金の延べ棒
私の故郷は長野県諏訪市。
諏訪湖という大きな湖があるところです。
その諏訪湖に面したもう一つの市が岡谷市です。
昔はスピードスケートやボート、バレーボールなどが盛んで、地元の高校がインターハイ優勝や国体優勝などの快挙を成し遂げていました。
その岡谷市のある会社社長の自宅にある土蔵の床下から、金の延べ簿210本(時価約5億6300万円)と現金約6億7000万円が見つかったというのです。
勿論、資産隠しが目的だあったわけですが、不動産売買をしていると、これほど金額は大きくはないのですが、こういったケースにたびたび出会うことがあります。
私が聞いた話の中で笑い話のようなものもあります。
いくつかの瓶に札束を入れて庭に埋めて隠していたところ、その場所が分からなくなってしまい大騒ぎした話。
夫が不動産売買で儲けた金いわゆる「へそくり」を妻に内緒でトイレ設備のある場所に隠したところ、ある日、トイレが詰まってまい業者が修理に来てその札束を発見。
その業者が血相を変えて「奥さん、トイレの下から札束が大量に出てきました!」と報告して、その「へそくり」が水泡に帰してしまったという話。
やはり古い倉庫の下にお金を隠していたところ、その隠した本人が痴呆もあってかそのことを忘れてしまい、尚且つその倉庫や土地を売買してしまい、購入した業者が倉庫を解体し土地を造成するとき発見した話。
いずれも隠した張本人は、相当ばつが悪かったにちがないでしょう。
悪いことはできないものですね。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2011100303870.html