甲子園が終わって
今年の甲子園は、西東京代表の日大3高が優勝しました。
私は故郷が長野県ですので長野県代表を応援していましたが、一回戦で負けてしまいましたので、人生の3分の2を過ごし、現在住んでいる東京の代表を応援していました。
9回の逆転劇が多く、ハラハラドキドキの甲子園でしたが、最後は優勝候補の日大3高が11対0で決勝戦を制し幕を閉じたのです。
伝統校である栃木県代表の作新学院も健闘しました。
栃木県と言えば、弊社が力を入れているリゾート地、那須高原や日光などがある県です。
この作新学院と言えば思い出すのが、元巨人軍投手「江川卓」さんです。
この江川さんの高校時代の記録は圧巻です。
ノーヒットノーラン9回、完全試合2回。
ボールにバットを当てることすら難しかったとか。
その江川さんも甲子園での勝利にはあまり縁がありませんでした。
やはり甲子園には魔物が潜んでいるのでしょう。
3年の春はベスト4、夏は2回戦敗退。
2年夏は栃木県大会では4試合投げて、ノーヒットノーラン、完全試合、ノーヒットノーラン、最後も延長10回ツーアウトまでノーヒットノーラン。
11回に内野安打され、送りバントにスクイズで負けて甲子園には行けなかったそうです。
歴史に「もし」は禁句でしょうが、もし江川さんが高卒でプロに入って良き指導者に出会っていたとしたら、いったいどんな記録が生まれどんなドラマを見せてくれただろうかと思ってしまいます。
あのような「怪物」は、もう二度と現れないのでしょうか。
いつの時代も甲子園は、私たちに夢を与えてくれます。