Sさんのその後
昨年の弊社の忘年会で突然、乱入した元社員のSさんのことは、以前にこのブログでも書きました。
実は、私は3代目のサラリーマン社長。
4年前と少し前の3月に入社したときの同僚がそのSさんなのです。
他社での過去の実績を認められて、直ぐに抜擢されて、その後約6ヶ月間は私の直属の上司でもありました。
そのときはやる気満々で威勢ががよく、後から入ってきた新人をよく怒鳴りつけていました。
その後、実績が上げられず、勤務態度にも問題があり辞めたのですが、一度、復帰してまた辞めるという、なんともちぐはぐな人生となってしまうのです。
そして、昨年暮れの忘年会での突然の乱入。
変わり果てたその姿は、誰もが浮浪者と見間違うほど、落ちぶれた姿になっていました。
そのときに、また今度食事でもいう約束をしたことを、このSさんはしっかりと憶えていて、その後、何回も電話で誘ってきてくれたのです。
こうして実現した久しぶりの再会。
その姿はさらに落ちぶれたものとなっていました。
4年という歳月で、人間はこれほどまでに変わるのでしょうか。
まるで映画かドラマで、過去の回想のシーンからいきなり何十年後かの現代のシーンへ移ったかのような変わりようなのです。
食事の間中、過去の自分の自慢話と他人の悪口ばかり。
お酒を飲み続け、食事にはほとんど手をつけず。
気持ちの持ち方と食生活で、人間というものは、わずか4年間でこんなにも変わってしまうものなのでしょう。
もう、反面教師にするしかないのでしょうか。
また会う約束をして別れたのですが、その後姿は惨めなものでした。
明日は我が身。
自慢は傲慢であり、傲慢こそ滅びの入り口なのです。
そして、他人の悪口は、やはり自滅の始まりなのです。
肝に銘じたいと思います。