日本の首相
少し前のことになりますが、計画停電で近くのATMが閉まっていたときの話です。
銀行に行くと、銀行のATMの前は長蛇の列でした。
当然、待っている人たちはイライラしていました。
気が利かない銀行員は、ただ立っているだけです。
すると元気のいいおばさんがその銀行員に噛み付きました。
「なぜ、ATMを閉めているの?」。
「申し訳ありません、節電中なものですから・・・」。
「いつになったら使えるようになるの?」。
「私に聞かれてもわかりかねます」。
このときのやり取りを聞いていた私は、銀行員のまずい対応だなぁと思ってしまいました。
案の定、その元気のいいおばさんは、大きな声で一言。
「管直人みたいなこと言うんじゃないよ!」。
その後も怒りが収まらなかったのか、
「管直人みたいな無責任なこと言うな!」とか、
「まるで管直人のようだ」とか、もう言いたい放題でした。
それを聞いていた、あるおじさんは、
「管直人のようじゃいかんなぁ」と一言。
並んでいた人々はみんな爆笑でした。
これが巷での日本の首相の評判なのです。
その後、先日の辞める辞めないのゴタゴタがあった後は、悲しいかな日本の首相ともあろう人が、ペテン師だの詐欺師などの代名詞となってしまったのです。
ペテン師と言ってこけおろしたその人も、その昔、米大統領を「Trust me」と言ってペテンにかけたその人だったわけですから、ペテン師からペテン師よばわりされた首相は、まさしく大ペテン師ということになります。
これでは日本の未来は希望がありませんし、この国を誇りに思うこともできないでしょう。
一日も早い、希望を持てる首相の誕生を祈願します。