のみならず地域に人からも喜んでいただいた実績があるのです。
そのD社のK社長が弊社まで来てくださり、今後のリフォームに関する打ち合わせをしました。
その打ち合わせの中での土壁の話。
K社長によると、最近ではマンションのリフォームにも土壁を使う人が増えたとか。
マンションに土壁?
一瞬、驚いてしまいましたが、自然素材にこだわる人が増えている兆候なのでしょう。
体に良いことは勿論、デザイン的にも優れているのだそうです。
メンテナンスも万全だとか。
私はとても興味を持ちました。
古き良き日本の優れた建築素材である土壁。
ぜひ、弊社もお客様に勧めていきたいと思います。
法人売買
あるお客様から相談を受けました。
経営している会社を閉めたいとのこと。
何年も赤字が続いているし、今はほとんど仕事がないし今後の見通しも暗いということでした。
閉めるのにもお金がかかるし、現在ある資産や債務、売掛金など様々な問題も処理しなければできない話なのです。
本来であれば専属の会計事務所が適切なアドバイスをするべきなのでしょう。
しかし、良く考えてみれば、会社を閉めてしまえば、会計事務所としても商売上がったりです。
なかなか閉めることなどはアドバイスすることはしないのでしょう。
不動産売買に関わるときでも、相続税やその他、税金面での適切なアドバイスができていなかったがゆえに、かなり損をしてしまっているお客様に出会うこともあります。
会計事務所や税理士などのコンサルティング能力が問われる時代なのでしょう。
今回のお客様にアドバイスしたことは法人売買です。
上場企業のM&Aだけではなく、中小企業の法人売買も盛んに行われている現実があるのです。
法的に問題がなく、後々のトラブルが回避でき、お互いが良ければ法人売買もいいのかもしれないのです。
ある人にとってはお荷物になるものでも、別の人にとっては貴重なものになるケースもあるわけです。
不動産業をしていると、様々な人に出会い、様々な相談を受けることが多いのです。
余計なお世話かもしれませんが、少しでもお客様のお役に立てれば幸いです。
台風が去って
台風が去りました。
今回の台風の被害も甚大なものでした。
地震に津波、そして台風。
自然の脅威とその破壊力の前には、人間の科学や技術というものは、何て無力なものでしょうか。
私たちの先人達は、その自然と向き合いながら、様々な格闘を重ねながら今の時代を築いてきたのです。
美しい自然も、ひとたびその姿を変えれば、竜虎となって容赦なく私たちに襲い掛かってくるのです。
そんな自然の猛威を目にする度に、いかに日頃の悩みがちっぽけなものだったのか気がつくのです。
今回もたくさんの人々がその尊い命を失いました。
謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。
そのような尊い犠牲があるたびに、人間は謙虚になり反省し、未来に向けて準備をしてきたのでしょう。
そう考えると、過去に犠牲になった尊い御霊のおかげで、今日の私たちがあると言っても過言ではないかもしれません。
この台風の最中、私も信州の高山村で土地の境界の立会いがありその現場にいました。
暴風雨の中、傘も吹き飛ばされてしまい、雨にさらされながらの立会い現場でしたが、土地家屋調査士の方から土地の持ち主、隣地の方まで真剣にその作業に携わってくれました。
こんな時の土地家屋調査士の苦労はいかばかりでしょうか。
その果敢な姿にプロ根性というものを垣間見た思いでした。
責任感というものは、かくも美しいものかと思いました。
私もそんな責任感溢れる人になりたいものです。
時効取得
「時効取得」。
民法で定められている権利ですが、簡単に言うと次のようになります。
自分の土地だと思い込んで、すなわち地人の土地だと知らないで10年間占有していた場合に、その土地は自分の土地になるそうです。
これを善意の時効取得と言います。
他人の土地だと知っていても、20年間占有していた場合に、その土地はやはり自分の土地になるのです。
これを悪意の時効取得と言います。
もちろん、時効取得の裁判をして、その判決を以って登記簿謄本上も所有権が移転するわけなので、そんなに簡単にはいかないのですが。
この時効取得のことは、話にはよく聞いていたのですが、弊社が仲介して売買した土地をめぐって、もしかしたら時効取得の裁判をするかもしれないことになったのです。
他人事ではなくなりました。
法律に照らしあわせば、既に結果は出ているのですが、何事も蓋を開けてみなければわからないのが勝負事の常です。
果たして裁判長はどんな判断を下すのでしょうか。
また、反対弁論はいかなる弁論になるのでしょうか。
弊社の立場は一貫しています。
すべてはお客様のためにです。
裁判途中に和解交渉もあるかもしれませんし、円満に解決できればそれに越したことはありません。
弊社にできることでベストを尽くすのみです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%96%E5%BE%97%E6%99%82%E5%8A%B9