成長著しい社員とは
ちょうど去年の今頃だったでしょうか、1月から新しい組織でスタートするために、全営業マンを面接したことがありました。
事務所も新しくして、決算期も今までの1月末から、暦と同じ12月末へ変えての新たなスタートをしたのです。
早いものであれから1年が経つのです。
1年前の面接のときに、実績が3ヶ月0ならばレッドカードで退場というルールだったため、退場を勧告すらかしないかという、いわばギリギリの状況に追い詰められていた営業マンが何人かいました。
その営業マンたちは、それぞれ大きく成長し、今年の同じ時期には、もはやそういった心配などどこ吹く風といった如く、快調に実績を積み上げています。
この1年で実績を大きく伸ばした営業マンもいれば、逆に大きく下げた営業マンもいました。
その中で実績を伸ばした営業マンは、きっと1年前に、首になるかならないかという、切羽詰った危機感を持って、必死になって頑張ったからなのかもしれません。
あるいは、結果が出ない事実をしっかりと直視して、課題に正面から取り組んだのかもしれません。
それとも、諦めずに日々の地味な基本業務をコツコツとやり続けたからかもしれません。
いずれにしても、この1年で大きく成長し、実績を伸ばしたことは事実なのです。
ここで、驕り高ぶることなく、まだまだ力不足であることを謙虚に自覚して、更に努力精進していくことが出来れば、きっと来年はもっと良い年になるに違いないのでしょう。
逆に傲慢になってしまえば、一瞬にして1年前と同じように、奈落の底に突き落とされてしまうことでしょう。
勝負の世界は厳しいものなのです。
それは、生き馬の目を抜く戦いを強いられる、不動産業界の営業の世界でも同じです。
一寸先は闇なのです。
油断は禁物です。
さあ、しっかりと1年を締めくくり、新しい希望の年になるよう備えましょう。