上杉鷹山
上杉鷹山。
江戸時代の困窮する米沢藩を、その危機から救い、見事に建て直した藩主です。
元米大統領のJ・Fケネディやビル・クリントンが、最も尊敬する日本の政治家と言われたことでも有名です。
「成せば為る 成さねば為らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」。
これは誰もが知る、上杉鷹山の有名な言葉です。
「国家人民のために立てた君にし、君のために立てたる国家人民にこれなく候」。
今の日本の政治家やリーダーに、最も必要な言葉ではないでしょうか。
もし、上杉鷹山が現代に生きていたらと、つい考えてしまうのは私だけでしょうか。
首相が上杉鷹山だったら、果たしてどんな行動を取ってでしょうか。
恐らく、福島原発の近くで指揮を取り、そこで臨時国会を開催し、国会議員を招集したことでしょう。
自ら先頭に立って、また多くの議員やリーダーを引き連れて避難所を訪れて、一泊や二泊はその避難所で過ごしたことでしょう。
福島産や茨城産の野菜を率先してむしゃむしゃと食べたことでしょう。
そういえば、管直人首相が昔、厚生大臣だったころ、風評被害にあった「かいわれ大根」をむしゃむしゃと食べたことがありました。
あのときの勇敢な「管直人」はいったいどこに行ってしまったのでしょうか。
自己保身にひた走る今の首相は、上杉鷹山とは程遠い存在となってしまいました。
残念で仕方ありません。
現代に再び、上杉鷹山が現れることを期待します。