中日ドラゴンズの優勝
プロ野球セリーグのペナントレースを中日ドラゴンズが制しました。
一時は10ゲームあった差をひっくり返しての優勝です。
ヤクルトが独走しているときには、誰がこのような結果を予想したでしょうか。
昨年も8ゲーム差を逆転しての優勝ですから、今年で2連覇した中日の強さは本物でしょう。
驚くのは昨年も今年も勝負は9月だとしてそこに標準を定め、大差のゲーム差も想定内だったということです。
ベンチはけして慌てずに、夏場の投手のローテンションを少し余裕を持たせて守り続けていたそうです。
野球は投手力で決まるとはもはや定説。
しかもペナントレースなど長期戦となれば当然です。
中日の勝因はまったくぶれることなく、この投手力を万全とする体制を創ったことによるものなのです。
監督は現役時代、前人未到の三度の打撃三冠王となった天才「落合博満」さんです。
打撃の天才は打撃ではなく投手力を強化したのです。
流石、天才は勝つためには何をするべきかを見極めていたのでしょう。
野球の本質をしっかりと見抜いていたのです。
本質こそ大事です。
得てして表面的な派手なことに目を奪われるのが人間の性なのでしょう。
派手で面白い野球と勝つ野球は違うのでしょうか。
人気がないという理由で辞任せざる得なかったと噂される、落合監督の辞任報道。
プロ野球もビジネスだから仕方がないのかもしれません。
しかし、セリーグ2連覇という偉業は中日球団初として歴史に刻まれました。
中日ドラゴンズおめでとう。
落合監督お疲れさまでした。