本を読む時間はこう作る
私は弊社の社員に本を読みなさいと、ことあるごとに言い続けています。
会社には自由に借りていける本が数百冊、並べてあります。
そして、毎月、十数冊ずつは確実に増えていきます。
しかし、なかなか読んでくれる社員が少ないのが現状です。
新聞や雑誌を読んだり、ネットを見ているから本など読まなくても良いという人もいます。
本当にそうでしょうか。
以前に読んだ本の中に、新聞は点で、雑誌は線、そして本は面であるという主張がありました。
本には本の良さがあるのです。
時代が変わっても読み継がれている本も沢山あります。
かの松下幸之助さんが、聖書の箴言を毎日、1章ずつ読み続けていたという話を聞いたことがあります。
運命を変えた本に出会ったという話も、良く聞く話です。
本を読む時間がないという社員には、私の読書時間算出法を伝授することにしています。
まず、通勤時間、移動時間に読みます。
電車では座って居眠りをしている暇はありません。
座るから寝てしまうのであって、立っていればいくらでも本を読むことができます。
待ち合わせ時間には30分前に行き、相手が来るまでの時間、本を読むことです。
そうすれば、相手を待たすことは決してないことでしょう。
30分前に着くことを目標にしていけば、余程のアクシデントがないかぎり、遅れることはありません。
万一、相手が遅れてきたとしても、待っている時間に本が読めると思えば、イライラすることもありません。
こうして、私は1ヶ月に10~20冊は本を読んでいます。
知識は力です。
ぜひ、弊社の社員には、読書の習慣を身に付けて欲しいものです。