埼玉方面への旅
私は今の会社で仕事を始めた頃は、毎週のように那須高原へ行っていました。
理由は簡単で、弊社「日本マウント」は、最初は那須高原の物件しか取り扱っていなかったからです。
毎週のように行っていましたので、流石に那須高原や塩原温泉郷に関しては、それなりに詳しくなりました。
そのうち、鹿島や鉾田など、茨城県の海側の地域に行くことが多くなりました。
当時、リゾート地は山よりも海に人気が集中していましたが、熱海・伊豆や南房総に比べて、この地域はリーズナブルな中古別荘が沢山揃っていたのです。
昔、「大洋村」と言われていた地域ですが、移住や週末田舎暮らし、そしてサーファーの拠点としてまで、様々な年代層に多用途で人気があったのです。
その後、この地域は担当者に任せて、私は次の地域を開拓することになりました。
次に頻繁に行くようになった地域は長野県でした。
安曇野や白馬、戸隠や飯綱高原、北軽井沢などの地域です。
時代の潮流は海から山へと、その人気が移りつつあったからです。
長野新幹線や特急あずさなどで、長野県の各地を訪れることが多くなりました。
縦に長い長野県ですし、東京からも場所によっては時間がかかることもあり、現地担当者を置くことになり、行く回数も少なくなりました。
最近は首都圏の紹介営業が加速していることもあり、もっぱら東京、神奈川、たまに静岡という場所が多くなりました。
昨日、訪れたところは、西武池袋線の秋津駅、西武新宿線の本川越駅、そして高崎線の神保原駅でした。
今までは足を踏み入れたことがなかった地域です。
マンションや古民家、土地の売買の相談などで訪れたのです。
この仕事の素敵なところは、全国各地のいろいろなところに行くことができることです。
もし、この仕事をしていなかったら、行くこともなかったかもしれない場所もあります。
そう考えると、今まで本当に多くのリゾート地や田舎町を訪れることができたことは、幸せなことだったかもしれません。
電車の旅と読書
昨日からの出張は、まさにちょっとした旅のようです。
金沢、越後湯沢、松代、軽井沢、鎌倉、静岡、藤枝。
仕事とはいえ、電車を乗り継いでの移動は、旅の気分を味あわせてくれます。
情報量は移動距離に比例するといわれます。
目に飛び込んできたり、地元の人から聞く生の情報は、とても貴重なものです。
よく言われるところの、いわゆる1次情報というものになるのでしょうか。
百聞は一見に如かずとはよく言ったものです。
見ると聞くのとでは大違いです。
まさに自分の目で見ること、自分の耳で聞くことの大切さを教えられます。
しかし、移動時間は読書の効用もあるようです。
普段はついついパソコンに手が伸びたり、携帯電話などで話してしまうことが多いのですが、流石に電車の中ではそうすることもできません。
勿論、パソコンで仕事をすることもできるのでしょうが、私は読書に没頭することにしています。
集中して本を読むことができる、最高の環境が、まさしく移動中の電車の中なのです。
かなりの量の本を読破することができます。
そう考えると、旅こそ、最高最大の情報獲得の手法なのかもしれません。
今日から北陸と信州の旅です
今日から北陸と信州の旅です。
といっても、仕事で行くのですが。
初日の今日は金沢です。
何年ぶりの金沢でしょうか。
弊社「日本マウント」では、北陸の物件は取り扱っていないのですが、今回は信州の信濃町の物件の買主が金沢の方だったので、契約業務で行くことになりました。
売主は東京在住の方で、なかなか両者が一箇所で揃うことができない事情もあり、いわゆる持ち回り契約というかたちを取らせていただきました。
金沢のあとは越後湯沢まで移動して、そこで1泊することにしました。
明日は長野市松代で古民家の決済と引渡しの予定です。
その後は、軽井沢で土地の契約が待っています。
軽井沢での土地の契約のあとは東京は戻り、翌日は鎌倉へ行きます。
長野県白馬村の土地の契約があるからです。
長野県の白馬村の土地の持ち主は東京、買主は鎌倉、そして仲介会社である弊社は東京という組み合わせになりました。
鎌倉出の仕事が終わったらその足で静岡へ向かいます。
任意売却物件や収益物件などの件で、売主との打ち合わせがあるからです。
その翌日は、千葉県の船橋、そして横浜での仕事です。
まさに、今日から移動ずくめの数日間になりそうです。
師走ですから、当然なのかもしれませんね。
今月は最後まで走りまくる、超多忙な月になりそうな予感がします。
墓地の隣の物件
墓地の隣にある物件があります。
なかなか、この物件の売却に苦戦しているのですが、墓地の隣というのが障壁になっているようなのです。
やはり、墓地の横というのは抵抗があるのでしょうか。
ものは考えようですが、墓地の横というのは安心だと考える人もいます。
田舎や人里離れた場所でも、彼岸や命日、月命日などでお墓を訪れる人がいるからです。
墓地の近くは縁起が良いと考える人もいるようです。
不動産的な観点から言えば、墓地のあった場所には、建物が建つ可能性はほぼありませんから、そういう意味では隣の土地が転売され、どんな建物が建ち、どんな人が住むのか心配する必要がないのです。
日照が悪くなる心配もありません。
変な人が引っ越してくる心配もないのです。
家を買ったり建てたりするときに一番心配することは、近隣の状況や今後のリスクなのです。
東南の角地が好まれるのは、道路があるために、隣接する建物による日照の問題が緩和されるからです。
また、その道路が隣の家の雑音なども緩和する役割を果たします。
そう考えると、建物が建つ心配がない墓地が隣接していることは、考えようにもよりますがメリットも少しはあるのかもしれません。
価値観が違えば、物の価値も当然違ってくるものでしょう。
一般的には墓地の隣の物件は、相場より安く購入できるので、お買い得な物件だとも考えられます。
査定依頼の増加
最近の傾向ですが、少し前に比べて、リゾート物件や田舎暮らし物件の査定依頼が増えてきました。
これはきっと、売りたいと思っている方が増えているのだと思います。
使わなくなってしまった別荘や中古住宅を、そのままにしておくことほど、もったいないことはありません。
定期的に空気を入れ替えないと、あっという間に傷んでしまうからです。
しかも加速度的に傷みは進行します。
基礎までやられてしまえば、建物としての価値はなくなります。
そうなると解体費用分、土地の価格からマイナスになってしまうわけです。
本来、しっかりと管理していればプラスになるものが、その分マイナスになるのですから、単純に計算しても2倍以上の損になってしまうわけです。
建物の価値は、直ぐに使えるからこそのものであり、手直しが不必要な建物こそ、その価値は倍増するのです。
土地だけの流通は、かなり厳しいものがあります。
今の時代、土地を購入して新築の別荘を建てる人がそれほど多くないからです。
あくまでも弊社の統計ですが、中古別荘と土地の流通量を比べると、土地のそれは建物があるものに比べて十分の一くらいとなってしまっています。
そういった今の傾向も分かってきたのか、売却の意向を持ち、査定依頼してくる人が増えてきたのだと思います。
使っていない別荘や田舎暮らし物件をお持ちの方は、ぜひ査定だけでも依頼してみることをお勧めします。
弊社は査定や調査などは、一切、無料ですので、お気軽にお尋ねください。
事故物件について
ごくまれなことですが、「わけあり物件」を探している人もいます。
「わけあり物件」は、いろいろな理由があって売却に出された物件です。
一番の特徴は、市場価格よりも極端に安いということです。
価格重視で物件を探している人は、この「わけあり物件」に興味を持つわけです。
「わけあり物件」にもいろいろな物があります。
道路に接していないために再建築が不可能な物件。
違法建築のため、容積率や建蔽率をオーバーしており、購入時の銀行融資が不可能な物件。
墓地に隣接している物件。
反社会的団体の事務所に隣接している物件。
建物が他人の土地に越境している物件。
市街化調整区域の農家住宅のため、再建築が不可能な物件。
他にも、まだ、いろいろな「わけあり物件」がありますが、心理的瑕疵がある物件すなわち「事故物件」といわれる物もあるのです。
これは、自殺や他殺、事故死などがあった物件です。
あるいは病死でも、そのまま放置されていた物件なども該当します。
こんな「わけあり物件」でも、探している人がいるのです。
世の中広いと言ったらいいのでしょうか。
私が前に聞いたところでは、職業が外科医で、全く気にならない人もいたそうです。
このような「事故物件」を専門に紹介しているサイトもあるそうです。
そういう「事故物件」でも興味がある人は、物件の概要に「心理的瑕疵あり」とか「告知事項あり」という表示がありますので、電話などで詳しく確認することをお勧めします。
案内ラッシュが続きます
今週は3連休という暦もあってか、週末は案内ラッシュの予定です。
香港からも2組のお客様が、信州の物件を見に来る予定です。
晩秋の信州の秋は、また素敵な魅力ある季節なのでしょう。
八ヶ岳や安曇野の人気は相変わらずです。
弊社「日本マウント」の注目度ランキングでは、今年は八ヶ岳が常に上位を独占してきた1年でした。
たまに割って入るのが、安曇野など信州の他の物件であったり、那須高原や塩原温泉郷などの物件だったりしてきたのです。
震災以降は、山の人気が海の人気を圧倒してきたのですが、まだまだこの傾向は続きそうな予感がします。
この時期の案内ラッシュは、勿論、連休があるということもありますが、冬になる前の駆け込み需要ということもあることでしょう。
リゾート地や田舎暮らし向きの地方などは、冬は冬の魅力があるのですが、どうしても寒くなると出不精になったり、消極的になってしまうのは仕方がないことかもしれません。
東京でも、いよいよ、コートが必要な時期になってきました。
あと10日あまりで師走ですね。
晩秋が楽しめるのもあとわずか。
今週末の案内ラッシュで、良い結果が出ることを期待します。
茅葺き屋根
信州の古民家には、まだ茅葺き屋根のものがあります。
流石に、その数は少ないのですが、まだまだ現存するのも事実です。
古民家をお探しの方は、喉から手が出るほど欲しい一品かと思います。
しかし、この茅葺き屋根には少しばかり問題があります。
手がかかるということです。
しかも、専門の職人に頼まなければなりません。
その、職人の数が激減しているのです。
もはや、茅葺き屋根を持つ家はごくまれです。
職人も、仕事として成り立たなくなってしまったわけです。
信州の古民家が多くある地域でも、よく見かける光景に、茅葺き屋根にトタンなどを被せてしまった家の数々です。
もったいないと思うと同時に、仕方がなかった、時の流れという事情があったのでしょう。
少なくなってしまった職人による、修理や保全のための手入れには、時間とお金がかかるからです。
それでも、茅葺き屋根を求めている人がいるのだから、古民家というものの人気は凄いものだと思います。
確かに、茅葺き屋根はともかくとして、黒光りした太い柱や梁には魅力がありますし、観る者を圧倒する迫力があります。
日本人として心引かれるものがあるのです。
益々、希少価値となり、その存在感を増し続ける古民家の扱いを、これからも増やし続けていきたいと思います。
農業資格が取得できる中古住宅
それほど数は多くありませんが、農業資格が取れる中古住宅があります。
市町村によって違いますが、ある一定の農地を取得するか賃借して、農業をやることによって農家資格が取れるのです。
その資格があれば、農地の購入ができることになります。
逆に、農業資格がなければ、農地を購入することができません。
厳密に言えば、所有権移転登記ができないのです。
その場合、苦し紛れに、所有権移転の仮登記をすることによって、ある程度の権利の保全をすることをしてきました。
このときに問題になるのは、次に転売することが難しくなることです。
転売のときに、前の持ち主の協力が必要になってきてしまうのです。
自分が使う分には、ほとんど問題はないわけですので、こういう方法で農地を仮に取得して、家庭菜園をしてきた人もいました。
先日、長野県のある地方で中古住宅を購入したお客様がいました。
このとき、売主の好意で、農地を約700坪程、おまけで付けていただいたのです。
この買主は、他にも農地を取得し、実際に農業をやることを前提に、農業資格を取得する予定でいます。
埼玉にも、農業資格が取得できるほど広い農地が付いた中古住宅の売却相談がありました。
田舎に住み、本格的に農業に挑戦したい人にはピッタリの物件かもしれません。
近いうちに、ホームページでご紹介できる予定です。
リゾート地の雪景色
先日、弊社「日本マウント」が得意とするリゾート地や田舎に雪が降ったようです。
秋が深まり、もう冬が近づいてきています。
もう少し秋を楽しみたいと思っているのは、私だけではないでしょう。
リゾート地や地方の田舎は、春夏秋冬でそれぞれ魅力があります。
いつが一番とは決めがたいほど、それぞれの季節にはそれぞれの味があるのです。
勿論、紅葉が美しく、過ごしやすい秋は素敵な季節です。
山の幸、海の幸も、この季節には大活躍です。
冬は冬で、また魅力がいっぱいです。
私はリゾート地の雪景色の美しさに、何度も心を打たれました。
澄んだ空の青と雪の白のコントラストには、何度も感動させられました。
晩秋や冬の温泉も最高です。
露天風呂など、外気が寒いほど、温泉の魅力は高まるわけです。
雪が舞っていたりすれば、それこそ最高の環境が整うわけです。
そんな至福のひと時を、私は幾度となく体験しました。
最近では、冬に目的の物件を見て、購入を決めるお客様も増えてきました。
冬こそ、その物件の本当の価値を判断する一番の季節なのかもしれません。
一番厳しい環境での、その物件の状態を見ることこそ、正確な判断の基準になるという考えです。
これからの季節も、ぜひ、リゾート物件や田舎暮らし物件を楽しんでいただきたいと思います。