内村航平選手の快挙
男子体操の世界選手権で快挙が達成されました。
日本の内村航平選手が個人総合で3連覇という偉業を達成したのです。
3連覇は男女合わせて初めてという、まさしく快挙でした。
しかも今回の優勝は2位に大差をつけての完全優勝。
優勝候補だったとはいえ、プレシャーを跳ね除けての優勝は素晴らしいものです。
団体では残念ながら銀メダルに終わったわけですが、この内村選手は最後の鉄棒で成功しても不可能であったという点差を逆転するために、大技に挑んで落下していたのです。
個人総合ではその時点で優勝確実であったにも関わらず、やはり最後の鉄棒でその大技に挑み成功させるのです。
あまりにも完璧で美しい演技でした。
日本が追求してきた「美しい体操」を完成させた瞬間でもありました。
優勝インタビューが素晴らしかった。
「結果を残すために演技したのではなく、美しい体操を見てもらいたかった」。
内村選手の演技の目的は、けして金メダルを取ることではなく、美しい演技を見てもらい、世界の人々に喜んでいただき感動していただくことにあったわけです。
結果が金メダルであり、個人総合3連覇であったというのです。
私たちの仕事の目的もお客様に喜んでいただくことです。
結果が利益なのでしょう。
目的を明確にし、しかもぶれない。
内村選手から大切なことを教えられました。