つかの間の涼しさか
猛暑が続いた日々も少し一休みなのか、涼しい日々が続きました。
記録ずくめの暑さだっただけにほっとしていますが、それもつかの間、また今日から暑さが戻るという予想です。
当たり前だと思っていたことは、その当たり前が崩れるときにありがたみを感じます。
日頃からその当たり前のことに感謝しなければならないのでしょうが、悲しきかな人間はそのように感じることはなかなか出来ないようです。
考えてみれば世界には一食を食べることができずに餓死している人々がまだたくさんいるのです。
治安が悪く、絶えず身の危険にさらされている国や地域もあるわけです。
日本でも時代によっては、食べるのが困難な時代や戦争で殺されたり殺したりしなければならなかった時代もあったわけです。
私たちの悩みは、ある意味、贅沢な悩みなのかもしれません。
今の悩みから少し離れて、しばし他人のことに想いを寄せてみてもいいのかもしれません。
時代を遡ってあの時代の苦悩を想像してみることもときには必要でしょう。
ほんの小さな幸せに感謝すること。
当たり前であった日常に感謝すること。
どうやら忘れかけていた大切なことに気がついたようです。
多くの先人たちの犠牲の上に、今の時代、今の私たちがあるのです。
ふとそんなこと感じた、涼しい朝のひと時でした。