トラブル防止のために
お客様がせっかく喜んで別荘や田舎暮らし向き住宅の売買が終わった後に、予期せぬトラブルが発生することがあります。
極力、トラブルがないように細心の注意を払っているのですが、年に1~2回くらいはどうしても起きてしまうのが現状です。
今まであったトラブルでは、売主が業者でリフォーム渡しの物件でした。
リフォームの出来栄えが著しく劣っていたためトラブルになりました。
リフォームに関するお客様の注文もどんどんエスカレートしてしまい、収集がつかなくなってしまったのです。
最後は言った言わないの話や仲介業者の監督責任うんぬんという言い争いになってしまいました。
結局この問題は裁判まで発展し、1年以上かけて和解という形での決着になったのですが、ひどく後味の悪い結果となってしまいました。
この件で得た教訓は、弊社が売主の場合以外は、リフォーム渡しの売買での仲介業はやらない方が良いということです。
最近起きたトラブルは、解体渡しの物件でした。
解体そのものは問題はなかったのですが、思わぬところに落とし穴が。
これも売主がれっきとした不動産免許業者でしたので、仲介入った弊社は安心しきってしまっていたのです。
この売主業者が解体を下請け業者にやらせたのですが、この下請け業者が実際に工事をした解体業者にお金を支払わなかったそうなのです。
解体業者は集金できないので、この物件の買主であるお客様のところへ集金に行くという挙行に打って出てしまったのです。
これにはお客様も売主業者も仲介した弊社も寝耳に水。
こんなことは想定外だっただけにお客様は困ってしまい、弊社や売主業者に苦情を言ってくるやら、弊社や売主業者は困惑し弁護士と相談するといった騒ぎとなってしまいました。
解体業者が直接取引契約をしていない買主のところに集金に行くこと自体が、まったく常識を逸脱している違法行為なのですが、だからと言って仲介業を担当した弊社が動くにはいろいろ問題があり簡単にはいかないようなのです。
買主であるお客様に本当に申し訳ない結果となってしまいました。
これからは売主、とくに業者をしっかりと選ばなければならないと肝に銘じました。
それが一番のトラブル防止策なのです。