15分前出勤率を高めたい
私は会社の始業時間の15分前には出勤することを奨励しています。
仕事は最初が肝心なのです。
万全の準備を整えて、1日のスタートをするべきです。
多くの成功本やコンサルタント、成功者の共通の認識があります。
その会社の15分前の出勤率と業績は比例するというものです。
なるほど、15分前出勤率とは、その会社の社員のモラルの高さや労働意欲の高さを測るものさしなのかもしれません。
交通機関の遅れを理由に、出勤が遅れるという連絡が入ることもありますが、15分前出勤や30分前出勤を心がけていれば、大抵の場合は遅れることはないのです。
お客様との待ち合わせ時間や大事な商談の待ち合わせ時間も、普段の時間に対するモラルや価値観が影響するものです。
常に相手のことを考えて、余裕を持って行動することを習慣にしていれば、仮にアクシデントがあっても約束の時間には間に合うはずなのです。
私はよくタイムカードの打刻のことで社員を注意することがあります。
出勤時のタイムカードの打刻は、席についてパソコンの電源を入れて仕事がスタートできるようになってから打刻するのが常識です。
退社時にはタイムカードの打刻をしてから、パソコンを片付けたり、着替えをしたりして退社するのがやはり常識なのです。
私が指導しなくてもこれが出来ている社員はそれなりの社員であり、前職の会社での指導や教育がきっとしっかりしていたのだと推測出来るのです。
始業時間ギリギリに出社する社員や、早く出勤すると損をすると考えている社員は間違っています。
そういうものの考え方は、大切な自分の人生を切り売りする、それこそ損な人生を送っている損な人なのだそうです。
これは楽天社長の三木谷浩史さんの考え方です。
私もこの考えには同感します。
朝早く出勤し、積極的に掃除したり始業前の準備をしている社員を見て、悪い気がする経営者はいないでしょうし、ついつい応援したくなるのが普通だと思うのです。
私も例外ではありません。
そういう社員は応援したくなりますし、成長することを期待して目をかけたくなるのも事実です。
人間は感情の動物であると自覚するのです。
どうせ働くならば15分前出勤、30分前出勤を心がけましょう。
最も効率が良いとされる早朝に集中して仕事を片付けてしまいましょう。
準備万端で仕事に取り掛かれば、そして余裕を持って始動すれば、きっと今以上の結果を出すことが出来るに違いないのです。