不動産業界の未来
業界専門誌によると、ここ10年間で全国の不動産会社の約50パーセントが廃業しているというデーターがあるそうです。
少しショッキングな数字でした。
減っているとは知っていましたが、まさかここまで減少傾向が加速しているとは驚きでした。
よく聞くのは、後継者がいないという理由で、地方の小さな不動産会社が廃業するケースです。
また、大手不動産会社のチェーン店が増えてきたり、フランチャイズが増えたりして、競合が激化することにより、業績不振による廃業のケースです。
昔ながらの衣料品店や八百屋、喫茶店、文房具店、本屋、床屋などが街から消えていったのと同じ現象でしょう。
インターネットの発達が、その傾向を更に加速しています。
不動産業界も例に漏れず、というよりも最もその恩恵を受けた業界の一つかもしれません。
高額商品だけに、事前に入念に情報を入手したいと思うのは誰もが同じです。
弊社「日本マウント」のお客様でも、地方の田舎暮らし物件を、同じ地方の人が弊社を仲介して購入するケースが増えてきました。
今まででは考えられない現象です。
集客を制する者が、現代ビジネスを制するという話を実感します。
これから益々、不動産業界は変化していくことが予想されます。
地方と都会、賃貸と売買、仲介と買取転売、不動産と建築・リフォームなど、それぞれの垣根が取り払われていくことでしょう。
良く言われる、1番しか生き残れない、特色がなければ生き残れない、何か強みが特化されていなければ生き残れない時代なのでしょう。
場所を問わず、国を問わずという時代も、もう目の前です。
努力し続けるしかありません。