カンニング事件に思う
世間を騒がせている「カンニング事件」
逮捕された仙台の予備校生も、こんな騒ぎが大きくなるとはよもや考えてもいなかったことでしょう。
インターネット全盛の時代だからこそ出来たカンニングの手法だったのでしょうが、逆にそのインターネットが仇となり騒ぎが大きくなったのが何とも皮肉な結果です。
今や不正はけして隠すことが出来ない時代。
少し前の話になりますが、食品偽装や介護保険の不正受給なども、内部告発なども含めてやはりインターネットによる情報公開が騒ぎを大きくし社会問題にまで発展したのでした。
恐らくと当時の問題となった会社の張本人も、やはりあれほどまでに問題が大きくなるとは考えていなかったに違いないのです。
今回のカンニングの張本人は、友達に話によればカンニングなどしなくても十分、合格するだけの実力があったというから、今頃きっと後悔していることでしょう。
カンニング防止に関してマスコミは騒ぎ立てていますが、私はもっと違うところに問題があると思うのです。
善悪をしっかりと教えること。
損得よりも善悪を優先することの重要性を教えるのです。
損して得を取れとは商人道の教えですが、もちろん人生にもあてはまります。
急がば回れという言い回しもありますが、人生とは正しいことをするものが最後には必ず勝つということを、大人が子供にしっかりと教えるべきだと思います。
損するように見えてもそれは損ではないことを。
負けたように見えてもそれは負けではないことを。
「先義後利」という言葉がありますが、やはりそういったことをしっかりと教えるべきだと思うのです。
これからの時代、とくにそのことが大切だと感じます。
ジャスコが消滅する日
ジャスコ、サティという名前で親しまれてきた総合スーパーが「イオン」に統一されることになったそうです。
したがってジャスコやサティという屋号は消滅するのです。
知名度は高いブランドだっただけに一抹の淋しさがありますが、これも時代の流れなのでしょうか。
そういえば「ナショナル」というブランドも消滅し、「パナソニック」に一本化されたのも記憶に新しい出来事でした。
またファミリーレストランの先駆けであった「すかいらーく」も消滅し、「ガスト」に一本化されたことも思い出しました。
企業というものは時代の変化に対応するのに、社名を変えたり屋号を変えたりして、新たなイメージやブランドを創るのが常套手段なのでしょう。
相変わらず企業の合併も次々に進んでいますし、今回のような同じ企業内での屋号の統一なども今の時代の主流なのかもしれません。
やはりシンプルな方がいいのでしょうか。
コンビにも再編が加速していて、弊社「日本マウント」の会社の近くの「am/pm」もいつのまにか「ファミリーマート」の店舗に変わっていました。
「変化こそ普遍の真理である」
形あるものは必ず変わるということなのでしょう。
時代は必ず変わり、流行は刻々と変化し続けるのです。
僅かな変化も敏感にキャッチでき、それに対応できる柔軟性が求められるのです。
「強いものではなく変化に対応できるものが生き残る」
ダーウィンの言葉が頭を過ぎります。
駅伝名門校
長野県の佐久地方に私立「佐久長聖高校」という高校があります。
今や言わずと知れた高校駅伝名門校です。
都大路における全国高校駅伝での優勝、準優勝、入賞の常連校として、年末のテレビによる駅伝中継ではもはやその活躍は見慣れたものとなりました。
圧巻なのは正月の箱根駅伝での卒業生の活躍です。
今年の箱根駅伝では活躍する選手の映像が出るたびに、その卒業校の名前で「佐久長聖」という文字が何度となく登場していました。
実はこの佐久長聖は最初から強かったわけではありません。
長野県はもともと駅伝後進県だったのです。
私が長野県代表として都大路で走った2年間は、その順位は恥ずかしながら下位の方でした。
当時は圧倒的に九州や四国勢が強かったのです。
いわゆる西高東低というやつです。
冬は寒さが厳しく雪も多い長野県や東北よりも、温暖な気候で冬でも十分トレーニングができる九州や四国地方が強いのは当たり前という風潮があったのも事実です。
では何故この佐久長聖が強くなったのか。
専用グランドがなく部員がいないという中で監督に赴任したのが「両角速」さんです。
箱根駅伝や実業団駅伝での活躍を買われて、5年以内での都大路出場を期待されて、無理だと思いながらも、両角監督はグラウンド作りから始めるのです。
石を拾い、草を刈って慣らして苦心して造ったグラウンドは、一周600メートルの最大70メートルも高低差があるクロスカントリーコースとして結果的に偶然生まれたものだったのです。
両角監督は自ら選手獲得の宣伝のため「佐久長聖」というロゴが入ったユニホームを着て、現役選手として各種大会に参加することもしたのです。
そんな中で集まってきた選手は、最初は卓球やバスケットボールの選手だったとか。
しかしほぼ全員が寮で過ごす中、毎日ミーティングを重ね、徐々に強くなっていったのです。
それはプロ野球の野村監督やマラソンの瀬古選手を育てた中村監督に似ています。
すなわち人生観を教え、礼儀やマナーなどの人間としての基本を教えたのでした。
4年後に都大路初出場4位入賞という快挙を達成して以来、連続出場、常に優勝争いに絡み、ほとんど入賞するという、まさしく「名門」として駅伝界に君臨することとなったのです。
今年から母校の東海大学で駅伝部の指揮を取ることになったという両角監督。
正月の箱根駅伝の楽しみがまた一つ増えました。
ウォーキングの勧め
私は長野県の出身です。
そして今の仕事でも長野県を任地として、リゾート物件や田舎暮らし向き物件を主に扱っています。
私の故郷である長野県は一般に長寿県としても知られています。
理由はいろいろあると思うのですが、水や空気が綺麗なことや温泉がいたるところにあり、この温泉を楽しむことが生活の中に定着していることだろうと分析しています。
漬物など塩辛いものが食卓に多いのも、普段から温泉に浸かって汗を流しているからなのです。
そして豊かな自然。
自然を観たり触れたりすることが、ストレスを解消し、様々な肉体的精神的な疲れを癒してくれているに違いありません。
出身地の宣伝はこれくらいにして、意外と知られていないのが、東京都都民も長寿だということです。
これは何故でしょうか。
医療施設が充実しているのも、その理由の一つかもしれません。
しかし、私が地方にも東京にも両方暮らしてみて思うことは、東京都民は地方で住む人に比べて圧倒的に歩く量が多いということです。
電車や地下鉄やバスで移動することが多いため、必然的に駅やバス停まで歩くことになります。
逆に今や地方はほとんど車社会です。
極端な話ですが、家から出て一歩も歩かないで車で移動し用が達せられるような社会なのです。
私が地方で生活していたときがまさしくそうでした。
ほとんど歩かないわけですから健康に良いはずがありません。
最近、私は毎朝ウォーキングをしていますが、やはりすこぶる体調が良いのです。
東京の長寿の秘訣は間違いなくこんなところあると思うのです。
後は刺激が多いことでしょう。
銀座や六本木、渋谷や原宿まで足を延ばせば、時代の先端を行くファッションや街並みなどに遭遇できるのです。
百聞は一見に如かず。
この刺激が長寿に役立っているに違いないと勝手に解釈している私です。
大型書店での行動
九州に出張で行ったときのことです。
商談の待ち合わせ時間まで少し時間があったので福岡駅前の駅ビルに入ってうろうろしていたところ、紀伊国屋書店があったの立ち寄りました。
大学生の頃、新宿の紀伊国屋書店に行くことが多かったので、その名前がとても懐かしかったのです。
福岡の紀伊国屋書店は、普段、私が東京で立ち寄る本屋の規模に比べてその大きいこと。
本の種類も豊富でそれに見入ってしまい、つい時間が経つのを忘れるほどでした。
最近、読んだ本に「プロフェッショナルマネージャー」という本があるのですが、これは「ユニクロ」の柳井さんが生涯であった最高の良書と言っている有名な本です。
解説でその柳井さんが「自分は活字中毒であり、本を読んでいないと不安でしょうがない」と綴っていたことを思い出してしまいました。
私ももしかしたら今は「活字中毒」かもしれません。
九州の福岡まで来て立ち寄った本屋で、あれも読みたいこれも読みたいという衝動に駆られ、つい荷物になるにもかかわらず何冊も購入してしまったからです。
そういう私も昔から本が好きだったわけではありません。
まず高校卒業までは読書嫌い。
必読書を読んで感想文を提出するのにも、あらすじやあとがきを読んでは適当に書いていました。
大学時代はかなり読書に励みましたが、社会人になってからはまたさっぱり読まなくなりました。
最近になって管理職になったり経営の舵取りをしなければならない立場になり、必要に迫られて読むようになったのです。
今はその読書にはまっています。
しかし世の成功した経営者などの読書量に比べれば、今までのハンディがあるために、その絶対量はまったく足りないという実感を持っているのです。
まだ遅すぎることはないのでしょう。
益々「活字中毒」となり、本を読み続けたいと思います。
東京マラソンの結果に思う
東京マラソンで公務員の川内さんが、2時間8分台の好記録で優勝し世界選手権代表の内定を勝ち取りました。
この結果が実業団に衝撃を与えたのです。
ほとんどプロの選手と言っていいのが実業団に所属する選手。
待遇がまるで違うのです。
練習環境も当然優遇されています。
適切な指導をしてくれる優秀な指導者もいれば、切磋琢磨、共に競い合うことができる同僚たちもいるからです。
もちろん整備されたグランドや数多く行われる合宿などのメリットも多いことでしょう。
今回の川内さんを例にとっても、単純に練習量だけを比較すれば、実業団に所属する選手の半分だったというから驚きです。
これだからスポーツや勝負事は面白いのかもしれません。
勝負は下駄を履いてみなければわからないのです。
しかし実は実業団選手にもデメリットがあるのです。
それはチームの事情で駅伝を優先しなければならないのです。
マラソンに絞って練習することができないのです。
駅伝の練習とマラソンの練習は全く同じではないのです。
世界を狙うというレベルでは、もはや「二頭を追うものは一頭を得ず」なのでしょうか。
もしかしたらここでも「ランチェスター戦略」?
人間は指示されてやることよりも、自分で考えてやることの方が圧倒的に効率がいいそうです。
完璧に作られたトレーニングメニューをただこなすよりも、自分で考えて作ったトレーニングメニューを黙々と一人でこなし続けた市民ランナーに軍配が上がったのです。
「小が大に勝つ」
ビジネス界のみならずスポーツの界でも、そのことが実証されました。
ある市の試み
私は普段は全くテレビを観ることがありません。
単身赴任で過ごす自分の部屋にはテレビがないからです。
たまたま出張で泊まったホテルで観た番組の中で気になるテーマが放映されていました。
地方のある市では駅の周辺に病院や学校、スーパーなどを整備して、その周辺に市営住宅を移したり建設したりしているそうです。
来るべき人口減少時代や高齢化社会に備えてのことだとか。
郊外の市営住宅から人を移動させているのです。
人口が減り、高齢化が進むと必然的に税収が減るのだそうです。
駅周辺に集中させることによって、整備するべきライフラインが節約できるというのです。
新しく建てられる市営住宅は独り者高齢者がコミュニケーション不足で寂しくないように、共用部である廊下から見えたり声をかけやすいような造りになっているのです。
昔は駅周辺にしか家や商業施設がなかったのに、人口が増えるにつれてどんどんと郊外に家が建ち、大型スーパーができていきました。
人々もプライバシーというものが尊重され、外からは見えないことが重視されてきたのです。
それがこれからは昔のように駅周辺に集中し、プライバシーよりもコミュニケーションが志向されるというのです。
昔に戻る。
いわゆる回帰ということなのでしょうか。
そういえばあれほど郊外の大型店の出店を続けてきた「ユニクロ」や「しまむら」、「ヤマダ電機」なども駅中や駅近に小型店を出店し始めました。
まるで今はシャッター通りとなってしまった昔の駅近の店のようです。
住宅も今や自然素材、古民家などが人気となりつつあります。
まさに昔に戻るという兆候なのでしょう。
未来を読む鍵となりそうです。
デッドオーシャン
ブルーオーシャン。
青い海。
真っ青な汚れのない綺麗な海を想像します。
競争のない市場を表します。
レッドオーシャン。
赤い海。
赤い血で染まった海、すなわち競争が激しく、戦い血を流してその血で青い海が赤く変わってしまったことを連想します。
競争が激しい市場。
デッドオーシャン。
死の海。
競争が激しすぎる市場。
今やあらゆる産業や市場がもはやデッドオーシャンとなる時代です。
その中でいかに生き残るのか。
いかに勝ち残るのか。
一人勝ちの時代、あるいは一強百弱の時代とも言われています。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと言いますが、今こそ真剣に歴史の中から今の時代を乗り越える叡智を学ぶべきときではないかとつくづく思うのです。
今までの経験のすべてをリセットし、何処までも謙虚にそして素直に。
歴史の中から学ぶべきであると強く思うのです。
学ぶのに遅すぎるということはないのでしょう。
まだ間に合います。
不動産業界の潮流
5700万対5000万。
前者が日本に建つ家の戸数、後者が世帯数。
差し引き700万の家が空き家になっているというのです。
理由は単純。
世帯数の増加を住宅の増加が上回っているからです。
この傾向は続くどころか加速するといわれています。
将来は空家ラッシュになるというのです。
理由はやはり単純です。
人口は減少し高齢化が加速するからです。
日本の中心企業の国際化にともな海外移住も増えるでしょう。
空き家が増えると犯罪の温床にもなるし、みてくれも良くないので、政府が手を打ちます。
税金です。
新築よりも中古再生を優遇するのです。
そうなるとまずアパート業界が行き詰まります。
人口が減ればただですらアパート入居者が減るのに、中古住宅が優遇され安く流通したり、空き家を賃貸したりするようになれば、そちらを買うか一戸建てを賃借するでしょう。
投資という観点からもアパート経営の限界が見えてきます。
アパートは実は意外とつぶしがきかないのです。
いざ売ろうとすれば、満室で新しくて駅に近くなくては売れません。
古いものは解体するにもお金がかかり、下手に入居者が残っていれば立ち退き料もかさみます。
事件や事故が起きる確率も普通の建物よりも高く、ひとたび起きてしまえば入居者は減り、転売もむずかしくなるというリスクがあるのです。
相続対策を売りにしたアパート建設ラッシュの終焉と販売会社の破綻の日は近いことでしょう。
次にプレハブメーカーが行き詰まります。
時代は確実に新築から中古へとシフトするからです。
ただですら少なくなる新築も個性の時代ですから、画一的なプレハブメーカーでは家を建てなくなるでしょう。
今、建てている家はいずれも耐久性を謳った100年、200年住宅であるとすれば、今後は人口が減ったり高齢化が加速することを考えれば、新築の需要が減ることは確実とされているのです。
これが私が考える、今後の不動産業界の潮流です。
そういえば英会話のNOVAとかを例にして、テレビでガンガン宣伝している企業は危ないということを言った人がいました。
最後のあがきだとか。
某アパートメーカーの宣伝が気になります。
渡邉美樹さんに期待する
ワタミ会長の渡邉美樹さんが正式に東京都知事選挙に立候補を表明して、はや10日間が経ちました。
本命とされていた現石原慎太郎東京都知事は、どうやら再出馬はないと噂されています。
渡邉さんのことやワタミのことは、このブログでも何回ともなく触れてきたので、もうここで改めてご紹介することもないと思います。
以前に弊社が所属する不動産協会の講演会でその講演を聴いたときに、首相公選制になったら出たいと意欲をにじませていたことを思い出しました。
東京都知事選挙は首相公選制の前哨戦なのでしょう。
時は熟したと考えたのでしょうか。
「経営を東京の政治に持ち込み、最大多数の幸せを実現したい」
「高齢者が安心できる社会」「若者が夢を描ける社会」
を旗印として掲げています。
奇しくも「東京を経営する」という本の出版も重なりました。
以前に聞いた話ですが、こんな話を思い出しました。
もし今、地球上で天変地異や大戦争などが起きてすべてが跡形もなく消え去ってしまったとしたらという話です。
そのときに再び今のような地球を再現するために先頭に立ってリーダーシップを振るうのは、政治家や学者ではなく経営者であるというのです。
しかも創業者たちであろうと。
渡邉美樹さんもバリバリの創業者オーナーです。
ゼロからあのワタミグループを創った逸材です。
渡邉美樹さんに期待します。