不動産業界の変化
先日の神戸での仕事は、信州の白馬村の別荘の売買契約でした。
白馬村はNHK連ドラの舞台、信州の安曇野のさらに北にあるリゾート地です。
冬季オリンピック長野大会のときに、スキーのジャンプが開催された場所です。
原田選手のあの顔をくしゃっくしゃにして泣きながら受けたインタビューシーンが懐かしいものです。
この白馬村の物件を購入されたお客様が神戸に住んでいらっしゃる方でした。
では売主はというと、これが愛知県に住んでいる方なのです。
弊社は東京の品川です。
今回は売主、買主ともに弊社の担当者がメールでやり取りをして、現地の案内は地元のパート社員にやっていただき、無事に契約にこぎつけました。
ですから、神戸の契約のときに初めて、弊社の担当者と買主の方と顔を合わせたことになります。
愛知県にお住まいの方が所有する信州白馬村の物件を、東京品川にある弊社が仲介して、神戸にお住まいの方が購入したのです。
これが、インターネットによる不動産売買の現実です。
地元である信州の白馬村の不動産会社は介入していません。
こんなこともありました。
長野市にお住まいの方が長野市に所有する物件を、弊社が仲介して、同じ長野市にお住まいの方が購入したのです。
同じく長野市の不動産会は登場してきません。
このときは案内は私がしました。
これが現実なのです。
インターネット時代の象徴的な出来事です。
これから、益々この傾向は加速することでしょう。
最近そのことを強く感じます。